【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

昭和という時代のノスタルジア

2014-10-31 18:20:08 | レトロ(素敵)な空間~散策



【秋色に染まりつつある木々】


【わが町の古木(公孫樹)】










・・・『もの寂しい家』 に続く小道を
いつも狂気のように走り過ぎた。
それは長い、薄暗い、樹木がアーチのように
かぶさった小道で、わだちの間には草が密生し、
えぞ松の下には羊歯しだが腰の高さまで伸びていた。
荒れた門の近くには長い灰色のかえでの枝が、
ナンをかかえようとする、
ねじれた老人の腕のように伸びていた。         
                     【「炉辺荘のアン」 第37章】






   終日、雲一つない秋晴れだった昨日から、
  今日は一面、真珠色の空になりました。

   午後になって、ポツン、ポツンと・・1滴、2滴の雨が
  落ちる事はありましたが、それ以上に降る事はありません。

   今日の空は、意外にも耐え忍んでいます。
  そうそう、耐え忍ぶと言えば・・。

   つい先日、“こおろぎも歌を歌い終えた” と言いましたね。
  どうやら私の勘違いだったようで、未だに彼らは頑張って? 
  歌っています。尤も、せいぜい1匹か2匹ですけれど。










【もの寂しい家】







   さて、青空に恵まれた写真は、昨日のものです。
  秋晴れの下、私は、いつものように “ぶらぶら歩き” を。
  そう、これこそ アンエミリー も大好きな歩き方。

   健康のために腕を振り、一目散に前を見て早足で歩く・・。
  そんな歩きは、私には出来ません。

   昭和の面影の残る家を見れば、はたまた野の花に目をやり。
  家に至っては、古ければ古い程嬉しくなったりして。
  色々と忙しいのです。

   ところで前回も記しましたが、
  最近、「もの寂しい家」 に、しばしば出会うようになりました。

   かつては、子供達の笑い声で溢れていたであろう家。
  主(あるじ)を失った家は、今日の 『アンの世界』 の記述の如く。

   まだそれ程年数が経っていないと思われる、
  門の所の伸びた草花は 「萩」。(一番下の写真)

   今はもう茶色になってしまいましたが、
  最盛期は、ピンクで覆われていましたっけ。
  それが妙に物哀しくて。萩も、どこか哀愁のある花ですものね。

   昨日は、秋とは言え日本晴れの空でしたから、
  まだ抵抗なく撮れましたが、「もの寂しい家」 は身につまされます。

   これからもこうした家は増えて行くのでしょうか・・。
  考えさせられます。   

秋を映す枯葉色

2014-10-29 23:56:56 | 四季のスケッチ





【素朴な花とかそけき葉 ~ 「藜(アカザ)」】









「何ていいお天気でしょう・・・
私達に誂え向きじゃないの・・・」
(中略)
「かまわないわよ。
例え明日は日光が消え失せようととも、
今日は日光の美しさを満喫しましょうよ。
たとい明日は別れなくてはならなくとも、
今日はお互いの友情を温め合いましょうよ。
あの長い金緑色の丘を・・・
あの青く霞んだ谷をご覧なさいな。
あれはあたし達のものよ、ダイアナ」                   
                  【「炉辺荘のアン」 第1章】











【午後4時半の空】


【今日の薔薇】







   秋晴れが続きます。
  ただ少々、風が冷たくて日溜りが恋しくなりました。
  この分ですと、今年は冬の訪れも早まりそうですね。

   吸い込まれそうな青い空は、午後4時半の空。
  どうやら明日も晴れそうです。

   ところで、昨日の蕾の薔薇は、今日は僅かに綻びました。
  今日のタイトルは、「秋を映す枯葉色」 ですが、
  白薔薇は殊の外、青空に映えますね。   














   さて、性懲りもなく
  今日も藜の登場です。
  同様に紫蘇も。

   あの白かった花も、
  今では焦げ茶色に。

   それでも芳香は
  たっぷりです。

   藜は兎も角、
  これらは枯葉色を
  していて、白薔薇とは
  全く対照的です。

   客観的に見れば、
  決して美しいとは
  言えない花。

   しかしながら、
  庭の一角を占める
  その場所に、
  どういう訳か無性に
  引き付けられるのです。

   どちらかと言えば、
  くすみ、色彩を抑えた、野趣に富んだ植物たち。

   だからこそでしょうか、癒し色のそれは、
  思わずハッとさせられる程、美しくて。

   そうそう、右斜め上の写真の花は、インウォールクラータ。
  あの夏の日、(虫に食われ)切り絵細工のようだった葉っぱは、
  ここに来て見事に再生。この花に限って枯葉色とは縁がありませんね。     

