くにたち PEACE WEB

東京・国立市の平和運動のネットワーク
日々の暮らしの中に、足下から平和を
地域で平和や人権、環境を育む動きを伝えます

第90回 辻つじ反戦ながし

2007年01月28日 | 反戦・平和

第90回 辻つじ反戦ながし

 曇り。参加者14人。音楽は常連・辻つじかたりバンド(館野公一さんら)と、花&フェノミナンさっちゃん。今日はチラシ登場がだいぶ遅れ、配布したチラシは百枚弱。天気も悪く肌寒かったが、チラシの受け取りは上々。
 『瓦版』90号の特集は、「『憲法改定でバラ色の未来』は、強者優先・格差拡大政治の目くらまし」(ちば)と、本『沈黙の社会にしないために』の紹介(河野)。次号特集予定は、米軍再編と反戦ビラ集会について。

まちかど世論調査(ピンポン玉投票)
「共謀罪に賛成?反対?」賛成0 反対10(通算 賛成2 反対43)

平和の木(あなたの平和への思いを書いて下さい)
「風にのって香ってくる梅の香り、平和ってこういうものだ。」
「とにかく戦争はダメ!戦争でもうける戦争屋はダレだ?」
「9条が壊されようとしている今、思想信条の自由を定めた19条もうばわれようとしている」
「憲法改正のための国民投票法案なんていらな~い!」
「『反戦』は“死語”と思える日がくるのだろうか。“反戦ながし”がヒマになる日をめざして頑張る!!」
女性は子どもを産む機械だと言った厚労省大臣。とんでもない。そんな政府はいらない。」

私たちの暮らしと南の国々について考える

2007年01月28日 | 経済・新自由主義

(↑)富士見台KFまちかどホール

まちかど教室 第51回

フェアトレード:私たちの暮らしと南の国々について考える

  日 時 2007年1月28日(日)15:00~16:30
  場 所 KFまちかどホール(富士見台第一団地)
  講 師 浅見靖仁さん
      (一橋大社会学研究科教員、レイバーフォーラム共同代表
       国際文化会館アジア・リーダーシップ・フェロー・プログラム諮問委員、「非暴力平和隊・日本」理事)
  参加費 800円(材料費・お茶菓子代含む)
  主 催 人間環境キーステーション
  連絡先 NPO支援室042-573-1141/月曜~土曜13~17時受付/日曜・休日定休

多摩『教育』読者の会

2007年01月25日 | 子ども・学校教育

(↑)一橋大学職員集会所

多摩『教育』読者の会 1月例会

  日 時 2007年1月25日(木)18:30~20:30
  場 所 一橋大学西キャンパス・職員集会所(国立駅南口7分/7F建て事務棟の南側)
  素 材 『教育』2月号
  連絡先 042-580-8490 cs00587@srv.cc.hit-u.ac.jp(中田康彦)

 教育基本法が改定されてしまいました。暗澹たる気持ちになっている方も少なくないと思いますが、こうした時だからこそ、つながる場と機会を大切にしたいものです。
 12月例会には初参加の方も含めて6名の参加者があり、各自の思いを重ねつつ、特集「教師受難の時代」をめぐって活発な意見交換が行われました。また、国立市の教育の過去・現在についても語り合いました。
  1月例会から第4週に戻します。2月号の特集は「子どもの攻撃性と教育実践」、小特集が「教員評価・学校評価の新たな段階」です。ぜひお集まりください。

憲法9条を守ることはどういうことか

2007年01月21日 | 反戦・平和
(↑)くにたち公民館

憲法9条を守ることはどういうことか

~ひとりひとりの私として考える~

  日 時 2007年1月21日(日)13:30~
  場 所 くにたち公民館地下ホール(国立駅南口5分/富士見通り南側)
  講 師 吉原泰助さん(福島大学前学長/名誉教授)
      昨年2月、日本国憲法の「ふるさと」といわれる福島県小高で講演。
      他にも各地で憲法9条について講演多数。
  資料代 500円
  主 催 憲法9条と生きる市民の会
  代 表 五十嵐042-572-2592
呼びかけ人 五十嵐庚市 沢登敬子 下平祐子 長谷川玲子 藤波保子 宮崎俊作

