【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

瑠璃色をした蜻蛉

2008-07-30 18:25:58 | リラのお気楽ユメ日記


   今日も、まるで “高原の朝” ? 
  と、錯覚を起こすような、
  爽やかな朝を迎えました。

   明け方、思わず寒さを
  覚えたのも一緒。それにしても・・。

   爽やか・・なんて、
  言葉を発したのは、
  一体いつ以来の事でしょう。
  本当に久し振りのような気がします。

   とは言っても、日中は、
  いつもの暑さに戻ったようです。

   でも、一昨日と昨日、たった2日間ですが、一息付かせて頂きました。
  一昨日の、「黒風白雨」 の起こる午前中までは、もうグロッキー寸前でしたもの。

   今朝は、そんな冷気に誘われ、なぜかウキウキ気分。
  「想像の余地」 ? に、たっぷり浸って、すっかり心は高原に。
  そんな気分のまま、朝一番に庭に出てみましたら・・。

   青い色のトンボに出会ってしまいました。勿論、カメラなんて、手元にありません。
  いつもの如く・・取りに戻りましたが、そこにじっとしている筈などありません。

   暫く追いかけっこし、やがて諦め・・。(いつものパターンですね)
  一回りして戻って来ましたら・・。ゼラニウムの上に止まっていました。慌ててパチリ!!

   でも、そんな風に写真を撮りましたが・・。
  このトンボ、どうやら本来の・・巷で言われている青いトンボでは、なさそうです。

   何と言っても、羽根が透明ではなく、黒です。
  いずれにしても、こんなトンボ、初めて見ました。

   ところで、北原白秋の詩に、こんな詩を見つけました。
  やはり、ここでも “薄き翅(はね)” と、あります。“黒き翅” ではないようですね。




               青いトンボ     北原白秋

        青いトンボの  眼を見れば    
      緑の、銀の、エメロード
      青いトンボの  薄きはね
      燈心草とうしんさうの    穂に光る

      青いトンボの  飛び行くは
      魔法つかひの 手練てだれかな
      青いトンボを  とらふれば
      女役者の    肌ざはり

      青いトンボの  綺麗さは
      手に触るすら  恐ろしく
      青いトンボの  落ち着きは
      眼にねたきまで 憎々し

      青いトンボを  きりきりと
      夏の雪駄せったで   踏みつぶす