野の花たちの小さな宴

2014-10-28 22:34:38 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編













『我々にそれを見る目があり、
それを愛する心があり、
それをき集める手がありさえすれば、
我々全ての者にとって
この世界には実に多くのものがある ――
男においても女においても、
美術においても、文学においても、
喜ぶべき、感謝すべき事が
至る所に沢山ある。』   
                  【「アンの愛情」 第37章】









【蕾の薔薇】








   起床時の空は何もない空。
  再び秋晴れが戻って来ました。そして肌寒さも健在。

   こちらは昨日、早くも木枯し1号が吹いて、
  秋もより深まったような気がします。

   そうそう、すぐ上の写真は、『アンの世界』 ではお馴染みの蕾の薔薇。
  絵筆では、つい華やかさを求めて、
  なかなか蕾を描く勇気? がありませんが、せめて生花で。

   それにしても・・蕾の美がある所が、
  「薔薇の薔薇たる所以(ゆえん)」 ですね。










【備前焼尽くし】




                                    【備前焼 & 白薔薇】
   さて、先日、
  散歩に出た折、
  採集した犬蓼(イヌタデ)
  が綺麗に乾燥しました。

   我家にも咲いていますが、
  比べ物になりません。

   花付きがすこぶる良く、
  色も鮮やかです。

   ドライフラワーは、
  花や葉っぱが、やがて
  ポロポロ落ちて来て、
  部屋を汚すのが難点。

   それでも、それを
  補って余りある程の
  効果があります。

   何と言っても
  香りでしょう。

   野草には野草独特の
  香りがあり、
  マトリカリヤなど、
  元々芳香のある花は言うまでもありません。   

   ドライにすると、その香りは、
  寧ろ増しているのでは・・と思える程。

   折角ですので、ここでお茶を頂く事に致しましょう。
  幸い、デパートの北海道フェアで求めた、
  「白い恋人」 もありますし。

   ひと際大きくなった、昨日の白薔薇も一緒です。
  先日の備前焼の珈琲カップに合わせて、備前焼の花瓶に。

   薔薇の優雅な香りプラス、野草の素朴な香り。
  そんな中でのお茶となりました。   

布と薔薇の日々 ~ 召しませ薔薇を

2014-10-27 18:01:27 | 薔薇の追憶














コックロビンは 10月の最後の日
放して貰ったが・・・
(中略)
「春になったらあたし達の所へ帰って
来るかも知れませんよ、リラちゃん」
と、アンはすすり泣いているリラを慰めたが、
駄目だった。
「あんまり遠ちゅぎるんでちゅもん」
と、リラはしゃくり上げた。
アンは微笑し、溜息を付いた。
幼いリラには長く思われる四季が、
アンにはあまりにも早く
過ぎて行くようになっていた。                  
                  【「炉辺荘のアン」 第29章】










