青森県の六ヶ所村で日本風力開発が蓄電池併設の5万1千kwの風力発電所を建設するそうです。蓄電池の容量は3万4千kwで種類はNAS電池だそうです。
総工費約220億円とのことですから、43万円/kwほどになります。ということは、だいたい半分は蓄電池にかかる費用ということでしょうか。全体の制御システムにかかる費用がどの程度かわかりませんから、何とも言えませんが。
しかし、補助金が交付されるとはいえ、採算とれるんでしょうか?六ヶ所村には風車が集中していますから、風況は相当良いのだとは思いますが。
今夜は、町内会の役員、班長の合同会議がありました。13班ある中で、班長会長を務めることになってしまいました。1年間、まわりに迷惑をかけないように、しっかりやりたいと思います。
総工費約220億円とのことですから、43万円/kwほどになります。ということは、だいたい半分は蓄電池にかかる費用ということでしょうか。全体の制御システムにかかる費用がどの程度かわかりませんから、何とも言えませんが。
しかし、補助金が交付されるとはいえ、採算とれるんでしょうか?六ヶ所村には風車が集中していますから、風況は相当良いのだとは思いますが。
今夜は、町内会の役員、班長の合同会議がありました。13班ある中で、班長会長を務めることになってしまいました。1年間、まわりに迷惑をかけないように、しっかりやりたいと思います。
住民への説明無しにどんどん風車を建てるのは、たしかにどうかとは思いましたね。
でも景観は良くなると思うんですけどねー僕的には(笑)
それよりも、電柱や電線や、24時間光り続ける自動販売機の方がよほど景観的には醜悪だと思います。
風車建設による自然の改変と、温暖化危機。比べるのは難しいのかもしれませんが、考えないわけにもいきません。
蓄電池併設風力は、ある著名な環境NPOの方に言わせると「日本の三大風力悪」のひとつ。(3つとは蓄電池枠と、解列枠と、確か抽選制度)とも言われます。不安定な電力が売りの風力発電を無理やり、安定した電気にするわけですから、はっきり言って、こんなの政策的に見ても、経済的に見てもナンセンスだといわざるを得ません。
多くのエネルギー関係者、風力関係者、自治体関係のエネルギー担当者、電力会社の方から、この蓄電池は失敗するのでは、途中で頓挫するのではという声を聞きました。
ただ、このようなある意味奇策としかいいようが無い手法に日本の風力の未来を賭けなくてはならないという日本の実情は悲劇的かも知れません。
しかし、この蓄電池風力には一抹の可能性が残っています。ここでは書きませんが、世の中には、窮鼠猫を噛むという諺もあります。逆に大化けしないかなと思っています
蓄電ロスも相当のものでしょうし、LCAの観点からも蓄電池分は負担になってしまいます。実験としてはアリなのかもしれませんが、複雑な心境です。
ところで、風車で発電した電気で水素を作る研究は具体的に進んでいるのでしょうか。
http://www.mech.kyushu-u.ac.jp/21coe/introduction/53.html
三菱も考えているようです。
http://chikyukankyo.com/column/detail.php?column_id=39
「洋上風力発電を利用した水素製造技術開発」のご紹介
http://chikyukankyo.com/column/detail.php?column_id=59
風力発電にはどれくらい期待が持てるか -「洋上風力発電を利用した水素製造技術開発」のご紹介(その2)-
http://chikyukankyo.com/column/detail.php?column_id=61
風の良い海域へ自ら移動する浮体システム-「洋上風力発電を利用した水素製造技術開発」のご紹介(その3)-
東京都のこの事業はどうなってるんでしょうかね。
http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2002/04/60C41400.HTM
風力発電・水素供給等パイロット事業の事業者決定
三井造船もメタンを生成して陸上に輸送するという面白い研究をしています。
http://www.mes.co.jp/Akiken/business/projects/al2004_109.html
世界的に風力が大ブームになっていますが、悲劇を迎えた国があるのも事実です。
かつて世界最大の風力発電王国であり、かつ世界最大の風力メーカーヴェスタスの母国デンマークは、政権交代などでの政策変更で、国内風力の需要が限りなくゼロになりました。(ヴェスタスも相当今苦しいでしょうね)今ではスペインが優遇買取精度をなくすという話で、スペインメーカーも苦境に立たされています。
これらの衝撃に較べれば、まだ日本はスピードこそ遅れていますが、可能性はあるんじゃないかと思いますよ
アメリカも中国も過剰なブームゆえに過剰な反動があると思います
まあ、問題は多い日本の政策ですが、地道に歩んでいくしかないでしょう(ただし、乱開発はだめですよ!)
デンマークもスペインも一定規模の風力発電導入は既に達成済みですので、日本と比べるのは失礼かもしれません(笑)。
歩みの遅い日本の風力発電でも色々問題が出てきているわけですから、アメリカや中国もこれからいろいろありそうですね。気持ちは焦りますが、地道な努力が大切なことに間違いありません。