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快晴の朝を迎えました。
ただ気温の方は、少々ヒンヤリ。
でもそれは思いの外気持ち良くて、
その爽快感は何物にも変えられません。
そうそう、昨夜は又、
夜空が大層綺麗でした。
白くて透明感のあるお月様と
(9日が下弦の月)星。
冬の夜空は、
凛としていて大好きです。
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朝は、あんなに良いお天気でしたのに、
いつの間にか、どんよりした空に。
日射しがありませんと、
1年中で 1番昼時間の短い、
この季節の事、一気に暗くなります。
でも大丈夫、蝋燭がありますから。
何だかワクワクし、癒やされます。
こんな高揚感、大切ですよね。
そして今日は、
こんな本を取り出しました。
その本とは・・。遠藤周作著 『ピアノ協奏曲21番』。(写真はスコア)
実はこの本、同じ彼の本で 『協奏曲』 と間違って買い求めてしまったという経緯があります。
ずっと “積ん読” だった、その本を取り出しました。
小説ではなく、エッセイです。
この本の題名である、『ピアノ協奏曲21番』。
勿論、モーツァルト作曲のものを指していますが、エッセイでは思いも掛けない展開に。
その中に・・ “蝋燭” に関する次のような記述も見つけました。
ある実在する実業家の話です。(現在は故人だと思います)
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【ピアノ協奏曲21番】 ・・・ 略 ・・・ 千葉の部隊に入営の前夜、自分が大事にしていた モーツァルトの ピアノ協奏曲21番 のレコードを貰いました。 彼が 第2楽章 のアンダンテを愛している事を 私はよく知っていました。 それは、ベートーヴェンなどとは違い、 全ての思念を排してただ純粋な音だけで 作り上げられたこの世ならぬ美だといつも彼は言っていました。 |
【奇蹟】 ・・・ 略 ・・・ 話も面白かった。 氏の独特の経営方法は素人の私も感嘆するような 独創的なものだったが、舌を巻いたのは、次々と出される、 その奇想天外なアイデアだった。 「いつそんなアイデアを思い付かれるのです」 感心して、そう尋ねると、氏は相変わらず細い眼でにこにこ笑い、 「夜、眠る前です。部屋に楽な姿勢で座って、 眼の前に火のついた 蝋燭 ば置きましてな」 「火のついた蝋燭?」 「ええ。そればじっと見とりますと、やがて無念無想になるとです。 そんな時、良か考えの、ひょいと心に浮かび上がるとですよ」 「ひょいとですか」 「ええ。ひょいと・・・」 山崎氏は私にも 「お仕事の行き詰られた時は」 試してみろと言った。 その時は禅の時のように気張った姿勢を取らず、 楽に、ゆったりと、夢想の気持ちになれる方法だと教えてくれた。 ・・・ 略 ・・・ |
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