倉敷界隈(かいわい)

「今の倉敷」と「今の私」の記録です。

悲願

2008年11月30日 20時36分54秒 | 写真

※今日の写真は、「写真」という画質ではありませんがお許しください。

ファジアーノがJFL4位以内を確定し、J2昇格条件を満たしました。これで決定とは言えませんが、来期からJ2参戦が出来そうです。

多くのチームが何年も苦しんで勝ち取るのに対し、ファジアーノ岡山は昨年地域リーグから昇格し、JFL1年目の今年にJ2昇格の条件をクリアと、大変有り難いステップを踏んできました。天に感謝してます。

とは言え、JFLで苦労したチームがプロのJ2に初めて挑戦して勝てるなんてとんでもないと思ってます。勝って欲しいけど、とてもじゃないけど相手にならないはず。今日の試合も、途中でその下手さ加減に目をそらしてしまいました。だけど、どんなに負けても私は応援していきます。自分の地区のチームですから。今は力が及ばなくても、きっと彼らがさらに努力してくれますから。それを見守り、どんな時でも応援し続けるのが私たちに出来る唯一のことでしょう。

熱しやすく冷めやすいのが日本人の特徴と言われますけど、特にこの岡山は「冷たい」と言われるぐらい身替わりが早いと思います。今年は昇格騒ぎでにわかサポーターが増えても、来年負け続けたらあっという間に熱が冷めるんじゃないかと。だけどいくらかのサポーターが応援をし続けていれば、きっと我が町のチームとして全ての人が誇りを持てるようになるはず。それまで続けていきたいと思います。

今日一番嬉しかったのはこのシーン。相手の富山サポたちがファジアーノにエールを送ってくれました。

終了後、「ファージアーノ!!」 と声援してくれてました。

来年はきっと同じJ2で戦う敵、だけど同時に昇格した同窓生として、ライバルとして、お互いにがんばっていきたいです。こう言う時の戦友っていいものですよね。

次はお互いにJ1へ昇格してエール交換したいもの。いつか出来たらいいです、きっといつか。

日記@BlogRanking


話す人たち

2008年11月29日 08時17分23秒 | 写真

大きな仕事に区切りがつきまして、まぁ自分的にはうまくいったかなとホッとしてます。おかげで最近はあまり出歩くこともカメラを取り出すこともなかったので、今日は手持ちの写真でご勘弁を。

たぶん10月ぐらいですね、この写真。倉敷で絵を描いている人は珍しくなく、美観地区周辺では特に大人の人をよく見かけます。中にはオオっっと驚くようなタッチの人もいるし、おしなべて皆さん楽しんでおられて絵よりもその雰囲気が幸せ。自分の好きなことが出来るってのはいいことだよね。

近所にリタイヤしたおじいさんがいるんだけど、「いつも散歩しているの。ほら○○のそばに交番があってそこに大きな歩道橋があるでしょ。あそこの上からいつもボーッと眺めているの」(家人)。私、意味もなくボーッと眺めるのが好きで、特に遠くまで見渡せる高いところならいい。あのおじいさんもそうなんだろうか。

中にはすることがなくて手持ち無沙汰な人もいるみたいだ。仕事が趣味なんて、エコノミックアニマルなんて言われた時は勲章のように言ってた人もいたけど、仕事以外に打ち込めるものがないという言い方も出来るわけで、可哀想でもある。まして家族との不仲で家にいにくい人なら気の毒だ。

私の好きな天領太鼓の人を見ていると、好きなことに打ち込めるっていう環境がいかに素敵なものかと実に羨ましい。ちらっと聞いたところによると、あの大太鼓って4000万円もするんだって(驚)。それをみんなで守っていけるなんて素晴らしい。和太鼓集団って結構あっちこっちにあるから、これを見ている皆さんも参加されたらいいですね。

友人に倉敷でも有名なジャズバンドに入っている人がいます。コンサートをすればいつも満員。ディナーショーなんてチケットはかなりの値段だけど、それでも完売。なのに「儲かるわけじゃない。結局はもちだし。音楽で(利益を出して)食っていけるのはホンのごく一部。」だそうです。だけど、「自分たちはアマチュアだし、お金のためにやっている訳じゃない。音楽が好きだから。そう言うもんです。」と言っていた。だけど、あんなに生き生き楽しんでいる人たちを見ていると、末永く続けられて欲しいと願う。天領太鼓や他のアマチュアグループも全て同じ。まぁ私に出来るのはチケット買ってコンサートに行くことぐらい。自分にとってはそれが一番いい。そういや年明けには倉敷音楽祭のチケットが販売開始ですね。楽しみです。

