会社で部長が、
「ちょっと、飲みにいこか。」
というので、息子のお迎え、夕食の
仕度等の段取りをして“飲み会”に
参加することにした。
身近の部署5人だけの飲み会。
今の職場は
はっきり言って今までの職場の
中では、冷たい雰囲気のする職場だと
思うが、実際は皆が気を使って
適当な距離を取っているようにも
感じられる私にとっては仕事が
やりやすい職場だ。
その中で、今読んでいる本の話題になる。
結構、皆がその話には興味があり
本との係わり合いを持っている。
部長は「歴史のミステリー」。
この部署で一番学歴が高く、年下の
野郎は、五木寛之。派遣の子と、同僚
係長(男)は今はあまり読んでいないが
新聞を必ず読むが、派遣の子は子ども時代
親から1週間5冊のノルマを与えられ、
係長(男)の奥さんは3歳の息子を連れ
毎週図書館に通うという、本とは縁の
切れない環境にある。
私は、前にも書いた内田 樹の
「女は何を欲望するか。」
だ、という話をする。
本の題名を聞いても、多分内容は想像
できないだろう程に、この本は哲学的で
ある。
語るのに恐ろしいのだが、この本では
まず、動物的欲望が単なる生理的欲望の
充足を目指すのに対して、
人間的欲望は「他者の欲望」を標準にする、
ということだ。
つまり他人から「愛され」「欲せられる」
「承認される」ことを人間は渇望する。
うぬ、確かにそのとおりだ。
認めたくはないが。
皆、他人(家族でも誰でもいい)に
認められたい自分がいること、に
気付いたことはないかい?
この本に、夫婦の制度、隷属的な女性の
歴史が語られ、じゃあ、だからどうやねん、
というところまでは読みきってはいない
ものの、結論が書かれているのかどうか
は、わからない。
この本の「フェミニズム言語論」の中では
本を読んでる“自己”という
フィルターが人間の数だけ沢山あって、
それが女性だとか男性だとか関係なく
本の主人公等と自分を摩り替え
物語的に自分の体験したことのない
知見や快楽を想像の世界のうちに
体験するのが本の楽しみではないか
ということが書いてある部分がある。
(と、私は思う)
フェミニズムだけでなく、今生きている
ことではて?と感じたり、何なのだろう
と思うことの多い私には、発見できること
が多く書かれていて、じっくりと噛み砕くように
読んでいるところだ。
若い人達と話してみると、自分ひとりで
生きている、と思っている人が多いのよ。
実は、何か(どこか)に属していて
その中に認められたい自分がいる、
ということに気付いてみてはどうだろう。
その時、あなたはどうする、という
所から社会は成り立っていくのかも
しれない。
「ちょっと、飲みにいこか。」
というので、息子のお迎え、夕食の
仕度等の段取りをして“飲み会”に
参加することにした。
身近の部署5人だけの飲み会。
今の職場は
はっきり言って今までの職場の
中では、冷たい雰囲気のする職場だと
思うが、実際は皆が気を使って
適当な距離を取っているようにも
感じられる私にとっては仕事が
やりやすい職場だ。
その中で、今読んでいる本の話題になる。
結構、皆がその話には興味があり
本との係わり合いを持っている。
部長は「歴史のミステリー」。
この部署で一番学歴が高く、年下の
野郎は、五木寛之。派遣の子と、同僚
係長(男)は今はあまり読んでいないが
新聞を必ず読むが、派遣の子は子ども時代
親から1週間5冊のノルマを与えられ、
係長(男)の奥さんは3歳の息子を連れ
毎週図書館に通うという、本とは縁の
切れない環境にある。
私は、前にも書いた内田 樹の
「女は何を欲望するか。」
だ、という話をする。
本の題名を聞いても、多分内容は想像
できないだろう程に、この本は哲学的で
ある。
語るのに恐ろしいのだが、この本では
まず、動物的欲望が単なる生理的欲望の
充足を目指すのに対して、
人間的欲望は「他者の欲望」を標準にする、
ということだ。
つまり他人から「愛され」「欲せられる」
「承認される」ことを人間は渇望する。
うぬ、確かにそのとおりだ。
認めたくはないが。
皆、他人(家族でも誰でもいい)に
認められたい自分がいること、に
気付いたことはないかい?
この本に、夫婦の制度、隷属的な女性の
歴史が語られ、じゃあ、だからどうやねん、
というところまでは読みきってはいない
ものの、結論が書かれているのかどうか
は、わからない。
この本の「フェミニズム言語論」の中では
本を読んでる“自己”という
フィルターが人間の数だけ沢山あって、
それが女性だとか男性だとか関係なく
本の主人公等と自分を摩り替え
物語的に自分の体験したことのない
知見や快楽を想像の世界のうちに
体験するのが本の楽しみではないか
ということが書いてある部分がある。
(と、私は思う)
フェミニズムだけでなく、今生きている
ことではて?と感じたり、何なのだろう
と思うことの多い私には、発見できること
が多く書かれていて、じっくりと噛み砕くように
読んでいるところだ。
若い人達と話してみると、自分ひとりで
生きている、と思っている人が多いのよ。
実は、何か(どこか)に属していて
その中に認められたい自分がいる、
ということに気付いてみてはどうだろう。
その時、あなたはどうする、という
所から社会は成り立っていくのかも
しれない。