My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

当日記の内容については風車ファン以外の無断での転載転用を固くお断りします。

風力エネルギー利用シンポジウム その2

2006-11-23 22:53:43 | 風車日記
今日は片道2時間近くかけて家族で買い物に行きました。なぜそんなに遠くまで行くかというと、近場では着られる服が無いのです。さすがに身長190cmを超えると簡単に洋服を見つけることができません。若い頃はボーナスが出ると、東京まで服の買出しに行っていたのですが、今では面倒なのと資金の問題もありここ何年も出かけていません。我が子たちもほどほどに大きくなってもらいたいものです。でかくなりすぎると色々不便ですから。

昨日に引き続き風力エネルギー利用シンポジウムの続報です。
一日目の依頼講演の中で比較的おもしろかったのは、経済産業省の新エネルギー対策課長の話です。現在の補助制度は耐風速と雷対策で一定の基準を満たしていると補助率が割り増されるのですが、その結果、自国の風車メーカーが差別を受けていると、アメリカの商務省から横槍が入ったことにご立腹で、風車メーカー名をパワーポイントに映し出して、文句があるなら直接言って来いという趣旨のこと発言していました。もちろん採択に関する数字をあげて、差別などありえない事を説明していました。

また、電気事業者の系列会社が採択漏れしたところ国会議員から問い合わせがあっという話をこれまた会社名を明らかにして批判していました。なかなか、おもしろい人です。一見、腰が低そうに見えて実はかなり高飛車(失礼!)なお役人とお見受けしました。話も上手で退屈しませんでした。

その後、環境省の課長の温暖化に関する講演がありましたが、こちらはいかにも環境省の課長という感じでした。話の内容も特にどうということはありませんでした。もっと熱く語ってもらいたかったですね。

出張ではいつも7千円くらいのビジネスホテルを使うのですが、今年は東京出張も最初で最後だったのと、ここのところストレスが溜まっていたのでちょっと気分転換に贅沢をしようと、奮発して丸の内ホテルに泊まりました。大赤字ですが、やっぱり新しいホテルは小奇麗で気持ちが良かったです。観光は当町の大きなテーマですから、時には贅沢して良いホテルに泊まるのも勉強の一つです。
しかし、最近続々誕生している外資系の一流ホテルは一人で泊まると、一泊6万~7万円します。一度は泊まってみたいと思いますが、いつになることでしょう。

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38 コメント

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あまりの格差 (カリブの海賊)
2006-11-25 00:31:04
エネ庁の講演は、会場の外でも話題もちきりだったみたいです。ちなみに知り合いの該当メーカーのユーザーさんに聞いたら、開口一番、そんな大それた事はできません!!!といっていました。そのメーカー見たらかなりの数が採用されているんですけどね。でも素朴に考えると、あの風車はドイツ製なのでは?
誰の意図なのか気になります
採択漏れの業者のほうは、多分、既に風車を発注しちゃったから?とかだとありえるかも知れませんね

環境省の講演は残念でした。本来、一番熱意と誇りを持って推進できる省なのに・・・
しかし、その後の外郭団体の講演は、まさにペーパーを正確に読んでいるだけという内容だったので、そちらの方が疲れました。つまんないという意思表示で何度も、トイレに出入りするという形で会場内を横断してささやかな抗議はしたのですが(笑)風車にとって重要な調査の報告だっただけに残念でした
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がんばってください。 (kynthm)
2006-11-25 18:55:36
あの風車は当町内での計画でも採択されています。ドイツ製ですが会社はアメリカ資本ということでしょうか。風車需給情勢から相当前もって発注しないと手に入らないらしいですね。

