珈琲おいしい

日々の日記の予定だったけど最近ゲームコラム風。いまとなってはレゲーレビューブログかな。

僕とサードとサードの生きる道 【素人】(+追記)

2006-12-23 16:11:55 | 素人視点のゲーム業界
『任天堂』といえば、いわずと知れた『ファーストパーティ』と呼ばれる会社。
そりゃもちろん『Wii』や『DS』という、ハードの展開をされているので
もちろんですね。

で、『セカンドパーティ』ってのが一般消費者を指すらしい。
(追記:実はここは割りと未確定で記載しました。『任天堂』が指す
 セカンドパーティは、内部関連会社、パートナーを指すらしいです。
 tarさん:情報提供ありがとうございます。)

で、良く世に言われる『サードパーティ』。
これはご存知『スクウェアエニックス』であったり『カプコン』であったり
『バンダイナムコ』であったり『コナミ』であったりするわけだ。

位置づけ的にはこんな感じだけど、一般的に『ファーストパーティ』
『セカンドパーティ』は世に語られる事は無いみたい。
アップルコンピュータ サポートの見解より

という事をふまえて。今日の本題に行こうかと。

~~~~~

最近感じた事。
『チョコボの不思議な絵本』のテレビCMを見た。
そしたら、ゲームとは縁の無さそうな女性が『DS』をもってゲームを
プレイしているスタイルが。

これは!?

『おいでよ どうぶつの森』や『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』の
テレビのCMと雰囲気が似てるじゃないか!?

それから
『ぷよぷよ!(DS版)』のCMも『蛯原友里』さんが『DS』をプレイしてる
スタイルで展開してますね。

これは!?

なんか似てない!?コレ!?

というところで。

考えてみると、女性のライトユーザーにもお手軽に出来ますよ~っていう
方向性を打ち出してるんだろうなぁ・・・って感じます。
でもって、『ぷよぷよ』はいざ知らず、『チョコボ』の方はどんなぐあい
なんでしょうね。

で、感じたのは・・・

やっぱり『サード』の生き残る道ってのは『二番煎じ』なのか?
というところ。
テレビCMの雰囲気も似てるってのがまずあって、
内容も、自社のかわいらしいキャラクターを今時風(ライトな女性向け風)に洗い直し。

これは売れるのか?

筆頭になっている『任天堂』では『Newスーパーマリオ』が売れてる。
これは『ライトユーザー』にぴったり合っているみたいだし
過去の作品の洗い直し的に成功をおさめてる作品だと思う。
未だに週間で4,5万本売れてるし、350万本越えだし。(もちろん『どうぶつの森』も)

~~~~~

この路線を狙ってるのかな?

まず、『脳トレ』の爆発的ヒットは、何となく分からないでもない。
新しいジャンルが『ライトユーザー』に見事マッチしたんだろうな。
これは分からないでもない。

昔、『ビル・ゲイツ』が言っていた『ニッチ(隙間)』を見事に埋めた
ソフトだと思うから。

では『森』と『マリオ』の売れ続けている要因は何なのか??

と、自分なりに考えてみたところ・・・


要するに、おもしろいから。


これしか思いつかなかった。
そして、他人に勧めてみても何の抵抗もないという一般的なカテゴリー
じゃないか・・・って所も付け加えてみる。

管理人的見解でいうと・・・
【一般的】カテゴリーには
『マリオ』『どうぶつの森』『メイド・イン・ワリオ』『脳トレ』
が当てはまり

やや【低年齢層向け】カテゴリーでは
『星のカービィ』『ポケットモンスター』『ロックマン』
なんかが対象かな。

で、【ゲーマー向け】は、いわずと知れた
『ゼルダ』『シレン』『ドラクエ』『メタルギア』『ガンダム』
なんかが思いつきます。

で、サードはこの【一般的】という部分に目を当てられるスタッフが居ないんじゃ
ないだろうか。
または、居るんだけど発売までの力がない・・・ってな感じで。
もちろん自社のキャラクターをブランドとして利用したいってのもあるんでしょうけど。

以前当ブログから相互リンクを張っていただいている『M・吉田さん』による
【M・吉田のブログ】で
『ドラクエ9は非ゲーマーなRPGユーザの一部を切り捨てるか?』という
記事が載っていました。

そこには、システムの変更にあって、過去から追い続けているユーザーを
断ち切ってしまうんじゃないか?
面白いものを作りたいなら別のタイトルでやればいいじゃないか?
しかし、それでは面白さは新しく生まれない・・・といったジレンマを
述べられていました。

そこから考えてみたとき。
じゃあ、そもそも『ドラゴンクエスト』が最初に発売された理由はなんなんだ?
という事を考えてみました。
そりゃ、当時は『RPG』なんてものが確立されていなかったわけですし
『ライトユーザー』しか居なかったんじゃないか?という時代。