【黄昏の空】







   今日は、長らく続いた、
  昨日までの日本晴れとはひとまずのお別れ。

   昨日、未明から降り出した雨は、
  朝には上がっていましたが、一日中、雲の多い空に。

   午後になって暫くは昨日並みの暖かさでしたが、
  その後、風が出て来ました。北風。

   今はやんでいますが、何と木枯し1号が吹いたそうですね。
  例年より8日早いとか。夜は随分、冷えるようです。
  気が付けば、後、数日で11月ですものね。















   
   さて、つい3日前にも記した通り、
  今、続々と白薔薇が開花しています。

   様々な表情を見せる薔薇ですが、蕾状態の時も然る事ながら、
  開いたそれは、白の中に秘めた情熱を雄弁に・・
  何かを語りかけているような気がしてなりません。

   それにしても薔薇の芳香は、どうしてこんなにも
  私達をうっとりさせるのでしょう。

   そんな活きた薔薇には到底及びませんが、
  今日も再び咲いた布の薔薇の花々を。

   こんな風に並べて居ながらにして薔薇に囲まれるのも良し。
  バッグや帽子は勿論、カーテンタッセルにも付けて。

   香りはありませんが、こちらは時と場所を選びません。
  咲かせるのは自由自在。気の向くまま。

   生花と一緒に飾れば、香りだって。
  兎にも角にも薔薇には 「想像の余地」 がたっぷりですね。

白薔薇が奏でる物語

2014-10-24 19:01:51 | 薔薇の追憶













アンは窓の外を見た。
空中には魔術が漂っていた。
かえでの枝越しにちらっと港の青い色が見えた。
芝生に垂れ下がる柳は柔らかに降り注ぐ
黄金の雨のようだった。
広大な空の庭園が弧を描く下には
豊饒ほうじょうな土地が、信じがたいほどの色彩、
まどかな光と伸びる影の土地が
秋を一人占めしていた。
                 【「炉辺荘のアン」 第28章】






   今日は終日、雲一つない空。
  青、青、青の快晴、日本晴れです。

   そんな何もかもが青空に染まってしまいそうな今日。
  待ちに待った白薔薇、そうリラ版 「白い貴婦人」 が開花しました。

   『アンの世界』 のような青い海は見えませんが、
  青い空を青い海に見立てたりして遊ぶのはお手のもの。











   白い貴婦人は、
  もうすっかり
  お馴染みの薔薇、
  今更感は大ですね。

   それでも飽きません。
  毎回、違った表情を
  見せてくれますから。

   それにしても・・。
  今回は、その開花、
  思ったより早かった
  ような気がして。

   一つには、ここ何日か、
  もう一つの薔薇作りに
  熱中していた私。

   そんな事もあって、
  以前のように今か今かと
  待たなかったせいも
  あるのでしょうね。

   もう一つの薔薇とは、
  そう、コサージュ作り。

   材料さえ揃えば、
  一つの花に15分もかかりません。

   あれから、オレンジ(2輪)、グレー(1輪)、
  そして深紅(3輪)と咲かせました。

   深紅のそれは、今度は蕾の薔薇を。
  予(かね)てからの念願が、やっと叶ったという訳です。

   どうしても開花した薔薇の方が華やかですものね。
  仕方ありません。

   アレッ・・!? 話が逸(そ)れました。
  庭に咲いた白薔薇の事でしたね。

   早速、1輪採って来て花瓶に挿しました。
  今頃の季節の薔薇の芳香は、強烈。

   やはり本物の薔薇に勝るものはありませんね。
  “そんな事は当然でしょ・・!?” と言わんばかり、
  今、机の上で君臨しています。恐るべし、薔薇の存在感です。

これは何色? 秋の色

2014-10-22 19:22:18 | 四季のスケッチ

【藜(アカザ) の花】




【真っ直ぐな木 「藜(アカザ)」】









家の裏手にあるほっそりした
もみ の大きな植林である ――
こんなに 背が高く、真っ直ぐで、
すらっとした
樅をエミリーは
見た事がなかった。
              【「エミリーはのぼる」 第6章】








   今日の空は、雨が降ったりやんだり。
  降っていると言っても、ごく弱い雨。

   どちらかと言えば、
  やんでいる時の方が多いかも知れません。

   気温も昨日よりは幾分、下がりましたが、
  寒いというのではありません。この位が丁度良いかも知れません。
   








【色鮮やかな蜘蛛】


                                【紅葉した 「ドクダミ」】
   さて、冒頭の写真。
  性懲りもなく、今年も
  藜(アカザ)の木です。

   図らずも “木” と
  記しましたが、これが
  春先には見るからに
  か弱い? 単なる草
  だったなんて俄かには
  信じられません。

   既に何度か
  記していますが、
  今年は不作の藜。

   従って例年のように、
  紅葉の木まで到達する
  程の高さはありません。

   それでも細いながら、
  草の茎ではありません。

   それは堅く、
  しっかりしていて、
  やはり “木” そのもの。

   背は低くても空に向かって真っ直ぐ伸びた、
  直立不動の姿勢は何ら変わりません。

   今日の 「樅の木」 ではありませんが、
  この藜をこの世界では、 「真っ直ぐな木」 と呼ぶ事に致しましょう。

   木になった藜ですが、何しろ葉っぱも繊細で華奢(きゃしゃ)な木。
  ただ花は、良く言えば素朴。決して美しいとは言えませんね。

古色を纏った土の肌

2014-10-21 20:02:08 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編















こおろぎも歌を歌いおさめました
夕方になると大変冷えて来ますので、
あたしの部屋には小さな、むっくり肥えた、
卵型のまきストーブが入りました。
レベッカ・デューが入れてくれたのです ――                   
                【「アンの幸福」 最初の1年4.】





