バックスコア

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オレたち機動戦士!

2013-03-30 11:41:22 | アニメ・コミック・ゲーム
アムロ・・・明石家さんま
ブライト・・・西川のりお
セイラ・・・山田邦子
カイ・・・島田紳介
ハヤト・・・松本竜介
パオロ艦長・・・西川きよし(特別出演)
オスカー・・・村上ショージ

シャア・・・ビートたけし
スレンダー・・・ビートきよし

--

ハヤト「なんか、轢いたみたいやで?」
カイ「ただのガラクタや、急ぐで、ほっとけ!」
ハヤト「また、なんか、轢いたで?」
カイ「ただの民間人や、ほっとけ!」
ハヤト「おい、コラ、ちょいまてー--!」

オスカー「大変でんがな。通常の芸人の3倍のお笑いで接近して来るものがありまっせ!」
パオロ「・・・シャアやがな。こりゃあかんで皆さん。かつて、ベネチア国際映画祭で金獅子賞を取ったシャアやで!お逃げやすー--!」
オスカー「なにをゆうーはやみゆうー」

シャア「見せてもらおうでないの!吉本の芸人のお笑いとやらを!」

アムロ「オレにできるかいな、こんなんー」
セイラ「ワタクシ、オペレーターのセイラでございます~右手に見えますのがー宇宙空間でございます~あなたならできるでございます~。あ・な・た・のセイラでございます~」
アムロ「おだてんな、ボケ!アムロ、行くで-----!!」

どひゅーーーーー!!!

アムロ「相手が素人やなかったら、オレにもやれるわ!・・・わ~こんといてんかー!」

ビームライフル乱射

スレンダー「よしなさい!」
シャア「あたらなければ、どうということはないよー」

ガシッ!バキッ!ドカンッ!

シャア「ジョーダンじゃないよ!吉本の芸人は化け物かっつーの!」
アムロ「くわっ!くわっ!くわっ!」
スレンダー「ぎゃああああああああ!」
シャア 「あっけなさすぎ」

--

ブライト「アムロとか言ったな・・・おまえ、だいたいやな、お笑いに頼りすぎやねん。芸人やったら、もっと芸をみがかんかい」
アムロ「なに言うてんねん!でっかい顔しおってからにー!」


ガンダムジャイ

2013-03-30 11:37:14 | アニメ・コミック・ゲーム
ガンダム・・・松本
Zガンダム・・・今田
ガンダムZZ・・・東野
Vガンダム・・・板尾
ノーベルガンダム・・・ホンコン

シャア・・・浜田
女・・・篠原涼子

--

シャア「ワハハハ、お前は俺の母になってくれるかもしれない女や~」
女「きゃー助けてー」

?「待てい!」
シャア「ム?誰だ!」

ガンダム「初代ガンダム!」
Z「ゼータガンダム!」
ZZ「ダブルゼータガンダム!」
V「ビクトリーガンダム!」
ノーベル「ノーベルガンダム!」

5人「5人揃って、ガンダムジャイ!」

シャア「・・・。おい、ちょっとまたんかい、オマエラ」
ガンダム「・・・なんでしょう?」
シャア「なんやもかんやもあるかい!オマエラ角ついてりゃ全部ガンダムなんかい?」
ガンダム「そ・・・そうですよ、なんか文句あります?」
シャア「オイオイオイ、そこのリボンつけたお前!」
ノーベル「ぼ・・・ぼくでっか?」
シャア「お前、はずかしないんか?そんなヒラヒラつけて、ガンダムなんか?」
ノーベル「ちょっとボクも自信ないんですが・・・」
シャア「おう、おまえらはどうやねん?こいつガンダムとして認めるんかい?」
Z「・・・ちょっと、違うかな、と・・・」
シャア「そやろ?それで何がガンダムジャイじゃい!」
ガンダム「・・・ボクはいろんなガンダムがあってもいいと思うんです。画一化した教育よりも個性を重視した教育を・・・」
シャア「そりゃちゃうで!いわば、コイツは腐ったミカンや!腐ったミカンは回りも腐らすんじゃ!よく覚えとけ!」
ZZ「ボクもツッパって、アタマに波動砲なんかつけて、恥ずかしく思います」
V「足飛ばすのも反則やわなあ・・・」
シャア「おう、わかってくれたらそれでええ。おまえら、まだまだガンダムとしてやり直せると思うから、オレは言うとんねん」
ガンダム「ありがとうございます!」
シャア「わかったら、とっとと帰れ。ガンバるんやで!オマエラこけたらバ●ダイもこけるんやさかい!」
ガンダム「では・・・シュワッチ!」
シャア「そりゃ、番組ちゃうやろ!!」

おわり


宇宙刑事ギャバンの時代

2013-03-26 21:49:37 | テレビ番組
ACTION WORKS 宇宙刑事ギャバンACTION WORKS 宇宙刑事ギャバン
価格:¥ 2,310(税込)
発売日:2007-11-01


昭和57年。自分は中学生になろうとしていた。
この頃になると、周囲で未だにヒーロー番組を見ていたのは自分くらいのものであった。周りは、皆、「卒業」していったのである。

ただし、「秘密戦隊ゴレンジャー」から綿々と続く戦隊ヒーローものは、「バトルフィーバーJ」あたりから、重ねる年齢とともに自分の中では陰りを見せていた。もはや、ヒーローが変身してバトルを繰り広げているだけでは、満足しない年頃になっていたのである。

そんな自分の足を、ヒーローものにとどめさせていたのは、ストーリーである。
「デンジマン」から「サンバルカン」においては、デンジ星の一連のストーリー、バンリキ魔王やイナズマギンガーの反乱などは、今でも印象に残っている。
そこには、子供向けドラマだからこそできる大人向けのストーリーがあったのだ。