おっと話を元に戻そう。

こうやって絵を描いて、仲間と話をして、出来た絵を自分ちに飾って、時には友人にプレゼントして、、、いい過ごし方だよなぁ。

自分の好きなこと、打ち込めること、夢中になれることがあるってのは、人生の素晴らしい調味料に違いない。

日記@BlogRanking


気づいたら事故

2008年11月26日 00時11分09秒 | 写真

昔と違って、最近は行ける範囲なら自転車か徒歩で行くことにしている。イオンで買い物をしたりするなら積む必要があるから車で行くけれども、ユニクロで服を買う程度なら自転車で十分。駅前程度なら歩いて行っている。30分かかるなら歩こうか自転車か考えるけれども、20分なら間違いなく歩く。1時間なら…、休みの日なら歩くかな。

歩いたり自転車に乗って行っていると、普段なら見落としそうなものまで目に入ってくる。先日のこと、写真屋さんでプリントを受けとって帰っている時これを見つけた。

近所で事故があったなんて聞いてなかった。だけどこの書き方、これって人間の関係した事故だよね。頭ってあるから倒れたんだろう。車との接触か? 自転車で転けた程度でこぶが出来たぐらいならいいんだけどそこまではわからなかった。まだチョーク痕が新しかったからこの日のうち、もし前だったとしても前日ぐらいだろう。少し不安になって血の痕も探して見たがそれはなかった。掃除したからではなく、出血のあるような事故でなかったと思いたい。

12月になるね。車に乗らない人はわからないかも知れないけど、この季節、みんなとても焦っている。何もそこまでと思うぐらいイライラして運転している。もちろん運転手はそうは感じてない。傍から見てそう感じる。

事故ってどんなに気を付けても起こるものだ。先日、若い子が車と正面衝突した。カーブの坂道、下から徐行して車が上ってきていた。見通しが悪いし、突然飛び出す自転車があるからだ。その車に向かって、急いでいた自転車が突っ込んできた。カーブミラーがあるけど見てはなかった(自転車側が)。坂でぶりがついている+焦ってスピードを出していたので、車に気づいてブレーキをかけても止まらなかった。そのまま真っ正面から激突。はじき飛ばされてそばに転がった。

不幸中の幸いか神様のご加護か、自転車の前輪がショックアブソーバーになって人は助かった。膝を打ってしばらくは痛みがあったけど、折れることもなく頭を打つこともなかった。本当によかった。自転車の前輪はぐにゃりと曲がってもう動くこともなかった。衝撃の強さがわかった。

こんな事故でも車の方が悪いと言われる。弱者を守るのはその通りだろうけどな…。若い子はノーテンキだった。自転車が新しくなると言っていた。でも彼、おとなになったらわかるだろう。その時はどうもないと思っていても、年取ると膝に違和感を覚えたりするものだ。結局事故は自分の身に責任を残す。法律上は相手の責任になっても、痛い思いをするのは自分であり、後で困るのも自分。

この事故、そんな事故でなかったらと思う。私は経験上わかる。何十年も前のことだが、私も同じような経験をした。今でも右膝は大切にしている。あの若い子も、おのれの経験を次代に伝えていって欲しいものだ。結婚して子どもを育てるぐらいの歳になったらわかると思う。もしこのブログを見ている若い人がいたら、「自分の行動」は「自分を守ること」だと胸に刻んで欲しい。友人は左手の指が一本うまく曲がらない。高二の時にはねられてそうなった。もう何十年も会ってないけど、今でも同じだろうと思う。ホンの些細なことだったのにな。

日記@BlogRanking


思い出写真館

2008年11月25日 01時12分24秒 | 写真

チボリ公園で「思い出の一枚」と言う写真展が始まった。ここで撮ったさまざまな素人写真を展示してある。

最初は私も出そうかと思っていた。たぶんテクニック(と言うほどでもないけど)は私の方が上だろう、写真もそうだろうから…、そう思っていたけど、結局は出さなかった。結果が見えたからだ。

写真はどれも素晴らしかった。お世辞にもうまいとは言えない。構図もピントもまだまだ。一番多いのはブレ、それからボケ。夜のイルミネーションが多いから仕方ないだろう。露出もオーバーが目立った。デジカメで撮るとそうなることが多い。いわゆる素人写真だった。

だけどどの写真も素晴らしかった。幸せが写っていた。

ママ撮った子どもの写真、パパが写したファミリーの写真、おばあちゃんが孫を抱き、おじいちゃんと一緒に乗り物に乗った写真…、それらがここにあった。例えぶれていてもピントがあってなくても、それはあの一瞬しかなかった幸せの記憶。思い出の記録。どの顔も、どの写真もそれが詰まっていた。私の写真がどんなによくても、そこに写っている幸福には勝てない。私が出す展覧会ではない。やはり自分の判断は正しかった。

