ママ退院！

　遂に明日、ママが帰ってきます。
ブレーメン近郊のリハビリ施設で３週間のプログラムをこなしたママ
術後の経過も良く、まぁもちろんまだ完全に健康体なわけではありませんが、とりあえずはおうちに帰ってこれるのよー


もうパパったらすっかりウキウキしちゃって、ママの好きなお花をそこら中に飾ってるわ
明日の朝９時にうちに到着するらしいので、いつものぐうたら朝ごはんとは違い、９時には朝食の席に着くようお達しがありましたとも。

というわけで、今日はもうネルだよー

明日また詳しくアップップするぜー

よろしくぅ。

こんな日もあるってことで。

ハンブルク、本日の最高気温は何度だか分かりませんが、とりあえず凍える寒さだったのでカイロをダブルで貼っておいたキョン吉です。

今日はね、寒いってのもあるんだけど、なんだか身体がだるくておうちに引きこもってました。
いつものように朝食後お買い物に行くパパを見送って、フロとゴロンゴロンしようとして拒否られ、仕方ないのでシャワーを浴びて、一人デザート（朝なのに！！）のチョコレートケーキをほお張り、大学に行くフロを見送り、引き続きゴロンゴロン

そりゃ太るはずだよってな生活ですが、今日はね、ホントに調子が悪かったのよ
仮病じゃないのよ。
その証拠にね？
ホントは夕方、フロが大学の仕事を終えたら一緒にお買い物に行く約束だったのに（今のワタシにとっては至福の楽しみ）、それさえもキャンセルしたんだもん。


日課のアイロンかける気にもならず、掃除をする気も全く起こらず、お昼ご飯もパパが淹れてくれたカプチーノとオリーブつまんだだけ。
普段ならお昼になればパパに

「・・お腹すいた」

と忍び寄る食いしん坊のワタシが何も言ってこないので、パパも心配になったみたい。
まぁぐうたらしてんのはいつもの通りなんだけど、

「元気がないね。お金渡すから、キョウコの大好きなスーパー行って来る？」

とまで声をかけてくれる。


そう。確かにワタシはスーパーが大好き。
暇さえあれば用もないのにスーパーに行ってるのよ。
そんなワタシを知っているので、スーパーさえ行けばワタシに元気が出ると思ってるらしい

結局お金渡されて、ぽつぽつ歩いてスーパー行ったんだけどさ。行くのか。
でも元気は出てこない・・。


夕方フロが帰ってきて

「大丈夫？キョウコライン、どこか痛いの？寒いの？寂しいの？？」


となんだかんだと世話を焼いてくれた。
でもやっぱり元気は出てこない。


なんだかなー。
ハンブルクの曇りばかりの天気にやられたかなぁ

何やっても張り切れない日ってあるんだなぁ。

こんなオチもくそもない記事ですみませんねぇ


明日は元気一杯になりたいもんだぜポッチン　

シミの価値観

　うちのフロさん、うっかりフロベェです。

何事にも慎重で、これでもかってくらい考えて悩んで決断しやーっと行動に移すというのに、おいこらソコーーッてとこでうっかりしちゃってます。

先日、夕食後にデザートのアイスを食べていた時のこと。
一口食べてはナプキンで口を拭き、ワタシへのコーヒーのお代わりもこぼさないようにそろーーーっと注いでくれていたフロさん。
バニラアイスだったのだけど、大好物のチョコレート・ソースをダラダラにかけてたのね。
もうバニラの白い部分が見えないわよぉぉ、何アイスよ、それって突っ込みたいくらいの黒い塊。

