ポポロの森

子宮体癌Ⅲa期&頸部腺癌Ⅰb-1期
2種類も?!
でも、いつもキラキラしていられるようブログを作ってみました。

結論

2007-10-15 20:20:37 | 先生とのお話①:円切が決まるまで
2007年8月7日
 7月31日に先生と話し合った手術に関する私の結論と脳のMRIの結果です。

F先生「そうするでしょ?」
私:「はい、そうします
F先生「じゃ、そうしよう!」

ってのが結論ですなんのこっちゃ
先生も笑ってました。だって上の会話、全く主語も動詞もありません
脳のMRIは問題はなかった様=腫瘍はなかったとのことでした
「一応、検査としてホルモンバランスが悪い事が出てるのは出てるから、お薬飲んで治すかも」
とのお話です

もしかしたら全摘逃れる事ができるかもの可能性を見つけるため
私の手術は以下の様に決まりました。
子宮内膜全面掻爬+頸部円錐切除 これに決定です。
手術日は8月23日(木)
入院は3泊4日(8/22~8/25)

   
もう、これならいいよ
入院したって先が見えてるし、手術も怖くない。お腹も切らないんだもん
数%でも可能性があるなら
そうよ!もしかしたらホルモン療法でいけるかもしれない

しばらく不眠症に陥っていた私ですが、31日に先生が出してくれた代案を聞き、
スッカリ!眠れるようになっていました
私:「この前、先生がこうしてもいいって言ってくれてから眠れるようになりました
F先生「うん、眠れてる顔だね!」
って。N先生も微笑んで小さくうなずいてくれました。

もうすっかり浮かれ気分のpoporo。
内膜掻爬の説明を聞いている時。
子宮の中をぐるっと掻き出すんだよ。その時に体部にあるポリープも一緒に取れるはずだから、
と説明を受けました。
私:「そっかー。その時、癌もチョキーンって切れるんですね
と嬉しそうに言ってしまいました
私、一体、何歳なのでしょう
F先生「癌だからね、チョキーンって訳にはいかないんだけど」って、
私の言葉繰り返していました…

でもこの時の私は円切となった喜びに舞い上がり
ちょっと恥ずかしい思いもあったものの
「失礼しま~す」と元気に診察室を出てしまいました









一筋の光

2007-10-15 13:51:39 | 先生とのお話①:円切が決まるまで
2007年7月31日 婦人科受診日
 今日は7月27日に受けた子宮内鏡の結果も踏まえて手術の話が決定になる日です。

先生に
「どーーーーーしても全摘は嫌です
「他の方法、ホルモン療法とかは私には適さないんですか?」
「卵子の冷凍(凍結)保存してもらえませんか?」
と訴えました
思い出せば…この辺の説明は最初の外来7月3日の時にもちゃんと説明は受けておりました。

前回までは調べると言っても他の方法を探るまで私は至っておらず、
それに何よりその場だと自分の中で咀嚼できない私
抵抗する余地もなく、人前で泣くのもためらい、うなだれて帰るだけでした。

でも!今日は訴えねば
だって今日、先生に私の気持ち伝えなきゃ手術になっちゃうもん
それはダメ絶対にダメなの

今までの外来で泣いた事はなかったけど、この日だけは泣くのを覚悟して出向きました

切々と訴えて…
F先生「①頸部にはもう6月に切り取ったポリープ以外にがん細胞が全く存在しない
       ②体部の浸潤が浅い、この2点が証明できたら全摘しないでホルモン療法でもいいでしょう。」って。

先生!ホント?ホントに?全摘しないかも?
F先生「でも頸部が本当に綺麗だって証明できなくちゃダメなんだよ。
       もしやっぱり見つかっちゃったら、また落ち込むかもしれないよ。その覚悟もある?」
いいそんなのだって、証明できたらいいんだもん
(どこから来るのか?この自信…

F先生「ない頭をひねってもね、これしか方法はないかな。」と言って先生からの提案は
体部:内膜掻爬+頸部:円錐切除で結果を見る
でした。
先生、ない頭なんて…謙遜し過ぎです
ごめんなさい、私、どうしても嫌なんです。
だからすみません。でもありがとうございます。