   

   昨日の雨は、朝には上がっていました。
  こちらは、ここ3日間ばかり随分、暖かくなっています。
  それまでは朝晩など、かなり冷えていたのですが・・。

   そう言えば、これもいつの間にか
  虫の声がやんでいるのに気付きます。

   つい何日か前までは、僅か1匹ですが、
  こおろぎが鳴いていましたから。
  こちらも、どうやら歌を歌いおさめたようですね。










【備前焼 ~ カップ・一輪挿し】




     さて、そんな今日。
    器は使ってこそ、その真価が心に響く・・というものです。
    そんな事は、重々分かっていながら・・。

     ついつい手直にある物の使い回し。
    最近、特に痛感しています。そんなこんなで。



   今日は、取って置きの
  器を取り出しました。
  備前焼。

   となれば、当然、
  『カフェ「薔薇の詩
  (ポエム)」』
  開店と致しましょう。
  およそ10日振りです。

   今日のカップは、
  勿論、初めての登場です。
  ~なんて。

   尤も半分、忘れていた
  代物ですけれど。

   カップはペア。
  しかもスプーン付きと
  来ています。
  ちょっぴり得した気分?

   お茶請けは、
  近所の方に頂いた、
  横浜からのお土産の中華菓子に。
  薫り高い珈琲が入りましたよ~  

布と薔薇の午後 ~ 召しませ薔薇を

2014-10-20 18:35:08 | 薔薇の追憶











「マダムったら・・・(中略)
何一つお気に召さないのよ! 
夕べムッシュから送られた 黄色い薔薇 もね、
ニューヨークでなら言う事ないんですって。
でもロンドンにいる時に送って来るなんて
間抜けなんですって。
ロンドンではね、赤い薔薇 でなきゃ、
いけないんだとおっしゃってね・・・」                  
               【A・クリスティー作 「白鳥の歌」】






   暫く続いた秋晴れの日々。
  今日は、ひとまず終了と言ったところでしょうか。一休み。

   お天気の日が続きますと勿体ないと、つい出掛ける羽目に。
  のんびりするのに雨は、丁度良いですね。

   尤もこの雨、朝から降っていた訳ではありません。
  予報通り、午後3時頃から。秋の雨は、音もなく静かです。











   さて、庭の薔薇は今、
  バニラ色のそれが蕾を
  付けていますが、
  涼しくなった事もあり、
  開花にはもう少し
  時間がかかりそう。

   だからという訳では
  ありませんが、
  薔薇は薔薇でも布の薔薇
  が出来上がりました。

   コサージュは勿論、
  インテリアにしたって
  いいですものね。

   (カーテンフックに
  留めても素敵ですね)

   ご覧の通り、深紅の
  薔薇と金色の薔薇。

   ところで、
  赤い薔薇を表現する、
  「深紅」 と 「真紅」。

   深紅は同じ赤でも
  深みを帯びた少々、暗い赤と理解していますが、
  この漢字と語感が好きです。

   以前にはこの色の薔薇がありましたが、
  今は目の覚めるような真紅の薔薇しかありません。
  となれば・・布の薔薇で遊びましょう。
  ~なんて。

   実は、黒っぽい服の胸元に、
  赤い薔薇を一輪付けるのが好きなのです。
  勿論、レースの肩掛けの留め金代わりにブローチとしても。

   そうそう金色の薔薇は、マライアおばさんを
  少々、意識していたかも知れません。

   尤も彼女の場合、黄色の薔薇をアンの例のセンスで、
  金色と言っているだけなのですけれど。

山野草の香り

2014-10-18 20:08:38 | 路傍の花~道草

【雲一つない空 ~ これぞ日本の秋】


【今度こそ 「紫苑」】








今は秋の麒麟草(アキノキリンソウ)が
隅々にその妖精じみた松明たいまつを灯し、
紫苑 が庭を点々と青く彩っていた。
白樺の木の谷から
小川の呼び声が森を抜けて、
元と変わらぬ誘いを込めて聞こえて来た。
穏やかな空気は
海の低い呟きに満ちていた。
向こうには幾年もの夏の日光にさらされて
銀灰色となった塀に囲まれた畑があり、
長々と続く丘には秋の雲が
影を落としていた。
                  【「アンの愛情」 第41章】