そいつをね、よりにもよって真っ白のズボンの股間にうっかりひっくりこぼしやがったわけ。


ひぃぃぃぃーー！！



ワタシもパパもあまりの事に自分のアイスまでこぼしそうになったわ。


「脱いで、早く脱いで、フロさん！！」


同じく真っ白ズボンにカレーをひっくり返した経験のあるワタシは、すぐに洗えばなんとかなるって自信があった。
シミひとつ残さず真っ白にしてやるわよーー


するとね、洗剤取りに走りそうなワタシに向かって、うっかりフロべぇったらなんて言ったと思います？


「今他のズボンないから、いいや（洗濯中）」




　ハ、ハッハーン？？？


ほかのずぼんないからいいや・・・？
何、なに言っちゃってんの？

ズボンなんて、転がってるでしょうが、ワレラの部屋に。
いいからさっさと脱げよ、そのチョコレートまみれをよ。


するとフロさん、テクテク歩いて洗面所に行きズボンはいたまま、濡らしたタオルでちょいちょいってなでた。
何回かなでて、チョコ色が若干薄くなった状態でそのまんま帰ってきたよ、オイ。


まーったく脱ごうとする気配はない。

ワタシも、この家の洗濯物全般を預かってる（気になってる）者としてそこで引き下がるわけにはいきませんよ。

「ねぇ、フロさんや。今日はもうどこにも出かけないしさ、おうちにいるんだから部屋着のズボンでいいじゃない？ちゃんとしたズボンは明日ちゃんと出すから。ね？」


「いいの、これで。今はまだ寝る時間じゃないからね。ちゃんとしたズボンでいたいの」


ちゃんとしたって、チョコ色のまだらズボンでっせ。にいさん。

これだからへんにボッチャンで育ってる人間は困るんだよ。
このわけの分からないこだわり。きちんとした感じ。

こんなことしている間にも、シミはどんどん落ちにくくなっていくーー


そんなワタシの心の内なぞ知らんぷりで、フロさんったら結局次の日もそれはいてましたよ・・
だってズボン乾いてないんだもん。
こっちは気が気じゃないわ。

で、今朝。
新しいズボンにアイロンかけて、無理やり剥ぎ取りましたとも。
チョコまだらを。

必死よ、ヒッシ。
ゴシゴシこすって、シミ取りスプレーかけて、すぐ洗濯機に入れたわ。
７０度のお湯に設定し、高温でシミを吹き飛ばしてやる！！


なんとかかんとか白ズボンは復活出来たけれど、危なかったわー。ふぅ。
それ見たフロさん、

「　あー、ありがとう。綺麗になったねー」

なんて、なんて呑気なのか。
なんか、この事で２人の間の考え方というのか、ペースというのか、価値観というのか、どうにも言葉で言い表せないけど、とにかく何かは絶対に交わらない世界にあるんだなぁって悟りました


あるよね、みんなもあるよね。
こういうの。

どんな夫婦にもありますようにポチィ　

金曜日の我が家

お盆も過ぎた、金曜の夜、皆さんいかがお過ごしー？？

春琴ママ情報によれば、ニッポンも少し涼しくなってきたとか
よかったよね。やっと人が生活できる気候になってきたって事だよね。

毎回書いてますが、今日もハンブルクは曇りです。
雨が降るでもなく、グレーな空です

今週も瞬く間に過ぎてしまいまして、アイロンと料理と掃除で幕を閉じようとしています。
そんなワタシを哀れに思ったのか、多分思われてはないのか、我が家の上に住んでいるパパとママのお友達、カイザー夫妻がワレラ３人を夕食に招待してくれましたーー
聞くところによると、カイザーさんの奥さんが昔大病を患って入院していたとき、料理を作れない旦那さんを毎晩夕食に招待していたんだそうな。
そして今、ママがいないワレラに恩返しがしたいと言って、しょっちゅう誘ってくれてるの。
ワタシなんて本当は関係ないんだけど、ま、おまけってことでくっついて行きましたとも

カイザーさんちは、フロ家のまさに真上になるので、間取りが全部一緒。
よく知った間取りなのに、家具や壁の色などで全然雰囲気が違って変な感じだわ
ここのご夫婦はとってもお喋りで（いい意味よ）、北の人にしては陽気で、すごく親切
居間には旦那さんが趣味で弾いている小型のスタインウェイがあり、ちょっと親近感もわく。