なぜ『ドラゴンクエスト』が大ヒットしたのか。

そこには提供されているソフト郡とは違った『ニッチ(隙間)』を埋める
何かがあったわけですよね。

恐らくそれは『剣と魔法とドラゴンによるファンタジー世界』の提供。
というものがあったのでしょう。
小説などでは提供のあった世界なのかも知れませんが、
『ファミリーコンピュータ』では初の試みだったんだと思います。
それが、未体験ゾーンとして提供されたわけですから・・・
時代を代表するタイトルにまで育ったんだろうなぁ・・・と。

~~~~~

要するに時代が必要としている、または現在では未提供である『コンテンツ』が、
ここでは売れる要因になると考えられます。

ま、面白い事が前提ですが。

それを見事に見抜いたのが任天堂の『岩田社長』だったんですね。
彼が社長に就任した当時は『ニンテンドーゲームキューブ』が一向に
盛り上がらない時期。
考えてみれば『任天堂』が最も佳境にあったんじゃないかと思える時期でした。

『岩田社長』への反発も大きかったようで、会社も大変であったと
うかがっています。

その時期に『DS』の発表。そして『脳トレ』の発表と。

「売れるのかよ?」「本気でやるの?」

社内からの声も少なくなかったそうです。
しかし、今では『Wii』までもが品切れ続出による世紀の大ヒットを飛ばしています。
今でこそ自信満々で各メディアでコメントをしている岩田社長ですが、
『DS』の発表時は・・・相当の苦労があったんじゃないかと思います。

今、ユーザーが必要としている『コンテンツ』とは?
もし手元にあったら楽しんじゃうな♪といえる『コンテンツ』とは?

それが見える人でなければ、300万本を越える大ヒットというのは
もう見出せないのかもしれないですね。

~~~~~

各メーカーには、一般的市場を調査するチームが無いのかなとも考えられます。
ゲーム市場を代表する『ファミ通』でさえ、期待の新ゲームランキングや
過去の面白かったソフトランキングを見ると『シリーズ物』がズラリと
肩を並べます。

このユーザー(管理人含む)を対象としているのでは・・・視野が狭いんじゃないで
しょうか?