   晴天が続きます。今日も雲一つない空で明けました。
  頭上には、ぽっかり三日月の有明の月が。

   しかも雲一つないその空は、一日中続きました。
  それにしても一時に比べ、夜明けが随分、遅くなった気がします。

   ところで昨日もそうですが、
  今日もふっと懐かしい香りを嗅(か)いだ気がしたものです。
  その香りの主は勿論、金木犀。

   街路樹に見覚えのある小さなオレンジの
  花が咲いているではありませんか。

   もう一度、確かめて見ましたが、
  我家のそれにもお隣のも既に花はありません。

   従って二度咲きというのではなさそうです。
  (いいえ、去年は二度咲きしたような・・?)
  遅咲きの金木犀もあるのでしょうね。










【持ち帰った山野草 ~ 「数珠玉(ジュズダマ)」・「犬蓼(イヌタデ)」】

 
【星野富弘著 四季抄 「風の旅」】







   さて、又々、訂正。今日登場の花こそ、紫苑!
  尤も、全く気が付かなくて、既に盛りを過ぎていますけれど。
  この花を見て、さすがの私も思い出しました。

   実は、元々植えた場所から左右に咲いていたのが、
  これまで紫苑と錯覚した花たち。
  「嫁菜(ヨメナ)」 と 「野紺菊(ノコンギク)」 でしょうか・・。

   そして、これらの後ろに(他の植物も邪魔をしていましたけれど)
  隠れるようにして咲いていたのが、あれほど待ち望んだ、
  本来の紫苑だったという訳です。

   しかしながら今、改めて見てみますと・・。
  嫁菜も野紺菊もどちらも可愛くて好き。
  私の中では薄紫色の野菊は、既に紫苑になっていますから。

   そうそう、今日こそ忘れずに先日の山野草を一塊(ひとかたまり)、
  持ち帰りました。(冒頭から3枚目の写真)

   早速、吊り下げたのは言うまでもありません。
  この季節ですから、すぐ乾くでしょう。楽しみです。

秋を纏う時

2014-10-16 18:51:18 | 私の手作り夢時間
















フィリスは町へ繰り出し、
華やかなドレスを買った。
息を呑むように美しい黒いレース地で、
スカートにはひだを寄せた小さな
フリルがぐるりと何段にも施され、
胸には大きな赤い薔薇の飾りが付いていた・・・
ドンと一緒に水やりをしたミス・メリオンの
庭園に咲いていた薔薇のように真っ赤だった。                   
                  【「アンの想い出の日々(下)」】






   

   今日は雲一つない空で明けました。
  何もない空は写真を撮るには少々、趣きがありませんね。

   それでもこの季節ならではの気持ちの良さは
  何物にも変えられません。今日も快晴、日本晴れです。












【胸元のお洒落】




   さて、昨日のように
  散歩に出掛ける時、
  レースの肩掛けが
  あると便利です。

   同時に優雅な気分
  にもなりますね。

   秋も深まり、
  レースの似合う季節に
  なりました。

   こんな時、これまで
  編み溜めていた、
  レースの肩掛けの
  出番です。

   今日の例文に
  照らすまでもなく、
  『アンの世界』
  住人は、レースの
  服など普段着感覚
  なのですけれど。

   ドレスはなかなか。
  でも、肩掛けなら
  気楽に羽織れると
  いうものです。

   勿論、ふんわり肩に掛けるだけでも良いのですが、
  カメラ片手ですので、滑り落ちないために、
  留めるものも必要です。

   そんな時、今度はブローチやコサージュが役立ちます。
  コサージュたちも出番が増えて嬉しいでしょう。

   家にいるだけだから、誰にも会わないから、
  服は何でもいいというのは、イヤなのです。

   散歩は、そのままでも出掛けられますが、
  こんな羽織物があれば、気分も変わりますね。
  重宝しています。