 日本国憲法をめぐって、さまざまな議論が起きています。私たちが、アジア・太平洋戦争の敗戦後培ってきた平和は、どうなっていくのでしょうか。誰もが 持っている平和に生きる権利を、一市民として深く考える機会として、この講演会を行います。たくさんのひとりひとりが、9条への思いを込めてどうぞご参加 ください。

「安全・安心まちづくり」の舞台裏

2007年01月20日 | 治安・監視社会・住基ネット

連続講座“防犯・学校・コミュニティー”第3回

「安全・安心まちづくり」の舞台裏─元東京都治安対策部長に聞く─

  日 時 2007年1月20日(土)18:30~
  場 所 くにたち公民館3階・集会室
  講 師 久保 大(ひろし)さん
      (元東京都職員/2003年8月から2005年3月まで知事本局治安対策担当部長、2005年退職
       著書『治安はほんとうに悪化しているのか』公人社、2006年
  資料代 500円
  主 催 「安心・安全」くにたちの会
  連絡先 TEL/FAX042-573-4010(スペースF)

  安全なまちで暮らしたいという思いは、とりわけ子どもを持つ親にとっては、いまも昔も変わらない思いでしょう、けれど、これほどまでに社会 全体に「治安への不安感」が強調されるようになったのは、ここ数年のあいだのことと言えそうです。それと同時に、「安全・安心なまちづくり」をキャッチフ レーズに、行政が積極的に「治安対策」に乗り出す流れが全国で巻き起こってきました。
 東京都も、「外国人犯罪対策」、「防犯ネットワーク」づくり、学校監視カメラの設置など、市町村をリードするかたちで様々な「治安対策」を打ち出してい ます。さらには、「ニート・フリーター対策」までもが「青少年・治安対策」の枠組みの中で取り組まれているという状況です。この、かつてないまでの「治 安」ブームの中で、行政というもののあり方が本質的に変えられつつあると言っても過言ではないでしょう。
 そこで今回は、2005年まで都の治安対策担当部長を経験し、近著『治安はほんとうに悪化しているのか』(公人社)の中で、現在の進められつつある治安対策のあり方に警報を鳴らしている久保大さんを講師にお招きし、舞台裏から見た「安全・安心まちづくり」の実情を考えてみたいと思います。
 なぜいま治安への不安感が高まっているのでしょう? 「地域の安全」のために行政は何ができて何ができないのでしょう? 皆さんの参加をお待ちしています。

 →東京新聞に掲載された久保さんのインタビュー


【北九州市生活保護問題】市当局の嘘八百への反論

2007年01月15日 | 反貧困・生活保護

昨年11月30日の報道ステーション↓
http://www.tv-asahi.co.jp/hst/contents/Feature/0003/
が「闇の北九州方式」を全面的に批判したことに対し、
北九州市当局は昨年12月28日に、嘘と居直りで塗り固めた
恫喝文をテレビ朝日に送り付けました。↓
http://www.city.kitakyushu.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=16710

「本市では、生活保護の新規の相談窓口に、
生活保護と他の福祉施策等の制度に精通した面接専任の係長を配置し、
相談者の相談に応じ、生活保護制度の仕組みについての説明や、
迅速に他の福祉施策等の紹介をするなどの懇切丁寧な対応をしています」

よくもここまで平気で大嘘をつけるものだと、
体の芯から怒りが漲ってきます。

このような卑劣な脅迫を絶対に許してはなりません。
これまでの2倍、3倍の抗議を北九州市に叩きつけるとともに、
今後もこの問題を追い続けるようにテレビ朝日を激励しましょう!

