地方公務員の 日々淡々

地方公務員の私が日々の出来事や思ったことをづっていきます。なお、一応フィクションです。

1月30日(木)

2014-01-31 | 読書(社会)
 体調不良がずっと続く。先週と今週は内容が違うので、それほど心配はしていないのだが。幸い仕事もハードでは無いので、降ってくる仕事を処理し、定時で退社。2月の準備が余り出来ていないので、来月になってから忙しくなりそうだ。10時半就寝。

「新しい労働社会」(濱口桂一郎著、岩波新書)読了。さすが岩波新書、という感じの非常に充実した内容の本で、「日本型雇用システム」を出発点に論じていて、日本の雇用の仕組みの欧米との違いや、さらには先日読んだ「現場主義の競争戦略」(藤本隆弘著、新潮新書)あたりの内容が立体的に見えたりする。一回読んだ程度ではとてもではないが理解しきれない。毎日少しずつ読んだが、新書で200ページ程度しかないにもかかわらず2週間かかったし、あと2~3度はじっくり読みたいところ。いずれにせよ、非常に面白いし、よく理解できる。
 本を読む限りは、どことなく大学者然とした感じがしたのだが、筆者の濱口氏は1958年生まれとのことなので、まだ55~6歳。労働省で長年勤務していたとのこと。今後の活躍が楽しみでもある。

1月29日(水)

2014-01-30 | 読書(小説)
 相変わらず、体調が優れない。寒さのせいもあるのかもしれないが、なかなか改善しない。定時で退社。10時就寝。

「ぼくは落ち着きがない」(長嶋有著、光文社文庫)読了。長嶋氏の本もだいぶ読んだが、この本は自分には合わない方の本だった。まず冒頭のやや凝った入りに戸惑いを感じ、続いて、登場人物が多くて特徴を覚えるのに苦労する。
 本としては、高校の文科系の部活動ってこんなもんだよな、という印象。われわれの頃との違いは携帯電話がある(いまはスマホだからもっと進化しているのだろう)ことくらいか。
 物語は、相変わらず事件も起こらなければ冒険も謎も無い。淡々と、イベントがありそれをどうにかやりくりし(乗り越えるというよりは、やりくりする、潜り抜ける、くらいが適当だと思う)、小さな浮き沈みを繰り返しながら、卒業が迫ってくる、という展開で、われわれの学生時代もこんなもんだったな、と思う。この辺りの感想は長嶋氏の他の小説とだいたい同じ。ということで、登場人物の多さや独特の癖(長嶋氏の癖ではなく、長嶋氏の描いた「高校の部活特有の癖」)に慣れれば、心地良い小説だと思う。ただ、「タンノイのエジンバラ」や「夕子ちゃんの近道」のように心の中に小さく何かが根を下ろしたような読後感は無かった。

1月28日(火)

2014-01-29 | 読書(小説)
 体調不良。どうにか勤務時間をやり過ごし、定時で退社。帰宅後夕食を食べて、すぐに就寝。

「阪急電車」(有川浩著、幻冬舎文庫)読了。有川氏の本は敬遠気味だったが、ブックオフで100円だったし、阪急線沿線には多少なりとも土地勘もあるので、思わず買ってしまった。
 恋愛は相変わらず、「そんな風に行くわけ無いでしょ」って言いたくなるような甘い展開ではあるけど、この小説はむしろ、正義感とか、勧善懲悪とかがテーマであって、そちらもすんなり気持ちよく片がつくので、気分的にはすっきりする。半沢の時のような、ひねくれた救いの無い勧善懲悪でもないのが良い。娯楽として、電車の中などで読むには、このくらいがいいのかもしれない。
 ちなみに、この本には、ついに阪神淡路大震災の事が一行も出てこなかった。もともと2007年頃に書かれた作品らしいので、東日本大震災の前という事になると思うが、この小説の舞台になっている阪急今津線沿いは阪神淡路大震災の被害の大きかったところで、西宮北口駅周辺も、甲東園周辺も、相当な被害が出ているが、あの地震から小説が書かれたときまででも10年以上がたっている。あの地震からしばらくは、何をするにも地震は避けて通れなかった時代があったと思うが、2007年時点では、もうそういう意味で「克服」したということなのだろう。

1月27日(月)

2014-01-28 | ニュース雑感
 通常通り。定時で退社、12時就寝。

 2~3日前に出ていたニュースだが、日本国民をノーベル平和賞に推薦しようというインターネット上の署名活動のニュース。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140125-00000005-kobenext-soci
 活動自体は正しいと思うし、これにより中国の軍拡などに世界の目が集まれば面白いのだが、一方で憲法9条の改正には相当な足かせになる。政治的な事を考えれば、ちょっと微妙なところ。政府としては、正面から訪ねられれば「賛成」というのだろうけど、現実には、ちょっと後押しは難しいのだと思う。
 実際のところ、日本国民はノーベル平和賞に十分値すると思う。他のノーベル平和賞よりもはるかに価値がある。平和とは単に戦争を起こさないというだけでなく、「戦争が起きるかもしれない」という不安があるだけでも、脅かされるものであり、「他国を侵略する目的の軍を持たない」というだけで、極東にどれだけ平和をもたらしている事か。それも、ヨーロッパのような大人の国の中ではなく、北朝鮮や中国を隣に控えているのだから、立派なものだと思う。
 悲しいのは、その憲法が米国の占領下で、アメリカの強い意図で作られたものである事。この憲法(憲法の原案を作った)を作った当時のアメリカ人(名前は失念)こそがノーベル平和賞にふさわしいという発言もどこかで出てくるかもしれない。
 余談だが、というか上記にやや矛盾するが、やはり憲法9条はちゃんと見直すべきだと思う。みなおして、国民的な議論をした上で今の状態なら良いが、1970年代頃まではそれなりに議論がされていたのは間違いないが、最近は「事実上無理」状態。

