沖縄・八重山 離島キャンプ入門（その２）

さて、今回は西表島のキャンプ場の紹介です。

西表島には三つの港があります。

その内のひとつは、ペンションの庭で無理やりキャンプする・・・と言う

切ないスタイルなので、あえてここでは紹介いたしません。

○星砂キャンプ場　お勧め度　☆
料金（300円＋温水シャワー代）

最寄の港は上原港で、近くには売店もある。
ロケーションは最高かも知れないけれど、
観光地のど真ん中なので、パンダの気分が味わえるかも知れません。
日差しをしのぐ場所も無く、自由に使える洗い場もアリマセン。
しかも、長期滞在は禁止・・・。とにかく、
1日～2日間ほど星砂海岸で遊びたい人はどうぞ・・・。
私は二度と使いませんけど。

○星砂亭キャンプ場　お勧め度　☆☆
（料金300円+温水シャワー代）
地元の人が普通に使う美味しい食堂、星砂亭の敷地でキャンプ出来る。
おばあさんは優しい人で、それなりの場所だが、
こちらも長期滞在には向かない。
星砂海岸キャンプ場と同じで、下が芝生。
その為、テントのソコが結露しっぱなしで、とにかく蚊が多い。
星砂で滞在したいのなら、こちらがお勧めです。

○ミトレヤキャンプ場　お勧め度　☆☆☆

船浦港からすぐの場所。（キャンプ500円　常設テントもあり。）

近代的装備満載。
電気が来ているし、洗濯機もあるし、言う事なしなのだが、
ジャングルを切り開いて作った感があり、虫、蚊が多いのが難点。
敷地面積は広いのだが、キャンプ適地に人が集中する為、混雑しているように
見えたりします。
因みに、「今に見とれや！」と言う意気込みで、
関西出身のオーナーが作ったとかで、
呼び名は、ミトレヤ、ミトレアのどちらでもOKだと聞きましたが、
本当なのでしょうか？

○南風見田キャンプ場　☆☆☆

最寄の港は大原港。県道の終わり付近にあり。
（キャンプ400円　長期割引、子供割引あり）

シェルパ斉藤の本でも紹介された伝説の南風見田キャンプ場・・・とは違い、
2002年にオープンした新しいキャンプ場。
ドラム缶風呂（五右衛門式）や、東屋の中の囲炉裏は風情があってとても良い。
場内の殆どが砂なので、水捌けが良く、
他のキャンプ場に比べ、蚊が少ないのが利点。しかし、電気、電灯は無し。
携帯電話も一部のキャリアを除いて不通になる場所なので、
人気は無いが、場内ではオオコウモリ、アカショウビンなどの
希少動物が普通にいるので、好きな方には、はっきり言って、穴場です。
面倒見の良い管理人さんの人柄に魅せられたリピータが全国から集まる、
そんな場所です。

いわゆる、西表旅行をしたい方は、ミトレアキャンプ場を、
変った体験がしたい人は、南風見田キャンプ場をお勧めします。

一部のwebでは、南風見田の印象が悪いようですが、
現在はモクマオの木も相当成長しているため、
日陰もあり、砂嵐もありません。