回想：こんな事があった（５） - どうでも．．

［個人史］： 特質 気質 性質 小心さの理由（わけ） 嫌われて当然！ 勘弁してよ！ ・・
※Seriese: ［こんな事があった］

＜採用はトップダウン＞
「おまえには出来ない！」 と云いたい部長は、 『私にしかできない』 という言葉にいよいよ興奮し、 「ちょっと待て」 と云って、 社内各部署の 精鋭四名を 面接部屋に呼びつけた。

　「彼は ”出来る”と云うがどう思う？」

部長の言葉を聞いて 私の経歴書に目を通した後、
それぞれが 「いま自分の担当している業務は経験しているし、”良いんじゃないですか．．”」　との意見だった。

＜聞いてない．．＞
その月の10日～15日頃だったか、
午前中の面接で、 夕方までには 「採用」 の連絡が入った。　翌日からの出勤である。

さて、 新プロジェクトの予備調査に入ろうとしたとき、 自ら面接した 部長（室）に呼び出されて 云われた。

「面接の時に呼んだうちの二名が主としてやってきた社内業務がある。 二人とも今月で辞めるから、他の二名の分も含め いまの業務を完全に引き継いでくれ」

＜逃げた．．＞
私の採用に ”意図があった” と思ったのは、 入社して数ヶ月後、
国内外複数の大型プロジェクトを、 米国本社とケンカまでして ようやくこぎつけ、 複数業者の工事や作業を目前に控えた頃だ。

「辞めた前任の方々には云ってありましたが、 国内納入実績は複数あっても 日本で成功した例は無いです。 失敗しても（社長の怒りは）大丈夫ですよね」

と聞いた時だった。

（続）

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