それでね、着くなりワインを頂いて居間でお話してたんだけどね。
ワタクシ、本日ちょっと頭痛があって事前にお薬を飲んでいたの。
軽めの白だったから、一杯は頂いたけど、頭痛がひどくなるのが怖かったからそこからはすぐお水をお願いしてたのね。
ところがこのカイザーさん、かなりのワインフリーク。
お水を飲もうとするワタシに

「この白ワインは気にいらなかった？別のを持ってこようか。スパイシーなものはどう？」

と気を使ってくれる。
頭痛がするとも言いにくく、

「食事の時に頂くから」

とお断りする。
でもね、フロとパパのグラスにはどんどんワインが注がれていくのね。
ニッポンの宴会でビールのグラス空けたままにさせちゃいけないっていうのと変わらない勢いよ。
飲み干そうもんなら、カイザーさんったらワインの瓶持って駆け寄ってくる

まだ食事のお部屋に行ってないんですけど。
まだ食前酒の状態なのに、２本目空いてるって、いいのかこのペース・・。

とワタシは水を放さずチラ見だったわけ。


やっとお食事のお部屋に移動し、一皿目はイタリアン・リゾットホタテ添え
うみゃい！！うまいよ
頭痛があるワタシでさえ、ちょっとワインを、、と手が出そうな感じ。
そりゃぁ、フロもパパもグイグイいっちゃうよ。

カイザーさんの奥さん、趣味はお料理らしく、すっごく手の込んだお料理。
すっごく美味しいんだけど、２皿目が出るまでに話に花がさくったら。
ほんでもちろんワインもドンドン空けられていく。

ワインの空瓶が３本空いたところで、ワタシちょっと心配になってきた。
いくらパパが毎日朝からワインを飲んでいるとはいえ、いくらフロがお酒に強いとはいえ、そしていくらカイザー夫婦がワイン好きとはいえ、この段階で４人で３本は結構なハイピッチじゃなかろうか・・・

そしてメインの２皿目がやってきた。
ラム肉のグリルと豆とポテトのチーズ添え（っていうのかどうかは知らんが）。これまたすっごく美味しい
それに合わせて、白ワインのグラスが下げられ、赤ワインの登場。

ブラボーブラボーですよ、カイザーさんの奥さん！！
そりゃぁ、ワタシもついフロの赤を一口と手を伸ばしちゃうってもんだ。
飲んで驚いた。スペインの赤だったらしいんだけど、こんな重いの初めてだよ。
いくらドッシリが好きなワタシでも、こんなのグラスで一杯飲んだら苦しくなっちゃうよ・・。
早々にフロの方にグラスを押しやる

でね、その重いやつが２本空けられましたよ・・・。

えー、ちょっと飲みすぎじゃね？
みんな愉快な感じで楽しそうだけど、空ボトル一回みんなで数えたほうがよくね？


ってシラフのワタシは一人で心配。
パパなんてほっぺた赤くなっちゃって、サンタのおじさんみたいだよ？
ねぇ、いいの？？
フロにこっそり

「飲みすぎだよ、大丈夫？」

と声をかけても

「平気へいきーーー。ウーッフッフッフ」


って。
こんな笑い方のフロ、初めて見たんですけどーーー
２皿目からたっぷり１時間は経った頃に、最後のデザートが。
ホッ　これでアルコールタイムはお終いだぜー。

バニラアイスのベリー・ソース和え。
このソースも自分で作ったらしい。
甘いものはあまり得意じゃないワタシだけど、ペロリと平らげました。


って、驚いたのが、

「このデザートには、これが一番合うのよー」

って出てきたのが、キンキンに冷えたゼクト・・・

まさかですが、これもグイグイ飲まれてました。
見てるこっちが気持ち悪くなるわぃ。


約５時間のディナーの後ようやくおいとまする事に。
みんな、フラフラですよ。ワタシ以外。

ほんでね、おうちに帰ったらね、まさかというかやっぱりというか、パパサンタがトイレ直行。
すべてオモドシになっておられましたわ。ホホホ。
何度も何度も。。。
大丈夫かなぁ。だんだん心配になるけど、もう一人の酔っ払いにからまれてワタシも大変