環境省の方も実務の上ではもしかしたら、ものすごく温暖化防止に力を発揮している人なのかもしれませんが、プレゼン能力も最近では重要なことの一つですよね。

NEDOは過去の発表を見てもああいう感じが多いのであまり期待していませんでしたが、それにしてもですね。基礎データの収集はもちろん非常に大事なのですが、実際それをどのように現状の改善に繋げていくのかというところがさっぱりわかりませんでした。
あちこちの顔色を伺っていたのでは何にもできません。がんばってください。
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危険な予感 (カリブの海賊)
2006-11-26 22:50:31
現在、風力発電機は、まさに飛ぶように売れているようです。納期2年という声も聞きます。
ただ、過去の風力発電機の歴史を見ると、初期の風車はつくりがしっかりしていたのが、第一期風力ブームの風車は、結構壊れたり、そしてまた落ち着くと良くなる。それを考えると、今のMW級は不安ですね(実は10年を超えたMWの風車って殆ど無いですし)
先日、第一次バブル期の風車の中身を見てきましたが、「ありゃりゃ」という部分がありました
この風力ブームは、確かにメーカーは儲かるかも知れませんが、後で大きな爪あとを残しそうです。
また、既に欧州で空前のブームになっている太陽光も、飛ぶように売れるため、積極的に価格を下げる努力を失ってしまっており、現在の高買取価格が政権交代で問題となり、デンマークの風力市場のように一夜にして消滅してしまう可能性もあります
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地道に前進して欲しい (kynthm)
2006-11-27 22:13:54
新規の大型商談にばかり気をとられて、アフターサービスが疎かになるようでは、本末転倒ですし企業としても恥ずかしいことなのですが。

また、ものづくりの面から言っても一歩一歩足元を固めながら進んでいかないと、思わぬことになりかねません。どこのメーカーのどの機種とは言いませんが、取り敢えず大型化をということで作られた風車で評判の悪いものもあるようです。

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MW級の危機 (カリブの海賊)
2006-11-28 21:40:44
風力発電は世界的に見ても急ぎすぎかも知れませんね。日本でもMW級で5年経過したものはまだわずかですし、2MW級では皆無ではないかと思います
しかし、今年のエネ庁の補助金採択先を見ますと、2.5、3.0MW目白押しです。このクラスになると、欧米での1年以上の実績すら積んでいないと思われるので、複数の風力関係者から「怖すぎる」。
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ホントですね (kynthm)
2006-11-28 22:16:21
2000年に世界ではじめてドイツで年間新規導入風車の平均出力が1Mを超え、そのドイツでさえ2005年導入風車の平均出力は1.63Mです。

2M級は国内導入4年足らずです。
ヨーロッパでも洋上風車を除けば大型化は足踏み状態ですよね。

風車の信頼性以外の観点からも、個人的には国内で2M以上はデカ過ぎると思います。
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イメージダウン? (canada)
2006-11-28 23:18:03
風が吹いているのに大型風車が(故障で)止まっていると遠くからも目立ちますしね。
悪いイメージとなり兼ねないので、難しいところですね。
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困ります (kynthm)
2006-11-29 17:56:15
ホントですね。風力発電なんて役に立たないなんて言い出す人が出てきそうです。
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タカビーです(笑) (安藤です)
2006-12-16 21:42:11
貴重なコメント有難うございます。
安藤@タカビー(?)です。

確かに先を急ぎすぎてはいけませんね。
風車はロバストでなければなりません。

ちなみに昨日GE日本副社長の土○氏(当課ではツチマルさんと呼んでます)が「年末のご挨拶」とかいうことで来課されました。話の中身は、まったくゴアイサツで失笑しました。

ろくに直接会話もせずにあちこち言いつけるなら、こちらにも考えがあるぞと言っておきました。

個人的にはこんなことは言いたくもないのですが、政府間関係ともなりますと、ちょっとタカビーくらいでないと足下を見透かされてしまいます(@o@;

クリーンエネルギーの雄、風力推進のため、また御指導ください。
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驚かさないでください (kynthm)
2006-12-16 23:31:14
安藤です。って・・・・ 出たー
当ブログのことで最近色々な場面で声をかけていただくことが多いのですが、久々にビックリしました。

ネットのおかげで色々なデータや論文は誰でも容易に手に入れることができるようになりました。しかし、本当に知りたいことが見つからないのもネットの特性?だったりします。で、本当に知りたい風車の真実を少しでも紹介する、というのがこのブログの趣旨でもあります。

国やその外郭団体の方の講演の多くは、ネットでひけるデータや法律の解説を繋げ合わせたものだったりして退屈です。そんな中、先日の安藤さんの講演はある意味衝撃的でした(笑)。もちろん良い意味でです。

風力発電は一見順調に発展しているように見えますが、関係者の間には相当な閉塞感が漂っているというのが現状ではないでしょうか。
系統連系の問題一つとっても、民間の力だけでは解決できません。悲観していたところに安藤さんのような方が担当課長として登場したのですから、期待せずにはいられません。

風車メーカー、電気事業者、業界団体及び某国には厳しく高飛車(笑)に、国民と新エネルギーには優しい、そんなご活躍を願っております。

いやー、しかしびっくりしました。
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