何だろう、不思議発見!

ふだんよく耳にする言葉や使っている物、その謎を解明して見よう。たくさんの知らないことがありそうだ。

千葉・いすみ市の漁港に大量のイワシの死骸…200トン以上

2012-06-15 | 自然

イワシの大群

 

千葉県いすみ市の大原漁港で、大量のカタクチイワシが打ち上げられ死んでいるのが見つかった。200トンを超えるとみられ、同市の夷隅(いすみ)東部漁業協同組合は「これだけの規模は見たことがない」と驚いています。

 同漁協によると、イワシの大量死が確認されたのは4日朝。波打ち際は足の踏み場もないほどだったという。イワシが一気に漁港内に押し寄せて酸欠になったためとみられる。地元の水産業者らが撤去作業を進めているが、終了のめどは立っていない。

 同漁協は「大型の魚に追われたという可能性もあるが、これだけ大量になった理由はわからない」と話している。しかし、学者などは、地震に反応して何らかの影響が表れたとする人もいます。6日以降も撤去作業を続けるというが、関係者らは「異臭がひどく、活魚用の取水もできない」と困り顔だったそうです。産経新聞6月6日

 


世界最古アユ、学生が40年前発見

2012-06-13 | 生物

ほぼ全身が残っていた約1000万年前のアユの化石。右側が頭(松江市の島根大で)

  

島根大(松江市)は1日、同大で保管していた魚の化石が、約1000万年前の世界最古のアユの化石であることがわかったと発表した。

 東アジアで分布するアユは、氷河期が始まった約258万年前に出現したとするのがこれまでの定説。今回はこれを約750万年遡ることになるという。

 化石は40年前、松江市内で、島根大の学生が発見した。6点あり、うち2点はほぼ全身の骨格(長さ4〜6センチ)が残っている。大きさから「ワカサギ」とみられていた。魚の化石に詳しい小寺春人・鶴見大講師(比較解剖学)らが島根大を訪れた際、珍しい化石だと気づき、電子顕微鏡で観察。アユ固有の櫛(くし)のような歯を確認し、骨格も現在のアユの稚魚と同じだった。読売新聞6月2日


あくびは犬にも伝染する

2012-06-11 | 動物

 ポルトガルの大学で、実験がされた結果によると飼い主のあくびは犬にも伝染するということが分かりました。

このチームが研究した結果は、学術誌の「アニマル・コグ二ション」に発表されているそうです。

研究チームは、29頭の犬に飼い主のあくびや無関係の人のあくびなどの録音を繰り返して聞かせ、犬がつられてあくびをするかを観察しました。その結果では、飼い主のあくびの音を聞いた時、あくびをする割合が高いのに気付きました。

 あくびの伝染には他者に共感する能力が関与していると考えられています。これまで人間同士のほか、チンパンジー同士での伝染が報告されていました。

 近年は、種を超えて伝染する例として、人間から犬への伝染が注目されていました。犬は長年、人間と暮らし、狩など複雑な共同作業をこなして来ました。研究チームはこうしたことから、「人間に対する一定の共感能力を発達させた可能性がある」と見ています。

        読売新聞より


虫を追跡し積乱雲予測

2012-06-05 | 科学

 積乱雲

 

 風に乗って運ばれる昆虫やクモを気象レーダーで追跡し、夏の豪雨をもたらす積乱雲が生まれる現場を突き止めることに、気象研究所などのグループが成功した。

 積乱雲の発生を予測する技術につながる成果。26日から茨城県つくば市で始まった日本気象学会で発表する。

 積乱雲は、風が集まった場所で上昇気流ができると発生する。研究グループは昨年8月7日午後、東京西部の上空約500メートルに全長1ミリ程度の昆虫などが滞留しているのを、羽田空港の気象レーダーでとらえた。東京湾からの冷たい海風と陸の暖かい空気がぶつかる場所に、風に流されてきたホソハネコバチやクモが滞留したものとみられ、そこで積乱雲が生まれたのも確認した。昆虫などの体内の水分が、雨滴と同じようにレーダーの電波を反射するらしい。

 また、最初にできた積乱雲から、冷気が雨とともに噴き出し、これに乗って昆虫などが移動するのも追跡。冷気が次々と新しい積乱雲を誕生させたり、積乱雲を大きくしたりする場所も確認した。この日、一帯は豪雨や落雷被害に見舞われた。

(2012年5月27日18時13分 読売新聞)

積乱雲の発生原因は様々であるが、多くの場合は地上付近と上空の温度差がもたらす大気の不安定によって生じる(すなわち不安定を解消しようとして生じる)対流性の上昇気流によるものであるが、地形の影響を受けることもある。よって、積乱雲は多くの場合、地上と上空の温度差が大きくなる夏場に見られるが、日本海側では暖かい海面上に冷たい季節風が流れ込むことによって生じることもある。

積乱雲は大きく発達した積雲(雄大雲)がさらに発達したものである。雄大雲がさらに発達すると雲内に氷晶(氷の粒)やが多く形成され、それらや雨粒が次第に落下して下降気流が発生するが、激しい上昇気流も分布している。このように対流活動が活発になり、氷晶や霰が形成されて激しい降水や雷を伴いやすくなったものを積乱雲と呼ぶが、雄大雲と雲頂が対流圏界面に達する前の段階の積乱雲を外観上で区別することは困難である。

また、雄大雲からニワカ雨(驟雨)が降ることもあるが、雷は伴わない。 Wikipedeaより