日記： 人間の始祖の罪（中） （聖書）

［個人史］： 日記 思想・信条・（宗教 聖書） 終末観
※ 天地創造 罪と罰 善悪の木

さて、ユダの記録（旧約聖書）の始め 『創世記』 には、人類創造の出来事が記されている。
そして現代、
病の起源や、遺伝学見地から考察すれば、 人間の始祖は ６０００年前にアフリカから始まったと云う事らしい。　母親の遺伝子情報をたどれば アフリカに行き着く ということで、 意外な点からも 聖書 を肯定するようだ。

さておき、
私は ヒトの学問には 縁（えん）がない。　興味がないので 学術（Academic） な人物からは 好かれる事も少ない。

わざわざギリシャ語に翻訳され保存されて来た新約聖書の中には、 イエスの時代にも 学者のパリサイ人が 律法を様々に解釈し、 イエスの誤りを引き出そうと試みた事が記されている。

これは 聖書解説 ではなく、 問いかけである。

［原罪］
キリスト教界では、 基本的に ”ヒトは生まれながらに「罪」を持っている”　と考えている（らしい）。

ならば、 『ヒトは 罪のあるままでは 神と相まみえる事が出来ない。』 と、云っても反論はないだろう。
神と直接まみえながら エデンの園 で暮らしていた アダム と エバ が、園を追い出されたのは 「生命の木」 から遠く離すためだ と、聖書に記されている。

いつから［罪］が始まったか？
神が禁じた 「善悪を知る木」の実 を食べた後も、（園に居る間） アダムとエバは神とまみえている。

神の歩く足音を聞いて とっさに身を隠したのは、 罪を犯したことを恐れたからではない。　善悪を知る実を食べた結果、 目が開けて「自分たちが裸であった事を知り」 はだかの姿を恥じたからではなかったか？

そして神もまた二人に、 ”罪を犯した” とは責めずに、 「”死ななくてはならない” と云っておいたのだから」 と、 アダムとエバを 園から追い出したとある。

（続）

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