そこにはこんな写真もあった。天皇・皇后両陛下行幸の写真。

たまたまこの場面に出くわした家人が、「陛下はいつものように穏やかに手を振られていたんだけど、知事が大はしゃぎで満面の笑みを浮かべて手を振りまくっていたので、それが邪魔で…(笑)」、そういやそんな話を聞いたなぁ。

今日は冷たい雨の夜だった。もう何もイベントはない時間だろうと思っていたけど、音に誘われて行ってみるとマリオが歌っていた。これは最後のジョニー・B・グッド。プレスリーが好きなのだそうだ。

サングラスをかけ、まだ伸ばせてないからともみあげを付けて熱唱してくれた。同じ笑顔ならこの笑顔の方が自分にはいい。彼の歌も聴けなくなるのか…、寂しいことだ。

子どもとお母さんが乗っていたのだろうか。パパが大きな声で叫びながら手を振っていた。子どもが喜んで笑ってくれてたらいいな。上から撮っていたらこれも素敵な思い出の一枚になっただろうと思う。

日記@BlogRanking


観察会

2008年11月23日 10時37分14秒 | 写真

今日は大切な日です。サッカーの試合があるのです。

岡山にはJFLのファジアーノ(雉の意)というチームがありまして、J2に参加申請しているのですが、今日勝てばJ2への昇格条件を満たしそう。うまい具合にホームのスタジアムでの試合です。私も応援に行きたいのですが、車検が長引いていて(昨日で終わるはずだったのに)ちょっと行けそうにない…。TVで観戦します。

サッカーでも野球でも、まぁスポーツ中継なら普通解説がついてますが、これを専門家がやるととても面白い。しゃべりがうまくない人もいるけど、経験を上手に伝えてその場面を解説してくれる人なら本当に面白い。逆に精神論やわめき散らすだけとか、がんばれがんばれしか言わないと無用に感じます。

聞いてて面白かったのは野球なら江川かな。頭の良さも感じるしね。

サッカーの場合は場面展開がはやすぎてその場の解説だとわかりにくい。ハーフタイムにスローを使った解説なんかをしてくれるとよくわかる。この間のカタール戦で言えば、相手のボールを複数人で挟み込んで奪う守備とか、高さのないフォワードがどう動いて攪乱するかとかね。それを知ってみると面白さが倍増する。まぁ本当は自分でそれがわかるなら一番いいのだろうけど、経験者の言葉でないと完全にはわからないのが自分だったりもする。11chを見ていると、サッカー無経験の張本氏や大沢親分がサッカー解説(批判?)をしているけど、野球以外の経験のない人の言葉だから実にとんちんかん。野球って動いている時より止まっている時の方が多い。片やサッカーは90分間ずっと走り続けている。同じスポーツ選手だからといってわかるはずがない。それを知ったように言って、またそれを鵜呑みにする視聴者もいるんだから困りもの。本当のところは経験者でないとわからない。経験は何事にも代え難い。

阿智神社の裏道を降りていたらこの集団に会った。みんな手に紙を持って植物をのぞきこんでいる。瞬間的に、「あぁ自然観察会だな」と思った。

列の最後尾には学芸員らしい人もいた。たぶんこの人たちがまず説明をしてから現場に出かけてきたのだろう。私も別の観察会の経験があるが、普段全く気づかないような普通の場所に、「こんなものがあったのか」「こんな生き物がここにいた(あった)のか」と感動すら覚えた。

解説してもらうのは素晴らしい。本人には常識であっても、素人にはその知識が尊い。

昔、山で切った木を運搬する仕事をしているおじさんと話をしたことがった。ものすごく興味深かった。今でも内容を鮮明に覚えている。またいつか書くことにしよう。

日記@BlogRanking


被写体

2008年11月22日 20時22分23秒 | 写真

この猫に会いたかったらアイビースクエアに行くといい。美観地区のせんべい屋さんの方から入るところ、あのキャンドルショップのあたりでゴロゴロしている。

耳がちぢれたようになっている種類で、確かちゃんとしたブランドものの猫のはず。名前はよくわからない。猫の種類には全くと言っていいほど詳しくない。

ここに来る人は観光客だし、子どもがいたとしても親と一緒だからあまり悪さをすることはない。まして大人は悪いことをしないから、この子はいつもおとなしく、人を怖がらない。撫ででも大丈夫だし、こうやって写真を撮られることも多い。色々な人生があるだろうけど、その中でも特上の平和さのものだろうな。こうやってみると倉敷の町って猫が多いのかも知れない。似合う街なのかな。

