珈琲おいしい

日々の日記の予定だったけど最近ゲームコラム風。いまとなってはレゲーレビューブログかな。

ランキングから眺めたゲーム業界2008【素人】

2008-05-12 02:43:37 | 素人視点のゲーム業界
普段余り気にしないのだけども、たまたま
『メディアクリエイト』提供の売り上げランキングが出てたので
ちょっと思ったことを書いてみようかと思いました。

~~~~~

以下『メディアクリエイト』提供のランキングを引用しました。

1 Wii マリオカート Wii 任天堂
2 PSP モンスターハンターポータブル 2nd G(同梱版含む) カプコン
3 Wii リンクのボウガントレーニング+Wiiザッパー 任天堂
4 Wii Wiiフィット 任天堂
5 DS めっちゃ!太鼓の達人DS 7つの島の大冒険 バンダイナムコゲームス
6 DS ポケモンレンジャー バトナージ ポケモン
7 DS ぼくらはカセキホリダー 任天堂
8 PS3 戦場のヴァルキュリア(限定版含む) セガ
9 Wii デカスポルタ Wiiでスポーツ“10”種目! ハドソン
10 Wii Wiiスポーツ 任天堂
11 DS DS美文字トレーニング 任天堂
12 DS エンブレム オブ ガンダム バンダイナムコゲームス
13 DS 家庭教師ヒットマン REBORN!DS フェイトオブヒート タカラトミー
14 Wii はじめてのWii パック 任天堂
15 Wii 大乱闘スマッシュブラザーズX 任天堂
16 DS マリオカートDS 任天堂
17 PS2 無双OROCHI 魔王再臨(限定版含む)コーエー
18 DS とったど~!よゐこの無人島生活。バンダイナムコゲームス
19 DS NARUTO -ナルト- 疾風伝 忍列伝 II タカラトミー
20 Wii プロ野球 ファミリースタジアム バンダイナムコゲームス

とりあえず20位までをずらっと並べてみたけども…
『ニンテンドーDS』が9本!
『Wii』が8本!
『PSP』が1本!
『PS3』が1本!
『PS2』が1本!

メーカー別に言うと
『任天堂(ポケモン含む)』が10本!!
『バンダイナムコ』が4本!
『タカラトミー』が2本。
『カプコン』『セガ』『ハドソン』『コーエー』がそれぞれ1本。

という…なんとも驚異的ともいえるランキング。
そうか。時代は『DS』と『Wii』『任天堂』なんだな。

ここで「任天堂スゲー!」って言うのは簡単なんだけども。

これでいいのか?ゲーム業界。

と言うことを感じてしまいました。いやホントに。

~~~~~

普段、ランキングとかあまり気にしなかったので
ここまで『任天堂』が猛威を振るっているとは思ってませんでした。

そりゃ『任天堂好き』からすればこのランキングは嬉しいものですが
正直言って『ビデオゲーム』の幅って1社がよければって
話にはならんのですよね。

『ファミリーコンピュータ』時代を知っている我が身からすれば
いろーんな会社の様々なジャンルのゲームが並び立ってた事も
いい思い出の一つで。

ちょっと思い出したって『カプコン』『ナムコ』『ハドソン』
『エニックス』『スクウェア』『コナミ』『光栄』『タイトー』
『ジャレコ』『サン電子』『バンダイ』『テクモ』などなど…

特になんの情報を見ることなく、思い出のソフト名と共に
いろんなメーカー名がソラで言えたりするモンですが。

メーカーごとに『カセット(いわゆるROMカートリッジ)』の
形に個性があったり、色使いがそれぞれのメーカーごとに
違ってたりと…

それぞれのメーカー毎に特徴を放っていたものですが…

今はどこのメーカーがどんなソフト出してるのか…
個性の区別がつかないよ!

~~~~~

ぶっちゃけると。当時はどの企業が有名で儲かり方がどの程度だったか。
とか、やっぱり任天堂は強かったよ?とか、全然知らないのだけども、
今週のランキング(もしかしてここ最近ずっとコンナ感じ?)なんかは…

ちょっとかたより過ぎじゃないですか?

いわゆる『サード』と呼ばれる企業の経営陣はこの状態を
どんな気持ちで眺めているのでしょうね。

非常に興味深いです。

『DS』や『Wii』に乗り換えたところで、広報不足のため
売れない名作なんかは山ほど(は言い過ぎか??)あるみたいですし
かといって『PS3』ではゲーム製作が難しい。

実は粒ぞろいの『XBOX360』だってランキングを見ると
50位までに一本も入っていないし。

かといって『PS2』で勝負をかけるゲームを作るには
今更感が強くて仕方ない。

従来の流れのまま作るなら『PSP』なんかはちょうどいい感じもしますね。
こう考えると。

ここまで考えただけでも…実はゲーム製作って…

非っっっ常ぉ~~~にっ、リスクの高いビジネスなんじゃないですか??

