【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

風が運ぶ季節

2008-03-15 16:53:20 | 四季のスケッチ


   起床時こそ、昨日の名残りでどんよりとした空でしたが、
  今日は雲一つない空になりました。
  昨日より気温は、ちょっぴり低め。でも、これが本来の気候でしょう。

   さて、英語の諺 (ことわざ) に、
  「1月は雪、2月は氷、3月は風」 と、言うのがあるそうです。

   そっくりそのまま日本の季節に置き換えても、当てはまりますね。そうなりますと・・。
  ちょっぴり夢のない話ですが、3月は、そろそろ北国の雪も融け始め、
  その純白の雪も土や埃にまみれて、薄汚れて来ます。

   濯ぐ、漱ぐ、洒ぐ・・若干の意味の違いはありますが、
  いずれも “すすぐ” と読み、綺麗にするという意味があります。
  これら全て “さんずい”、所謂 (いわゆる) “水” ですね。

   そういう意味で、昨日は雨が降り、掃き清め、流してくれた訳です。
  でも、雪の字を書いて “雪ぐ” とは知りませんでした。
  (因みにPCでは、ちゃんと変換されます)

   確かに雪は、周りの景色を一変させますね。
  今年ほど、その美しさに感動した事はありませんでしたから。

 


   ところで、「ニオイスミレ」 は、素晴らしい香りの菫ですが、
  普通の 「三色菫」 にも、香りがある事に改めて気付かされました。

   ただ、いかんせん、どれにでもあるのではなく、ないものもあります。
  冒頭の写真の菫は、身近にその香りを感じていたいので、庭から手折って来ました。

   「山路来て 何やらゆかし 菫草」   
                               (~芭蕉 「野ざらし紀行」 より)

   この句は芭蕉が京都から山越えをして、大津に入った時の句のようです。
  山深い所で人知れず咲く菫にほっと心が和み、小さな花に寄せる 「ありがとう」 の
  想いが溢れている一句です。そうそう、小さな花と言えば・・。

   昨日の 「オオイヌノフグリ」 の事。
  いつも憧れの、北の大地の景色を配信して下さる、【きたあかりさん】 が、
  「星のひとみ」 という、別名がある事をコメントで教えて下さいました。

   何と素敵で、ロマンティックな名前でしょう!
  どうせなら、最初からこんな名前を付けて欲しかったと思うのですが、
  こんな問題、どこにでもあるものですね。去年も散々記した気がするのですが・・。

   「どうしてこんな優しい、羽根のようなものに、象の耳なんて、
  いかめしい名前が付いているんでしょうね?」
   「最初、名前を付けた人が、全然、想像力がなかったのか、
  又は、あり過ぎたのか、どちらかよ。・・・」

     ~秋海棠 (エレファンツ・イヤーズ) を称して   【「アンの青春」 第13章】

   いやはや・・。

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2 コメント

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虹色 (きたあかり)
2008-03-16 08:10:53
リラさん、おはようございます。
すみれとってもきれいですね。
リラさんのお心は夢色なのですね
リラさんの素敵な詩に私の心は虹色になりました。
リラさんのブログでご紹介していただいて、とても光栄に思います。ありがとうございました。
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夢色&虹色 (リラ)
2008-03-16 20:34:06
  きたあかり様

 今晩は!  いつもコメント、有難うございます。
きたあかりさんには、「星の瞳」 という、素敵な名前を
教えて頂いて、有難うございました。

 リンク、いつも事後承諾でごめんなさいね。
きたあかりさんのお住まいになっている場所の雪景色を
この冬ほど堪能した事はありません。こちらこそ、有難うございます。

 そちらも、そろそろ雪解けが始まるのでしょうね。でも・・。
「夢色」 に対して、さっと 「虹色」 と返される、
きたあかりさんの感性に、脱帽です。
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