ちょっと進んじゃうかもしれないけど~、とは言ってましたが、でもこの方法でもいいよって。
進んじゃうかもと言われると、やはりビビるので
私:「先生、明日とかまで考えてもいいですか?すぐに分からない。」
って、分かってるんじゃん!自分の中で!とも思ったけど、
何せ、その場で理解できない私poporoですから
一度、この場を離れて考える必要があるんです

で、結局1週間後の8月7日まで、よく考えて結論出してくるように!とのお達しを頂けたのです

キラり~ん
見えました!希望の光が!





信頼

2007-10-13 22:08:41 | 先生とのお話①:円切が決まるまで
7月17日の外来時
(この日ネタ、多いです

私の場合、広汎子宮全摘、附属器切除、リンパカクセイ、大動脈リンパカクセイ、
お腹の傷が胸の下までくるだろう、と告げられた。
前のクリニックでも全摘になるかも、の話は受けていたので、諦めるしかないと思っていた。
それしか方法はないんだと思ったし。

最初に癌と言われて初めて、誰でも同じかも知れないが、自分の癌について色々調べてみるでしょ?
私もそうだったけど、色々自分で調べ始めたのは良かったが、
告知の時に受けた細胞診の結果のⅢbを癌ステージと勘違いしていた。
「5年後生存率」なんてものを見てしまい、
Ⅲのその生存率が50~60%なんて(少し古い?)数字を見てしまっていたものだから、
あまりにも死の確率が高く、怖くて怖くて…そんなんで、この日の外来までいたのです。

で、信頼の話になるのですが
私は「生きてさえいれば…」と思い続け、病院の外来を受けていたため
先生に「死ななければいい。」と半べそで言いました
F先生
「死なせませんよ!」と力強く、私を真っ直ぐ見つめて言ってくれました。
涙が出そうでした…

この時、ハッとした自分がいるのを覚えています。
この先生はきっと自分を助けてくれるって
本当に思えました
信頼できる
そう思えました

癌と告知され、知識もない頃には「死」ばかりが頭に描かれてしまった
自分が死んだ時の事やお葬式の風景までも想像してしまった
(暗すぎ?)
元々、妄想癖が激しいと余計な想像までしてしまい体に良くない

でもそしたら思い出そう
F先生の「死なせませんよ!」
そうだ!簡単に死んじゃいけない!まだやらなきゃならないことあるし!

あ~~~、暗いネタですみません




結果発表日~2007年7月17日~

2007-10-13 18:59:25 | 先生とのお話①:円切が決まるまで
今日は、二度目の婦人科受診です。
7/3の組織診と7/10の腹部MRIの検査結果を受けて先生からお話を聞きます

結果発表
「やっぱりうちの検査でも出てるねぇ。」
*つまり*やっぱり癌だった!
が、一度出てる訳だし、はっきりと言われていたので前と同じ様に
「ガ~ン 
と同じ気持ちにはなりません。
まぁ、そうですよね、としか考えつかなかったかな。

子宮体部・頸部両方から癌細胞様は取り出されました
あー、これが埋蔵金の発見だったら、どんなに嬉しいことか
大違いです

MRIを見ると、私のポリープが結局どこから発生し、どう伸びていたのかは分からないそうです。
ステージは、体部・頸部が別々の物ならば
体部Ⅰ期、頸部Ⅰ期
体部のが大きくなって頸部にまで出てきたとなると
ステージはⅡ期
になりそうです。

F先生「ごめんね。今日は悪い事ばかり話しちゃってるけど。」と何度も私を慰めてくれました。
私が未産(未婚でもある)なのも踏まえて「若いから取っちゃうのはねぇ…。」とも何回も言ってくれた。
うぅぅ優しいからますます泣けてくるお話です。
でも、でしょ?でしょ?先生!取っちゃうのはマズイでしょ~マズイよぉ~!!!!!