~~~~~

続編が多いのはそのためなのかも。
前作が売れてれば、と言うこともあるけども。

『任天堂』だって実の事いえば、そうそう完全なる新作ばかり出してる
わけじゃないし。
『ボウガントレーニング』だって『ゼルダ』っていう保険かけてた
訳だし。まぁ面白かったからいいけども。

それだけじゃなく、いわゆる『広報』とか『情報公開』に積極的だよね。
それだけじゃなく、いわゆる『開発力』とか『研究』にも積極的だよね。
『任天堂』は。
かなりの少数精鋭でやってる企業だから資産もハンパじゃないと聞くし。

もしかしたら、小さいゲーム企業が大きく成功する夢物語は
ここまでゲーム業界が成熟していると…手遅れなのか!?

よく、開発時期において『任天堂』タイトルでも別の企業が
ゲームを開発している所を聞きます。

が。

それって『任天堂』からの救済措置的なものなんでしょうかね。

そう考えると…ヤッパリ難しそうだな。小さめの企業が
様々なタイトルで成功するのは…。

~~~~~

『PS3』が『MGS4』で反撃を開始するそうですが、
その他の企業はそのスピードについていけるのでしょうか。
開発力の高いはずの『スクウェアエニックス』の『FF13』だって
まだ聞こえてこないのに。

『PS3』が技術的に高いハードルを『サード』に強いて
しまった事も見受けられますが、
『任天堂』は広報力や開発力で『サード』に対して
高いハードルを強いてしまったように見えてしまいましたよ。

こうなってくると、その他の企業は『二番煎じ』や『続編』や
『キャラクター物』で追いかけ、そして凌がないと…
息が切れてしまうのでは…

それが現在のゲーム業界に現れているように感じましたね。

任天堂社長の岩田さんが、「自由なタイトルを作れる環境を整備し…。」
と、よく耳にします。

しかし、実のところは『任天堂』というブランドがハンパじゃなく
大きくなっている。という事に気づいているのかなぁ。
もちろん企業努力の賜物なんだけども。

ユーザーが『任天堂』以外のメーカーの新作ソフトに目を見張りにくく
なってきているという現状をどう思ってるんだろうか。

『広報』の不足?『開発力』の弱さ?

『任天堂』側からのフォローは?またはフォローのし過ぎが
『サード』への甘やかしになる??


実はもう、淘汰されはじめてるのかも知れないですね。
それは『任天堂』によって、では無く。

ユーザーによって。

だって怖くて買おうと思えないんですもん。サードの新作ゲームが。

ソレが『カプコン』や『スクウェアエニックス』ぐらいだったらまだしも
全然聞いたことの無いメーカーだったりしたら…
手をつけませんて。

~~~~~

さて、そんなことを言ってもなにも始まりませんか。

明るい話題も無いわけではありませんでした。

『レイトン教授と不思議な町』や
『赤川次郎ミステリー 夜想曲-本に招かれた殺人-』
『世界樹の迷宮』

といった新作でありながらもヒットする。という前例があります。
方法や法則と言うものが分かれば、きっと次のゲームビジネスを
面白くしてくれるはず。

そうすれば、管理人のようなゲーマーが楽しめるゲームも増えるはず。
無駄な鉄砲を数撃つのはやめて、信念のあるゲーム作りをしてくれれば…

ランキングを眺めただけでこんなにも長い文章を書かずに
済むのだろうなぁと思いました。

つくづくゲーム好きな管理人だなぁとも思いますが。

忘れなかったら来年の今日あたりにランキングを眺めてみましょうかね。
どんな風になっているか楽しみです。

ちょっと長くなってしまいました。

今日はこの辺で。


≪関連ページ≫
 ●週間のランキング(メディアクリエイト)
 ●【週間売上ランキング】『マリオカートWii』がミリオンセラーを達成(4/28-5/4)(iNSIDE)

≪当ブログ過去ログ≫
 ●400万本と4000本【素人】
 ●僕とサードとサードの生きる道 【素人】(+追記)
 ●私がオジイサンになっても【素人】


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (古雑)
2008-05-12 05:57:48
お久しぶりです。
最近は少し前のゲームばっかり崩してる現状でして、今後の注目作は「NINJA GAIDEN2」「ラタトスクの騎士」まで特にないという・・・最近のゲーム業界にちょっぴり疎くなってますが、今回のエントリーは少し思うところがあったのでコメントを。