「キョウコちゃーん　今日は楽しかったねぇぇ。美味しかったねぇぇ。ウフウフフウフ」


「クサイっ！！ワイン臭いんだよっ！！近寄るなぁーーー」


フロをベットに投げ、パパの様子を伺う。
ガウンに着替えて、ミントティーでちょっと落ち着いた様子。ホッ



それにしても、このフロ吉、あんだけ飲んだのにただただ気持ちいいだけらしい。
ドンだけ強いんだよ。
って思ってたら、なんと今日。

朝起きたらフロが横にいない。
あの寝ぼすけフロがこんな朝早くから起きれる筈がないのに・・・。
ベットから抜け出し隣の部屋を覗いてみると、、、、、。

いましたよ、いたいた。
ゾンビみたいなフロ吉が。
パジャマのまんまソファにぐったり寄りかかって半目になってるよ


「キョウコラインーーー・・。苦しいよーーー。げーってしたよぉぉぉ・・・」


・・・二日酔いかよ・・
って呆れてる間にも、トイレへ走るフロ。
オモドシになる声が家中に響き渡るわ・・。


まったくもう。

そんなわけで、金曜の我が家、２日酔いという名の病人２人とワタクシとで、一歩も外出せず家でオリンピック見ています。
みなさんも、アルコールは程ほどに

二日酔いポッチン　　　さんきゅう

パパとお買い物

突然ですが、皆さん、スーパーへのお買い物って毎日行きますか？

ワタシはね、行きません
適当に行って、適当に何日か分買ってきちゃいます。

これって、普通だよね？ものぐさ太郎じゃないよね？　え、違うの？


なんでこんな事考えてるのかって、実はパパが毎日お買い物に行くからなんです
毎朝朝食の時にパパから

「今日の晩御飯はどうしようか？」

と質問があるわけです。
その時にワタシかフロが

「今日はパスタがいい！」

だの

「今日は魚のムニエルがいい！」

だの

「日本食がいい！」（この場合はワタシが作ります）

だのとリクエストするわけよ。
するとそれに合わせて、パパはその日にいるものだけを買いに行くのね。
だから毎日毎日、本当に毎日お買い物に行くことになる。

今日の分のチーズ、今日の分のパン、今日の分のイモ・・。
ワタシ、そんなパパを見ていて言った事がある。

「明日のメニューも決めちゃって、今日一緒に買っておこうよ」

そしたらね、

「フレッシュなもので、一番いい状態の料理を作りたいからね。だからこれでいいんだよ」


あっぱれ　



それで今日もお買い物に出て行こうとするパパ。
フロも大学に行っちゃって暇なので、くっついて行っちゃいました。

ここエッペンドルフは本当に便利な場所で、くるりと一回りするだけで銀行からスーパーから日用品店からパン屋からドラッグストアまで、なんでもあるのね。
パパが書いたお買い物リストを見ながら、２人で店から店へと渡り歩きました

途中、スーパーへ立ち寄った時は、パパの籠にホイホイ欲しいもんを投げ入れるワタシ。
パパがメモを見ながら几帳面にお買い物をしているというのに、ワタシってなんていい加減なんだろう・・・って、そのお買い物の仕方の違いに壁を感じるも、まぁいいか。
好きなチョコレートとアイスを選んでおいでと言われて、ハーイと店を駆け回る自分が、もはや今年３３になろうだなんて、自分でも信じられないけどさ


どうもドイツにいると、そしてフロの両親の元にいると、自分が大人だということを忘れがちなんだよね

帰りに新しく出来たアイス・カフェの前でメニューに見入っていると

「食べたいの？」

と聞かれたけど、さすがにこれ以上迷惑をかけてはいけない、そしてパパにガキンチョだと思われてはいけないと大人の判断を下し、おうちに帰りました。

それにしてもこの組み合わせが奇妙に見えるのか、歩いている間中、いつも以上の視線を感じたわ。
フロといる時はそんなことないのにね。
レジでパパに

「パパ、これもう袋に入れていい？」

と聞いたときも、レジ打ちのおばちゃんが

「ヘッ？？」

ってな顔でワタシとパパを交互に見てたわ。

そりゃそうか。


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