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国立大学職員日記
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国立大学職員日記:記事一覧




国立大学職員採用試験(面接試験)の思い出 その4> の続き


 ここらで面接官が「普通」から「やさしい」の人に変更。おそらく面接官の3人は質問する内容の方向性を各自で決められているのだろう、と勝手に推測。「やさしい」の人は主に趣味や人柄が回答に反映しそうな質問を聞いてきた。最初が「趣味・特技は何か。またそれからどのようなことを学んだか」という質問。ここでも自分が最初に当てられた。そろそろ逆側から聞いてもいいのにと少々不満に思った。

 趣味に関する質問は以下の通り。「自分は幼稚園年長から小学3年生くらいまでピアノを習い、その後は小学校の学芸会などで毎年ピアノを弾いていた。ピアノから反復して練習・学習することの重要性と、その基本姿勢を身につけた。」「発表会などで伴奏を弾くプレッシャーは凄まじく、それを通して本番につよくなれるようになった」。これらのことを相変わらずの口下手っぷりで話したので、他の4人もさぞかし安心していたであろう。この質問では女性の一人が自分は琴の副師範の資格を持っていること、もう一人は特に趣味はないが温泉好きなこと、社会人の方は合気道をやっていたことを発言していた。

 その他、質問はいろいろあったけど全部は書ききれないから省略。ひとつ、自分がうまくいったなと思う回答は、「国立と私立の大学についてのイメージはどのようなものか」という質問に対するもの。自分はこの質問に対し、「国立と私立でも研究の分野においての差はさほどない。しかし私立においては学校経営が重視され、行われた研究を世に広く知らしめ、生徒を集めようというインセンティブが働く。一方で国立は基礎研究のような一見華やかではないが重要な研究に精を出す、というイメージがある」と答えた。この回答がうまくいった理由として「私立や国立に対しいかなるイメージを持っているか」という質問に対し、一般論ではなく、あくまで自分が持っていたイメージを素直に話せたことにあると思う。

 以上長々と面接の記録を書いてみた。正直この面接が通るとは思っていないが、反省材料と改善すべき点が明確になったこと、何より面接に拒否反応を示さずに面白いと思えたことを持って、まずは良しとしておこう。残りの試験に向けて用意しておくやる気も出たことも評価できるだろうし。(終わり)



国立大学職員採用試験(面接試験)の思い出 まとめ> に続く。

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面接対策について ()
2011-02-02 00:41:46
こんばんは、以前質問させていただいた敦と申します。

そろそろ本格的にグループディスカッションや
面接対策も始めていこうと思っているのですが、
管理人様は具体的にどのような対策をされていましたか?

また、面接前に目を通しておくべき媒体等が
もしあれば教えていただきたいです。

ちなみに、志望先は近畿地区の採用事務局がある某旧帝大です。
 
 
 
Re:敦さん (管理人)
2011-02-02 07:09:58
今となっては、自分はあまり上手な面接対策をしなかったなと思っています。

そのやり方ですが、面接でよく聞かれる内容などについて、とにかくひたすら自分の考えを文章にまとめていました。もともとは暗記中心の勉強の気分転換にやっていた作業ですが、受験する年の1月頃から始めて、毎日1時間くらい、A4のレポート用紙1~2枚がびっしりうまるくらいの文章を、ほぼ毎日書いていました。プレゼンテーション能力は全然身につきませんが、「自分の頭で考える」習慣はこれでついたので、まぁ、全くの無駄では無かったと思っています。あと、このブログの作る上で、あの当時にまとまった量の文章を毎日書いたことは、非常に役に立ったと思っていますし、普段メールなどで文章を書くことが多いことから考えても、毎日決まった量の文章を書く習慣は、若いときにある程度やっておいたほうが良いと思います。
 
 
 
Unknown ()
2011-02-03 00:02:19
ご返信ありがとうございます!
非常に参考になりました。
明日からはなるべく毎日文章作成するようにします。
特にあがり症の僕としては、面接を楽しめるくらい
十分な対策が必要だと思っていますので、
教えていただいたやり方はものすごく有効な気がしてきました。
 
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