ただし、それも「サンバルカン」までである。以降は毎週、惰性でチャンネルを合わせるものも、幼稚なドラマが展開される度に落胆する自分がいた。
当時はアニメが全盛であった。「機動戦士ガンダム」から始まるリアルロボットものが最盛期を迎えていたのだ。
金曜日などは夕方5時から「戦闘メカザブングル」「機甲創世記モスピーダ」「装甲騎兵ボトムズ」「特装機兵ドルバック」「銀河漂流バイファム」と、一歩も抜け出す余裕がないラインナップで「子供向けドラマに大人向けのストーリーを望む」自分を捕縛していたものだ。
世界観にとらわれないアニメの自由な空気と飛躍したストーリーは、スーツを着てそこらの市街地でちゃんばらをやっている戦隊ものからの卒業を告げられているような気がしたものだ。

その頃に「宇宙刑事ギャバン」の放送が開始された。金曜日夜7時30分というゴールデンタイムである。
カラフルなスーツの戦隊ヒーローから、メタリックなボディに身を包んだ宇宙刑事へ。味わうのは感動か落胆か、自分は懲りもせずにチャンネルを合わせていた。

それは衝撃だった・・・と言うには大げさながら、戦隊とは異なるSFのムードが満載だった。
銀河警察に秘密結社マクー、電子星獣ドルにレーザーブレード・・・そして、これはアニメでは絶対に出せない大葉健二の凄まじいアクション。それは中学生になっていた自分を大いに魅了したものだ。

ただし、やっぱりアニメには勝てなかったのである。
それはストーリーが陳腐すぎたのだ。毎週30分、後半は決まって怪人とのバトル。そこに行き着くまでの悪の組織の子供じみた企み・・・たしかに、上記の所々の要素は自分を魅了した。しかし、連続ドラマでフォーマットに収まらないリアルロボットのストーリーに比べると予定調和過ぎたのだ。

だが、ここで、事件が起こる。
第15話「幻?影?魔空都市」である。

この回は、衝撃どころの話ではなかった。
と言うか、理解不能だったのだ。

冒頭30秒くらいで、「ギャバンの首を生贄に捧げよー!」と今回のストーリーが語られる。
そして、以降、延々とアクションなのだ。はっきり言ってストーリーなどない。
めまぐるしいカット割りと場面転換、幻想世界でギャバンが延々と戦っていく、だけなのだ。

いわゆる「不条理世界」なのである。ギャバンがジャンプして着地すると、そこはもう別の場面。ヒロインの女の子(叶和貴子)が意味なく銃撃してくるし、変な人たちが意味なく踊るし、一切意味不明で、語られるのは激しいアクションのみ。「話の意味?意味は映像だ!」なんて言われているようであった。

なんだこれは!?と思った。ストーリー偏重主義だったために、この意味不明な流れにすごく理解に悩んだのだ。だからと言って、わけわからんと放置したわけではない。30分間、画面に釘付けにされたのは事実だ。
当時、見たものすべてのストーリーをノートに記載して採点をしていたのだが、この回だけ採点を拒否している。それくらい、初体験の世界だったのである。
(後年、寺山修司の「田園に死す」を見て、ああ、これだ。。。と思ったものだ。)

この回の監督は小林義明と言う。自分は、この回で小林義明という名前を強く意識した。
そして、調べてみると、「デンジマン」や「サンバルカン」で強く印象に残った話の監督が小林義明である事がわかった。更にサンバルカン終了後、後番組のゴーグルVではなく、ギャバンのメイン監督に参画したこともわかった。

ここで、初めて、自分は、脚本ではなく演出に目が向いたのである。
アニメでは富野由悠季や高橋良輔のようなクリエイターが演出として名を馳せていた頃である。
しかし、ヒーローものにも、演出は存在していた事を理解したのだ。

なので、自分の中では、宇宙刑事ギャバン=小林義明なのである。
その後も、小林義明は傑作を連発する。「幻?影?魔空都市」の評判が良かったのか、ほかの監督が同じようなストーリーを演出したことがあったが、何と言うか全然ダメな退屈なだけの話だった。小林義明だからこそ、あの世界と空気を作ることができた、と断言しても良い。それくらい、才気走ったクリエイターだったのだ(後年、裏話を読むと、1画面ごとに場面を変えたりするのでほかの監督より撮影に時間がかかって、後に干されちゃったらしいですけどね)。

小林義明という人物を知る人は少ないと思う。ただ、大衆に知られた小林義明の演出がある。
それは「Gメン75」のオープニングである。滑走路を刑事たちが歩いているアレである。あれさえも、小林義明に魅了されて、その作品をほとんど網羅した自分から見れば、小林義明の世界なのだ。いや、あのカメラワーク、よくやるのよ、この方。

宇宙刑事ギャバンから小林義明の話になってしまったが、このギャバン、後半にストーリー面でもなかなかの盛り上がりを見せる。最終3部作での、千葉真一(ギャバンの父役)の登場と劇的なラストで、泣かない人間はいるのか?と思う。大葉健二はデンジブルーからの単独主役だったが、もう名演どころの話ではないのだ。本当に父と子にしか見えないのだ。

最近、ギャバンが復活して大葉健二も健在ぶりを見せたものの、そこに小林義明がいない時点で、昭和時代のギャバンをただトレースしただけのものであることは残念ではあるし、あの時代をリアルで過ごせた自分が幸せに思う。

そして、ギャバンが終わり、宇宙刑事シャリバンが始まる。(つづく)