まずランキングに関してですが、ちょっと今回はタイミングが・・・ゴニョゴニョ。見事に他ハードが駆逐されてる状況ですが(笑)、実際の所はそうでもありませんよ?
まぁ10万本単位のスマッシュヒットが任天堂系に集中してるのは・・・もう2年前から同じなので置いといて、キチンとハード毎に黒字タイトルはポツポツ出てるはずですよ、確か。4月は若干本数が少ないので任天堂系が強いですけど・・・任天堂系はいつも通り恒常的なタイトルが多いですからねー。時事タイトルに限定すれば、もっと変わってくると思います。


そんな現状、任天堂の一人勝ち巻は強いですが、任天堂ハードは未だにゲーマーの集客率が低いです。コアゲーマーに限らず、PS2時代のライトゲーマーすら、それ程取り込めていません。
(任天堂タイトルが強すぎる一因もここにありますね)

逆にPS2から流れて行ってるのが、PSPなんだと思います。ぶっちゃけ「MHP」とか。
やっぱりPSフォーマットの流れは強いって事ですね。任天堂ハードにPS出身のタイトルを持ち込んでもあまり評判は芳しくないですし。

・・・任天堂は確かにトンデモナイ利益をあげていますが、それは既存ゲーマー層からでは無いんだと思います。やはり既存ゲーマー層から利益を得るのは、既存ゲーマー層が多く集うPSP(と一応PS3)で頑張るサードなんですよ。非ゲーマーによる任天堂ワッショイが目立っちゃうので、ちょっと判り辛いですけどね。

それでもこの1年、ゲーマー達は大分盛り上がってきたと思いますよ。PSPだけでなく、PS3も、360も。
そしてそろそろPS3は本格的にエンジンが点く・・・かも!な現状ですので、悲観するのはまだ早いと思います。

>これでいいのか?ゲーム業界。

この台詞は、後1年待っても遅くはないと思います。
少なくとも、PS3の成否が見える来年までは。
いや、だからと言って油断してると、そろそろ海外勢に負けちゃいそうですけどね(笑


>赤川次郎ミステリー 夜想曲-本に招かれた殺人-
それと少しお節介。コレ、新作じゃないデスよ?
10年ぐらい前にPSで発売されてます、確か。その数年後に出た2とのセット版なので、移植というかリメイクというか。


ではでは、駄文長文失礼しました。
返信する
Unknown (au21st)
2008-05-12 20:36:35
こんにちわ。また拝見させてもらいました。


最近のファミ通にも、「任天堂の一人勝ち」についての記事がちょくちょく載っていますね。

PS2を買わないでGCをプレイしていた僕としては、たいへんうれしいのですが、やはり他社の良作が世間のから拒否されるいうのは良いことでは、ないですね。

PS3もこれからMGS4やFFがなどの有名タイトルが、発売を控えているので、これからのゲーム業界に注目って感じです。
返信する
コメント有難うございます。 (kuroo0)
2008-05-14 00:54:37
>古雑さん
コメント有難うございます。
そうですね。時期的に…ゴールデンウィークとかが
重なっている所がミソかもしれませんね。
『任天堂』は連休とか、クリスマスとか強そうですもんね。

他のサードのタイトルが別途に強いコンテンツを
持っている事は多少なりとも感じています。
ただ、続編物に限って作られている事も多く感じていて
最初に乗り遅れると…目も当てられません。

確かにコアゲーマー層の取り込みには失敗している感じが
あります。
多分『モンハン3』も『Wi-Fi』の出来次第では
外れる可能性もありそうな気がします。
『モンハン3』のためだけに『Wii』を買うユーザーがどれほど居るのかも不明ですし。

実質3月の売り上げで最も多かったハードは
PSPらしいですね。
総売上は確かにDSの圧勝かもしれませんが
今現在最も勢いのあるハードとして考えると
PSPがキテる!と言う事なのだと思います。

普通どおり、ゲーム好きの中ではそれほど
盛り下がったと言う事は無いのでしょうね。
しかし。数が出ることで結果が一目瞭然となり
やすいランキングですから、売上げだけを
考えればこの点数と言うことなんでしょうね。
PS3の弾が出そろう頃にはきっと面白い
ゲームの時代がまた訪れるんだろうなぁ。

という事を来年に期待したいと思います。

赤川次郎。
有難うございました。再調査します。


>au21stさん
自分もPS2よりもしばらくGCでした。
ほんと粒ぞろいのソフトたちでしたから
楽しむ事の出来たハードでしたよ。

そうですね。まだしばらくはユックリこの
動向を眺めていこうかと思います。

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