心象スケッチ

mental sketch modified

【書評】住んでびっくり!西表島

2008-08-30 | 書評
住んでびっくり!西表島 (ニッポン楽楽島めぐり)
山下 智菜美
双葉社

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住民を激怒させるようなウソっぱちを
並べたど根性系エコ本が多い、西表本の中で、

久々にまともに読める、
お勧めできる、そんな本。

短くても、長くても、ともかくあの土地に足を突っ込んだ
事がある人なら、「ほー、そなんか」と思わず言ってしまうような、

当然記して置くべきことが、ちゃんと書いてある、そんな本。

男の子っていう物体は、酒飲んで、

景色がドーノ
ロマンがドーノ
人々がドーノ

などと、自分的世界観風ロマンぶっかけ味を
無理矢理書きなぐる傾向が強いように思われます。

筆者は流石女性。

どのような環境でも、

「ともかく、わっちはセイカツしちゃるけんね!!」と言う意気込みが感じられます。
こう言う感覚は、オモシロイ。

久々に誉めた本ですが、

南風見田キャンプ場の本棚で見つけたのであって、
ワシは買ってません。。。

バイバイ

2008-08-08 | 08/7/八重山編
昨日、西表を離れる日の早朝に
南風見田キャンプ場のオーナーさんが
別れの挨拶をしに来た。

「港まで送れないですまないが、元気でな、みんなにもよろしく」

みんなとは、2004年にココを訪れた時の、みんなであると思う。

大原港までは歩いて行くつもりだったのだけれども、
オーナさんの弟さんに港まで送ってもらって、島を後にする。

ただ釣りをしに来ようと思った今回ほど、
地元と密着した付き合いになってしまったなぁと
思い、不思議な気分になる。

石垣島に渡って飛行機にのる、今の時間はそれだけの為の滞在だった。

しかし、ドミトリーには南風見田キャンプ場で出会ったお母さんと娘の
家族が居たようで、話しているだけで退屈しなくて済んだ。

翌朝、娘(8歳)は早起きしたようで、
換気の為に開けてある私の部屋を覗き込む。

暇そうなので会話に付き合う事にする・・・のだが、
それは大上段からの目線だったかもしれない。

暇そうだったのは、きっと私の方だったのだろう。

子供の脳は面白い。

話がすっ飛ぶ。

しかも、この娘さんは、関西圏の子。
やや、毒舌のケがあり、しこたま面白い。

時折、家族やら、お母さんやお父さんの話を口にする。
それを聞きながら、家族像や、生活を推測する遊びをいつのまにか
楽しんでいる私。

しかし、全ての旅の終わりがそうであるように、

後ろ髪ひかれるような、やりかけのような、そんな状態が1番なのだ、と思いつつも、

飛行機のギリギリの時間まで、小さな女の子の話を聞いていた。

そろそろ行くネ、と荷物を持って、彼女に見せてあげていた携帯を
返して貰おうとすると、「えええええ」といいながらシブシブ返すのだった。

廊下をダダダと走って、玄関から、「バイバイ!」と何度も言う。

「バイバイ!」階段まで結局出てきてくれたようだ。

私はバスターミナルまで走った。

私がもっているロッドケースの長さでは、タクシーには乗れないからだ。

飛行機にはなんとか間に合った・・・と言う感じである。

今更ながら思うのだが、

旅はおもしろいなぁと思う。


計画や意図などと言うものがいかに無意味か?を
旅は教えてくれる。

結局、ただ釣りを、釣りだけをしに行こうと思った私の狭量な心は
彼らの前に完敗したのだ。

今回の南風見田キャンプ場での事なのだけれど、
相変わらず、利用料は払わなかった。しかし、
キャンプ場代を払っていないだけでは済まない。

向こうの持ち出しの方が遥かに多いのだ。

そんなわけで、割とアレな感じの釣り竿を何本か
寄贈させて頂きました。もちろん、新品。

人はお金と仕事が絡んでいない時には、
人としての本質を問われるのかもしれない。

今回は、仕事を辞めてカメラをぶら下げて島巡りをしている
ロストジェネレーションな彼とか、世界フラフラな彼とも出会った。

そーいう奴等は現場に行かなきゃ会えないしなぁ。


つーわけで、年に何度かは、
貧乏旅も悪くない。

そう思う旅でした。