一番似合うのは尾道じゃないかと思う。カメラマンの中には猫撮り専科の人がいて、ある女性が尾道の猫を撮りまくっていたと思う。石畳の坂の街、細い路地と階段、斜面から海が見え、正直言ってどこでも絵になる。あの場所なら猫がいれば最高だろう。ああいうところでは確かに犬より猫の方がぴったり来るな。

職場で使っていたノートパソコンが壊れ、廃棄のパソコンを再利用して組み立てている。ビスタはイヤなので無理矢理XPを使うためだ。ところがこれが難しい。あちこち壊れていて、どうやらHDDも交換しないと寿命みたいだ。手間賃含めて1万弱。金をかける価値があるかどうか、微妙なところだなぁ…。

日記@BlogRanking


舗装

2008年11月18日 19時34分48秒 | 写真

年末や年度末と言えば恒例なのが道路工事。

工事をしているぐらいだから必要なんだろうけど、しばしば何で必要もないのにこんな工事しているの?予算を消費するため??なんて思うこともあるわけです。

道路特定財源について某有名知事さんは「必要、必要」と言っているんだから、やはり道路にお金を使わないと困るところもあるのでしょう。そうなのでしょうが、私の身のまわりでは、予算のための工事って気持ちがどうしても抜けないわけです。

えびす通り商店街から美観地区に通じる道、前にアーケードを取り外したところは、電信柱の付け替えとかで何度も掘り返して実に汚い路面になってまして、観光客のためにも住民のためにもどうにかして欲しいなぁと思っていたのです。最近忙しくて散歩もままならなかったのですが、久々に行ってみると実に美しく舗装されてました。

これならいい感じ。こんな使い方なら誰も文句は言わない。これからも是非よい使い方をして欲しいです。これも私の払った税金の一部ですから。観光客の皆さんも是非ここを通って観光してくださいね。えびす饅頭も待ってますし(笑)。

日記@BlogRanking


もうイヤ…

2008年11月17日 00時01分37秒 | 写真

七五三でしたね。お子(孫)さんのいい記念写真が撮れましたか?

きれいな服が着られて嬉しいのかも知れないけど、長くなるとイヤになってくるのもわかる。おじいちゃんが高級一眼レフカメラ+レンズで三脚を立てて撮ろうとするんだけど、この子はヘソまげちゃってこんなになっってしまった。

まぁ他人を見ていて思うのは、シャッターを切るまでが長すぎるってこと。

カメラって、しっかり構えてさえいればパッと撮っちゃうのがいい。構えるのにはしっかり余裕と時間をかけてもいいけど、構図のために時間をかけちゃダメ。風景は別だけど。

アラーキーの本を見ていて、撮られる人が「荒木さんはパッと構えてすぐ撮るからいいねぇ」だって。そうじゃないとなぁ。

そう言えば、こういう看板の前で撮った写真ってあんまりない。あるのは学校の記念写真だけだ。

孫が出来たらたくさん撮ることにしよう。こう言うのもないと淋しいから。普通の人よりはきっとうまく撮れるだろうと思っている。

日記@BlogRanking


霊水

2008年11月16日 07時07分20秒 | 写真

ここは倉敷はずれの観音様で、20数年前、子どもが出来た時に腹帯をもらいに行きました。私はそう言うところだと思っていたのだけれど、今やそうでもないらしい。

駐車場がひどく混雑していたのでどうしたのかと思ったら、みんな七五三参りに来ていた人たちだった。家人に言わせれば、「昔とは全く違う」ぐらいの変貌ぶりで、でかい建物が建つわ、お金も高くなるわ、まぁこれだけの人を集めるのだから霊験灼(あらた)かなんだろうなぁと思ったりしたわけです。

新しい大きな建物の下にでっかい観音様が立っておられて、その手から水が流れてきている。

「お風呂にいれて入るとつわりが治まる」のだそうで、困っている人が持って帰ってました。

鰯の頭も信心から(いわしのあたまもしんじんから)じゃないけど、このお水もそう思えばいいのではないかな。霊験がないと言う意味ではなく、「そんなの迷信だ」とか、「誰が信じるの?」なんて言わず、「これで治ります」と有り難く頂戴すればいいんじゃないって思ってます。

この本堂はたぶん昔のまま。と言っても私には全くわからない。家人は覚えているみたいなんだけど、私は、昔は人が少なかったしそんなに上まで歩いていかなかった、大きなところではなかった、ぐらいの印象しかない。当時写真に凝っていて、初めて買ったカメラでモノクロフィルムで撮っていた。自分の部屋で現像、焼き付けをしていたんだよ。家人はカラーの方がいいってあまりよくは言わなかったけどね。

日記@BlogRanking