goo blog サービス終了のお知らせ 

ジョージィのおとなりさんたち

【個人史】「人生って、とっても楽しいもの」
そんな風に感じている今日この頃。Blogでメモっておきたい。

<陸軍中野学校>天井に凄む 呻(うめ)き (後)

2007年08月20日 23時40分36秒 | Weblog
[個人史]: 陸軍中野学校 太平洋戦争 靖国神社 戦争犯罪

<北海道・網走>
しばらく滞在していた時のこと、 出会った 老齢の男性の部屋(アパート)の 天井のシミ が次第に変わっていく様子を目にする事が出来た貴重な体験だった。

最初の訪問 から2・3日後、再び往訪したとき 真っ先に天井に目を向けた。 すると 数日前には 「何となく顔に見えた」 シミだったが、 明らかにヒトの顔になってきていた。 しかも なんとも苦しげな表情なのである。

男性に 『どうした事か?』 と尋ねると、 「自分は戦争中に大勢の人間を殺してきた」「アイツらは、オレがどこに引っ越しても付いて来るんだ」 と答えた。

<訪問のたびに..>
その後も 何度か訪問したのだが、 訪問のたびに 天井のシミは増え、そして必ず 様々な苦しげな表情に変化していった。
私もあまり良い気持ちでは無かったが、 一点確実なのは ”良い霊なら私を損う事はなく、 もし悪い霊なら私を損う事が出来ない” のだから 私自身は何も心配する理由は無いのである。

ただ、私が訪問するたびに勢いを増すのには少々気が引けた。 たぶん私自身の特質のひとつである 「相手の資質を高める」 すなわち 男性の ”霊を呼ぶ資質” を高めてしまったのだと思う。

そして、部屋の天井に多くの苦しげな顔が並んだとき 男性はいずこかへ姿を消してしまった。

(記)

関連記事
08/20 <陸軍中野学校>天井に凄む 呻(うめ)き (後) ・・・ 本記事
08/18 <陸軍中野学校>天井に凄む 呻(うめ)き (前)
05/12 回想: 祖母を送った日(1)『その一年前』


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。