S.

たいせつなことを忘れないために。

2020-10-4

2020-10-04 22:10:00 | singer songwriter
きのうは
とても久しぶりな気がする
中川晃教さんのコンサート@紀尾井ホール
Message from music へ。

去年は
この晃教さんに園田涼氏のピアノ
クラリネットとチェロの編成のコンサートで
京都や神戸へも行って
特別記憶に残ってるって思いながら。

今年は
この一回を抱きしめて。

選ぶ靴や
街の香りにも敏感になる。

それから
髪をまとめない感覚も。




優しい
晃教さんの曲達の中で
子どもの頃から大好きな
中島みゆきさんの「ファイト」は

その頃からの空気の色や
美術準備室のにおいみたいなものまで一緒になって

東日本大震災の断片的な映像や
海の中から見上げた泡の音を
はっきり聞いた
そんな一曲でした。

園田涼氏のピアノのは
水音がはっきりと聞こえてきます。


私たちが
今ここにあることへ意識を集めて
そのあとは
たくさん涙が溢れた後の
心地よい疲れと一緒に

晃教さんの音楽に癒されました。


ちょうど
読んでいたのが
二女に勧められた
「神様のビオトープ」という本。

知性と
愛の編み込みは
こんな方向へ向かって行くのかなぁなんて
ぼんやり思っていたら

もしかしたら
これから
エンターテイメントが向かって行くのも
この質感と似た方向なのかもしれないと感じました。


人間の質感は
それだけでは
満たされるようにできていないように思うのだけど。



本当に
五感で感じられる
この
温度や
かおりがなければ。




  
  





     
  



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