************追記***************

防水坊滴カメラのレンズ部分を水没させて、
数日間写真とれないよー状態が続きましたので、
釣果写真は殆どありまへん・・・。

なにしにいったんだよテメーぇと言うお方。

あんた、正しいよ。

んでも、アドバイスするなら、

西表は、

冬→イカ(シルイーチャー)
真夏→ リーフエッジ及び船からのジギング
夏→河口、川
春→リーフ

ってな感じかもです。

真夏は水温が高すぎて、干潮→満潮までの間は、
リーフ内は外海側にしか魚が入らないような気がします。

そういう意味で、適水温を考えると、
4~6月 9~11月が、オカッパリ派には適していると、
正直思いました。

じゃあなぜ真夏に行ったんだよですって?

すみません・・。



////総括////


ルアーはsara工房のサラポップ最高!!!!これ以上なし!

キャンプ場は南風見田キャンプ場最高!!!!





だがしかし!与那国島に
キャンプ場が2008/7月にオープンしているとの事・・・。

正直、興味ありです。


では、また。

再会

2008-08-06 | 08/7/八重山編
先日、南風見田キャンプ場の管理人だったTさんの
送別会がオーナ宅で開かれた。

なぜか招待されたのだが、酒を飲む人が極少数だったので、
非常にアレな感じでしたが、ともかくタダ肉とタダ酒を
またご馳走になってしまった、そんな感じです。


そして、本日は最終の釣りをやってきました。


二時間程、肘辺りまでつかってのリーフ釣りでした。

一度、ラインが激走し、物凄くでかい何かが走ったのですが、
そいつを上げる事は無理でした。(サメ?ガーラ?)

そんなわけで、13センチのフローティングミノー(レッドヘッド)に喰らいついた
やる気のミーバイを晩の酒の肴に。

泡盛で酒蒸しを試しましたが、異常に美味かったです。

日も暮れて、星が出て、眠ろうかと思った頃に、

車に乗ったアブカワ氏が登場。

本人曰く、キャンプするつもりで、自転車で来たのだが、
来る途中で西部に住む知り合いの女性に車で拾って貰ったとの事。

ちなみに、彼は大原に住んでいる・・・。
なぜ、南風見田でキャンプ・・。

まあ、一緒に飲もうや、との意気込みでしょうけど。

大原まつりの時に、
旅先で入らなくなったものをやるから取りに来い!と言ったのを
泥酔しながら聞いていたようです。

んで、彼が言うには、「アフリカにょろり旅って本しってるか?」との事。

彼はその作者の東大でうなぎを研究している連中のお手伝いを
しばらくやらされていたとか。

そういえば、西表には大うなぎがいるからなぁ。

朝から晩までうなぎ!うなぎ!うなぎ!

延縄しかけても、スッポン、またスッポンだった、などと聞くと、

スッポンも居たの?などと思うのです。

そういうわけで、帰宅したら読んでみようかと思う次第。



アフリカにょろり旅
青山 潤
講談社

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大原まつり

2008-08-02 | 08/7/八重山編
「祭りへ行くか?」と南風見田キャンプ場のオーナである宇立氏が言う。
ヘェー、まつりなんかやるんですか?と生返事しつつ
南国風を浴びて怠惰にハンモック眠りをする私。

元々、新城島を主に、各島から開拓団として
入植した豊原と大原の住民。

各々の祭りは未だに島で大切に行われているだろうけど、
大原には大原の祭りを!と言う、

やってやるぜ!と言う意気込みでも見てみたいものだ
などと思い、見物させてもらう事にする。

舞台で狂言のようなものをやっているのを見ながら、
しこたま飲んだだけ・・・ですけどね。

全て、宇立氏のおごりです・・・。申し訳ない。

露店は各団体の振り分けなので、
全店舗に均等に買ってやらなきゃならん!との事のようで、

まあ、食べて飲むのも、ここじゃ付き合いなようです。

わりと派手な花火を打ち上げて祭りは終わりましたが、

以前、南風見田キャンプ場でテント無しキャンプをしてた
南風見田のヌシ、現観光バス運転手+カヌーガイドの
アブカワ君に会う事が出来たので、
少しだけ話した。

まあ、祭りの会場が、彼の家の目の前だったので、
当然と言えばそれまでなんですけど。

島は島で色々ある様子。


まあ、元気でなにより。