MRIの画像でも分からない私の癌ちゃん。ポリープの内膜のどこまで浸潤しているかをはっきりさせるには、
全摘して開いて検査してみるのが一番らしい。
他にも放射線治療や抗がん剤の治療もあるが、今の私の症状には合わない。
私の場合の全摘するメリットなどが説明されました

この日、涙は一滴も出ませんでした。
まだ検査も残っており、外来がまだあるはずなので、
何故か、これが最終決定とは思っていなかったのかもしれません。
そう私、ホントその場で理解できてないんです
あとから一人でよーーーーーく考えないと分からないんです。

でも手術日は8月16日予定、と言われていたなぁ…そういえば…
しかも、お盆は我が家は忙しい(商売をやっております)ので、変更希望まで出してきました…
変なとこだけ冷静な私です。

*あっ先生、言われた内容を私が違って理解していたらごめんなさい
 (先生が見てることはないけどね


 

やっとやっと!F先生(主治医の先生)デビューです♪

2007-10-10 16:53:55 | 先生とのお話①:円切が決まるまで
2007年7月3日(火)

命の恩人N先生にご紹介頂き、先生の所属する大きな病院へGO!です。
初診受付で紹介状を提出し、婦人科へ。

研修医の先生から予診を受け、待った待った流石、デカイ病院は違うなぁ~…
なんて飽き飽きしてお手洗いに行った時
「こんにちは~!」の声で振り返ると
キャーN先生
「こんにちは~、先生。来ちゃいました~!」
「私も外来にいますから。」
「はい。先生いるんですね!」安心安心
「今日はいきなり切る、なんて話にならないから大丈夫ですよ。」
「はい。良かった~。」
先生方、私の気持ちも考えてくれてるんだなぁって実感。
前のクリニックでN先生に話した事、きっと今度の先生に伝わってるんだ…
嬉しいです

そしていよいよです!「poporoさん、○番お入り下さい。」
キマシタ~ドッキドキです!
マイクのアナウンスの声の先生かなぁ。低い声だなぁ。怖いかなぁ。
なんて不安を抱きながらドアをそろ~っと開きました。

「失礼します。こんにちは。」
「はい、こんにちは~。ほら、N大先生もいるよ。」
ってF先生
あ、イメージと違ったアハハ、ホッとした
N先生の先生がF先生なのかな?
F先生、N先生の事“大先生”って言ってる
緊張も溶けます。

いよいよ本題に移りますが
「困ったねぇ~。」って先生。
「はい、困りました…。」って私。
今日はある程度の説明を受けたか受けないか、でとりあえずちょっと検査してみないとね、
という事です

検査内容は「色々な検査のお話」で書いていきますね

検査を済ませ、再度、外来のお部屋へ。
N先生のおっしゃる通りどうこうしますよ、という話はあまりなく
私の出身地(現居住地)の話題に
先生:「映画の○○物語の○○から来たの見たよ、あの映画。面白いよねぇ。」
私:「えー?先生見たんですか~?」そりゃ、ややです。
なんて映画で見た私のお住まいの地について診察室盛り上がる
こんなんで、私の緊張はほぐれまくり何しに東京の病院まで来たのか、
忘れてしまうくらい楽しく過ごしてしまいました。

思いました
先生は、辛い現実を受け止めなければならない私達の気持ちを考えて、
とてもソフトな話し方をしてくれる、だから私達はとても安心できるのです。
お医者さんて、治療ももちろんそうだけど、気持ちを患者さんと通わせられるって
ホント大切だと思うんです。
だって、どっちが偉いとかってないじゃないですか。だから。
F先生は、人間としてすっごくバランスの取れた先生なんだなぁと今でもずっと思います。
だって、いつも必ず私(患者さん)の気持ちもちゃ~んと聞いてくれるし。
それに「○○物語」見てくれてたんだもん。
↑って、それだけかい?

結果を2週間後にまた聞きに来てね、という事で本日は終了です。

忘れてた外来、ムチャ混みだよ…。
そりゃ、待つわな。こんなに丁寧にお話聞いてくれるんだもん、先生。
すみません自分の時になってスッカリ忘れてました。












告知2回目?!