1月26日(日)

2014-01-27 | ニュース雑感
 再び特段何も無しだが、勉強が若干進んだ。12時就寝。

 NHKの籾井新会長の発言がここ2~3日ニュースになっているが、発言の中身は全く正当、ただし、今発言する事じゃない、そういう意味で、政治的にもっと勉強してください、という話だと思う。
 さらに言えば、問題は、こういう正論を言いづらい政治社会環境のほうだと思う。朝日新聞も籾井新会長をたたき韓国の言説を引っ張ってくるのに必死だが、問題はそっちではないでしょう。正しい事をきちんと言える世の中が正しいのであって、韓国が間違えている。

 余談だが、以前も書いたとおり、韓国の日本批判については、実に馬鹿馬鹿しいし、見ていて気分が悪いが、韓国との付き合い方については、一般人のレベルとしては、「無視する」という事しかないと思う。少なくとも、韓国製品等韓国の息のかかったものは、身近においていると、見るだけで常に韓国を思い出して気分が悪いので、買わないほうがいい。
 伊集院光氏も、社会マナーを踏まえない人に関するテレビニュースについて、かつてラジオ番組の中で、「その人が許せないとかではなく、見ていてやるせなくなって、チャンネルを変えてしまう」とのこと。見ていて、どうせこちらは何も出来ないし、イライラするだけなので、とのこと。「君子危うきに近寄らず」とも言うし、「馬鹿は相手にしない」という言葉もある。政治家等はそれでは困るが、一般人はそれでいいと思う。

1月25日(土)

2014-01-26 | 読書(小説)
 通常通りの週末。余り良いすごし方ではないのかもしれないが、特にたいした外出をすることもなく一日が終了。午後に軽く家族でランニングできたのが進歩か。12時就寝。

「タンノイのエジンバラ」(長嶋有)読了。30ページから70ページ程度の短編小説が4編。長嶋氏の本には、20代後半~30代くらいの、仕事を持たなかったり、離婚していたり離婚間際だったりといった主人公が多いが、この本に収録されている4編も、うち3編までがこの手の主人公。このあたりであれば、感受性が適度に高い上に、世の中を見る目が備わっていて不思議でない年齢の上、時間も十分あるだろうから、主人公として描きやすいのだろうか。
 また、これもこの本に限った事ではないが、元気が出るとか勇気が出るというわけではないが、読んでいて親近感が沸いたり、主人公の発想に「その通りだよね」と思ってしまったりして、妙に安心感があり、読後感も良い。さらさらっと読んで落ち着いたいい気分になれる。ストレスがあるときなど、ちょうどいい。もっとも、長嶋氏の小説は繰り返し何度も読むといろいろな発見がありそうであることは感覚的に分かる。時間があるときにもう一度じっくり読んでみたい。

1月24日(金)

2014-01-25 | F1
 午前も午後も特に何も無いまま終了。この一週間、体調を崩しただけで特に進歩が無かった。定時退社、12時就寝。

 F1界ではうれしいニュースと残念なニュースが入った。うれしいニュースは小林可夢偉のF1復帰。佐藤琢磨はなかなかF1復帰の夢がかなわなかったが、小林はザウバーチームを切られる前の鈴鹿で表彰台に立ったし、ペレスにポイントでまけたとはいえチームの戦略に拙い部分も随分あった。いわゆる「一発の速さ」に乏しいので振興チームにとって適材では無いかもしれないが(振興チームは、全戦安定してよい成績を残すのは無理なので、マシン性能や戦略がうまく嵌った数少ないレースだけでも突出した成績を残す、という方法を取らざるを得ないはずであり、そうなると、普段はダラダラであっても「ここぞ」というときにドカンと力を出せるドライバーが良い)いずれにせよ、頑張ってほしい。このチームなら全戦頑張る必要は無い。どこかでいいところを見せてほしい。
 一方で残念なニュースは今年再びF1マシンの見た目が醜くなったこと。2009年の草刈機、2012年の段差ノーズにつづき、今年はありくいノーズとも言われているが、2014年のマシンはネットで見る限り、2009年に続いてダサい(2008年(?)シャークフィンもダサかった)。これは本当に困りものである。チーム側は見た目より速さを重視せざるを得ないので、こればかりはルールを決めているFIAが無能であるとしか言いようが無い。

1月23日(木)

2014-01-24 | Weblog
 仕事は通常通り。忙しいのか忙しくないのか良く分からない。午前は休んでいる他人の仕事の残務を処理し、午後は自分の仕事と他人から頼まれた仕事を処理。ずっと仕事をしている感覚で暇はしないのだが、自分の仕事は全体の3割程度なので、これをどう考えればいいのか。普通に考えればダメだが、何事にも協調性をという社風を考えれば、悪いことではない。定時で退社、12時半就寝。

1月22日(水)

2014-01-23 | ニュース雑感
 体調はやや改善。仕事は定時で切り上げて帰宅。仕事もいまいち上手く進まず、気分もいまいちだが、仕方ない。12時就寝。
 それにしても、あの都知事選の面々はどうなのだろう。細川さんはさすがに年を取りすぎたし、舛添さんも、厚生大臣として良く頑張っていたと思うが、どうも都知事といわれてもぴんとこない。田母神も、応援はしたいが都知事のように「顔」となるポジションというよりは、評論家であったり議員の中の一人のように外野からキチンと意見を言うポジションの方が良いような気がするのだが。都民で無い人間が何を言っても意味は無いのかもしれないが、みんなどうもしっくり来ない。