せっかく広い世代へ『コンテンツ』を提供できる立場にありながら
狭い範囲の人にしか『楽しさ』を提供しないという風になっている現状。

「こんなに面白いもの作ったのに、なんで世間は理解しないんだ!?」

このセリフが製作側の独りよがりなのか、それとも
一般消費者があえて無視しているのか。

その判断ぐらいはいい大人が出来ないはずないですよね。

~~~~~

管理人は基本的にゲーマーなので今後も『ドラゴンクエスト9』や
『逆転裁判4』『バイオハザード5』等々を応援していく気ですが、
はたして『サードパーティ』と呼ばれるゲームの開発会社の方々は・・・

今後どんな展開を見せてくれるんでしょうか?

『ドラゴンクエスト』という世にとどろくキラータイトルが
『DS市場』へ動いた今。
『DS』を持つユーザーへの『コンテンツ』提供の垣根は下がったんじゃ
ないでしょうか。

『脳』をトレーニングするソフトの二番煎じや、ライトな女性向けの
CMでお茶を濁す事をして結果を出せない事を嘆くぐらいなら
身を削ってでも『おもしろいカモ!』と思えるソフトを・・・
打ち出してみては・・・打ち出してくれたら・・・いいのになぁ・・・。

という素人のたわ言を書き出してみました。

それではまた。


P.S.
あと、もう一言だけ言うと
「そんなていどじゃないだろう!!」「こんなもんじゃなかったはずだ!」
「見せてみろっ!!!!」
と三言になってしまいました。

≪関連ページ≫
 チョコボと魔法の絵本(公式Webサイト)
 ぷよぷよ(公式Webサイト)
 ●ドラクエ9は非ゲーマーなRPGユーザの一部を切り捨てるか?(FF12のように)(M・吉田のブログ)

≪当ブログ過去ログ≫
注)以下の記事では『Wii』を『レボリューション』と記載しています。(過去の記事のため)
 ●隙間を埋めて欲しいんだ!【素人】
 ●革命【素人】


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
僕の生きる道 (osaru)
2006-12-23 16:30:55
ファーストだろうが、サードだろうが、要は自立しているかどうかだと思います。
自分で決めて、自分で進む。自分で決めるためには周りをよく見る。自分で進むからには自己責任を負う。僕の生きる道が分かっていれば、失敗を恐れず、失敗を生かせるはず・・・。
そうなんですよねぇ (kuroo0)
2006-12-23 19:08:56
osaruさんはじめまして。
そうなんですよねぇ。
たまたま『岩田社長』に先見の明があったことと
やっぱり運もあったということなんでしょうね。

あと、それをやれる立場とチャレンジ精神とフォローする体制や
部下や支援者を説得する材料などなど・・・
立場ある大人が動く時はカナリの付加すべき材料が
多いもんだなぁと感じます。

そこまでしても『面白いものを伝えたい!』とした
『任天堂』の今の体制は支持しちゃうなぁ・・・と
思ってしまった年末でした。

今後ともヨロシク!

セカンドパーティ (ter)
2006-12-24 01:17:08
こんばんは。

どうやら任天堂のセカンドパーティの定義は、HAL研究所、インテリジェントシステムズ、RARE等の任天堂の看板でゲームを出している会社を指すみたいですよ。
ありがとうございます。 (kuroo0)
2006-12-24 02:56:31
本文に記載をしました。
ご指摘ありがとうございます。
Unknown (デレン)
2006-12-24 10:46:29
私は今の任天堂のスタイルは(ライトユーザー層獲得
)GBAの『メイドインワリオ』が原点の様な気がします。当時のCMで明かなゲーム素人(爺、婆、女子高生)を使い、『メイドインワリオ』を遊ばせた『ゲーム画面』+『素人の反応』を上手く融合させた映像でした(多分無名の役者でしょうけど)。私事ですが「これは売れる!」と当時勝手に周りに吹聴しました。誰も信じてくれませんでしたけど。

ヒット後の任天堂社員(役員?)のインタビューで「今後の方向性が決まった」との話を聞きました。時間がかかりましたが。

>各メーカーには、一般的市場を調査するチームが無いのかなとも考えられます。

セガの主な収入は『アーケード』です。ですから『一般家庭』の事は考えてないと思います(だからCMがヘタなのか?)。

http://homepage2.nifty.com/kamitoba/goroku/yamauchi.html

↑岩田氏を社長に任命した先代任天堂社長の語録です。面白いので一度読んでみて下さい。読めない時はお手数ですが『山内語録』で『google検索』で検索してみて下さい。多分ヒットします。
情報ありがとうございます! (kuroo0)
2006-12-24 14:40:56
なるほど~。
『メイドインワリオ』ですか~。感慨深い。
自分もゲームを今ほど夢中になってプレイしてない時期に
買った掘り出し物でした。
まんまと『任天堂』にしてやられてるってことですね。

で、リンク先の情報も拝見しました。
やっぱ『偉人伝』的な感じですね。
任天堂の屋台骨が強力なのもうなづけます。

ちなみに名前からのリンクで当ブログの過去記事を
リンクしました。もし良かったら読んでみてください。
『メイドインワリオ』です。
任天堂の商いが大きいから目立たないけど (通りすがりの虎猫)
2006-12-25 01:23:01
サードも女児層の発掘に一役買ったではないですか、たまごっちで!
年末はたまごっち2とラブベリですね。

任天堂が残してくれた?漢字系ソフトもサードのロケットカンパニーが元気ですし、先陣を切ったTDKコアも躍進しました。

マーベラス、アトラス、SNKプレイモアなどはスクエニより早くDSに注力し、任天堂が手薄なRPGや萌え系をフォローしようとしてますし。

ハドソンはニコリと提携して、パズル系ソフトをDSに大量投入して存在感をだしてます。

プラドのDSギター、コナミ・カプコンの株系ソフト

サードもDSソフトのニッチ(任天堂が注力してない分野)を探して頑張ってる訳です。

Wiiでは、サードもエレビッツ・カドゥケス・ガンダムハンマーなど頑張ってます。エレビッツお勧めです。エレビッツこそ若い女性層にも売れそうなんですけどね…残念…もう少しまともなプロモにすれば…。
Wiiではサードも平等にチャンスがあるので頑張ってもらいたいものです。
たしかにそうですね! (kuroo0)
2006-12-25 21:17:35
おお!大きく市場は動きつつありますね!

任天堂が注力していない、市場にどんどん作品が
提供されています。
大変な賑わいを見せてきていて、とても華やかに
なってきているのは確かに感じています。

なぜ、今回こんな内容を書いたかというと、
やっぱり現在においても、売上とかで上位に
ランクイン(これが全てではないのもわかって
いますが…)できないところにツメの甘さを感じて
いたためです。
特に『Wii』のサードがあんなに少な目になるとは思いませんでした。
最もこれから数が増えるのでしょうけど。
ご指摘の『エレビッツ』がももう少し売れても
よさそうな印象だったのですが・・・

やはり広報の方法、テレビCMの使い方・・・なんでしょうか・・・

そういう意味では『たまごっち』は見事に花を咲かせた作品で
すごいなぁ・・・と感じたものです。

『DS』発売当初、『きみのためならしねる』なんかを
必死で楽しんだ身としては、何が違うのか!?の
差が分かりませんでした。
同じように面白かったんですが・・・

今度は『Wii』というプラットフォームになりました。
気がつくと『DS』と同じテツを踏まないように
サードには頑張っていただき、ぜひとも盛り上げていただきたいですね!

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