リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

この機会に2人暮らしの見直しを

2020年05月13日 | 日々の風の吹くまま
5月12日(火曜日)。☂☁☁☂。わっ、気温が一気に10度も下がってしまった。雨は小雨だけど、気分がすっきりとするね。今の時期に26度なんて暑過ぎ。週末にはビーチや川べりの公園に人がどっと集まって、ピクニックや何やでわいわい。バンクーバー市では「2メートルルールを」を守らない人たちに出した「警告チケット」が何と1900件近い数になったそうで、予定していたスタンレー公園やキツラノビーチの駐車場の閉鎖解除はキャンセル。この三連休にはビーチを閉鎖せざるを得ないかもという話で、コロナバカもパンデミック。

どういう風の吹き回しなのか、カレシがスカイプレッスンのスケジュールを組み直して、晩ご飯の後に「自由時間」を作ってくつろぎたいと言い出したので、ふぅ~んと聞き流していたら本気も本気。生徒が増え過ぎて手が回らなくなっていたのをここらでちょっと整理しようということらしい。もう何年も熱心にやっている生徒数人はほとんどが午後か夕食後の早い時間帯に収まっているのでそのままにして、最近始めた関係で夜の8時とか9時にやっていた人たちは、こっちの午前中にアクセスできる地域にいて希望する人は午前中のグループレッスンにまとめ、時差や生活時間の関係で都合がつかない人は「残念ながら」レッスン終了。できるだけ午前中にウォーキングをして、夜の自由時間は一緒に教養講座のDVDを見ないかという提案。ほんと、どういう風の吹き回しなんだろう。

ほぼ2ヵ月のロックダウンの間、カレシは日常に何も変化がなかったせいで毎日をどこ吹く風で過ごしていたんだけど、もしかしたら、ワタシにとっては一見して日常にはほとんど変化がないように見えて実は予想を超える大きなストレスになっていたのがやっとわかって来たのかもしれないな。ワタシ自身も初めのうちは元々出不精なところがあるので大したことはないやと思っていたんだけど、買い物で外に出るといろいろな新ルールに気を使うことが多くて、しかもArts Clubのイベントが全部なくなってしまったおかげで友だちと会ってガス抜きすることもできず、自分でも気づかないうちにちょっとばかり情緒不安定になっていたようなところがある。よく眠れなかったり、やたらと胸焼けがしたり、体がかゆくなったり、(ストレスが原因と言われた)気道過敏性による咳き込みが増えたり、4月のプロジェクトのつもりだったミニチュアに手をつける気にもなれず、脚本の翻訳も読書も何もかもやる気が起きず、一度は泣き出したし、一度はちょっとしたことでぶっちぎれてけんかになったし・・・。

カレシの提案に沿って「2人一緒にくつろぐ時間」を作るのはあんがい特効薬になるかもということで、テレビには見たいものがないので、全部見るとゆうに(1コマ30分で)800時間分はあるいろんな教養講座から手始めに「栄養学」を選んでみた。はあ、リビングのソファに2人並んで座るなんて、何かずいぶん久しぶり。うん、コロナによるロックダウンは私たちにとっても「2人暮らし」の見直しの機会になったみたい。