2007-10-06 19:01:36 | 先生とのお話①:円切が決まるまで
7月2日、治療を受ける病院を決定した後

私:「あの~、そろそろ両親に話さないといけないなぁと思ってるんですけど
先生:「え?まだ言ってないんですか
先生:「poporoさんの口からちゃんと言って下さい!突然医者に言われたら、
     ご両親ビックリしちゃいますから。」
ガックリ視線を落としている私
私:「何て言ったらいいのか分からなくて…
先生:癌は癌ですから!!!

チーン
二度目の撃沈

一度目は告知の時。
実は、今回まで未だ私は自分の癌について、イマイチ理解ができていないのである。
この前手渡された症状を説明されてる紙にはⅢbって書いてあり、そこには
つまり疑陽性
という事になっているのである。
先生の説明でも癌の一歩手前だった。
だから私は親に“癌の疑いがあるみたいだけどそこまでいってないみたいよ。”と説明していた。
そして自分でもそう思っていたのである。
だから「癌だ」とは説明していなかったのである。

でもⅢbは“要精密検査”のはずなのに、私の紙には“治療が必要です”に印が付いている。
待てよおかしくないかい
治療が必要なのはⅣ以上…のはずなのに
と微妙にビクビクしてはいたのである。

今、先生にはっきりと「癌だ」と言われ、ムチャクチャはっきり自分が癌である事を理解するに至った

今回は本当に涙が出そう…告知、と理解した瞬間かもしれない
なので、これが私の第2回目告知記念日である。

ホント、私の頭、理解に至るのがワンテンポずれているかも
先生、すみません。。。理解力のない患者で…お手数おかけします

文章だと表現するのが難しいけど、先生が私にはっきり言った瞬間…
先生の顔が辛そうに見えた。
凄くハッキリと言われちゃったんだけど、
きっと先生だって辛かったんだと思う。
私に告げなきゃならないの。
(↑って、ただ単に「本当に理解力のない患者だなぁ。」
 と思われてただけだったりして


N先生私、信頼してるから大丈夫。
もちろん、癌は嫌だけど
言われたのが先生で良かったです。
これからも宜しくお願いします




告知から病院決定へ~2007年7月2日~

2007-10-05 11:29:50 | 先生とのお話①:円切が決まるまで
私の命の恩人!N先生

今日は今後、治療を受ける病院を決定する為、再度クリニックを訪問です。
地元病院を1つ含め、合計3つの病院に絞りました。
でも最終的には先生の意見も伺いたいな、と思っています

ここでまたまた先生尊敬と思ったことは
先生が勤務している病院を全然、押しだしてこないんです
ちゃんと私に決定権を持たせてくれ、そんな姿勢にとても信頼を覚えました。

少し質問をしたり入院や手術に伴う説明をしてもらい、先生に提示した私の譲れない条件は
「ちゃんと患者(私)とお話しをしてくれること。
 一方的に全摘!と言われても私の大切な体だから困ります。
 だから、きちんと話し合いができる先生がいいんです。」
するとN先生
「分かりました。じゃぁ私の知っている先生、紹介します。その先生がいいと思います。
 温存の研究もされている先生ですから。」
と力強く私に言ってくれたのです←うれし涙
それに何よりも嬉しかったのが、そこの外来にN先生もいる!ということです。
決めました先生がいるところがいい!
だって安心です私にとって何よりも安心なのです。

6月21日に予想外の展開、ポリープ除去をしてもらい、28日は告知も受け、
たった数回の中だけど、N先生に対する信頼感と安心感は絶大なものになっていました

あ!ちなみにN先生、とっても可愛い女医さんです。

そうなんです!まだ若いし可愛らしいのに、凄い腕利き
ポリープ取る時も診てもらってる時も痛くなかったし、怖くなかったし

先生、宜しくお願いしま~す

*病院や先生って、ここだから、とかこの先生だから、というのではなく
 自分にとって良かったと感じられるかどうかが、良い病院とか良い先生
 になるのかな、って思います
 そう考えると、私は本当に良かったなって今も思っています。