<激励先>
「報道ステーション」番組へのご意見・ご感想
hst@tv-asahi.co.jp

はい!テレビ朝日です(視聴者窓口)
電話番号:  (03) 6406-2222
受付時間:  月曜~金曜 8時から「報道ステーション」終了まで
土曜・日曜 10時から18時まで(13:00~14:00は業務休止時間になります)
祝祭日 11時から19時まで

<抗議先>

北九州市当局がホームページに掲載した
嘘八百の言い訳文とテレビ朝日への恫喝文への
反論のポイントを「→」の後に書いていきます。

書いていてやはり改めて怒りが沸いてきます。
こんな奴らを断じて許してはなりません。

北九州市当局が
「放送後、抗議のメールや電話が殺到し、
市民や視聴者に誤解を招いたことは誠に遺憾です」
と言っているように、このようなデタラメな文章を
ホームページに載せざるを得なくなったのは、
みなさんの一通のメールや一本の電話の積み重ねが
北九州市をここまで追い詰めた結果だともいえます。

しかし、市の保護行政の姿勢は基本的に変わっておらず、
まだまだ決して攻勢の手を緩めてはいけません。

これは北九州という一地域だけの問題ではありません。
程度の差はあれ「水際作戦」は全国的に行われており、
その総本山である北九州市との闘いは、
全国の人々の生存権を守るための闘いです

今後もみなさんの一通のメール、一本の電話が
憲法25条を守ることにつながっていきます。

引き続きメール・FAX・電話・郵便等で
北九州市と厚生労働省への抗議の圧倒的な集中をお願いします。

http://www.city.kitakyushu.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=16710

生活保護の実施に対する批判について

平成18年11月30日に放送されたテレビ朝日「報道ステーション」では
「ヤミの北九州方式による水際作戦」として、
当市福祉事務所保護課の相談窓口で生活保護の申請を受け付けてもらえないと,
一方的に批判されました。

本市は、日頃から、面接相談をはじめ、適正な生活保護の実施に努めており、
「報道ステーション」の放送内容については、
(1)放送された内容に事実と異なる点があること、
(2)内容が一方的で公平・公正さに欠ける
等の問題があると判断し、テレビ朝日へ申し入れを行いました。

そこで、批判に対して説明をするとともに、
テレビ朝日への申し入れ内容を掲載いたします。

 面接相談について

   福祉事務所保護課の相談窓口に来られる方は、
経済的な問題だけでなく、生活上の様々な問題を抱えており、
生活保護以外の相談も含めて来所されることも多いのが現状です。 

  そのため本市では、生活に困窮された方(相談者)が保護課へ来られた際には、
まず、面接を行い、相談者のお話をよくうかがい、
当該世帯の生活状況を把握した上で、 当該世帯が抱えている諸問題を
緩和・解決するための方策について助言をしています。

  面接相談を行っている理由

 生活保護は、生活に困窮する方がその利用し得る資産や稼働能力、
他の福祉施策など を活用しても、なお最低限度の生活が維持できない
場合に適用されるものです。 
保護課の窓口に来られる方の中には、このような生活保護の受給要件や
生活保護を受けることに伴って生ずる生活上の義務(能力に応じて勤労に励み、
支出の節約を図り、その他生活の維持、向上に努めなければならないこと)、
届出の義務(収入、支出の変動や世帯の構成に異動があったときなどは、
すみやかに、届け出ること)など、生活保護制度の仕組みについて
十分に理解されていない方や、生活保護の適用にならない方もいます。

→保護受給者の義務だけを書いて、正当な理由無く不利益変更されないことや、
差し押さえの禁止などの権利や、保護の受給要件(生活困窮に陥った原因は
問わない無差別平等の原則など)や扶助の種類などの
生活保護制度の仕組みを一切書かないのは、
できる限り市民を生活保護の相談に来させたくないという意図が現れている。
「生活保護制度の仕組みについて十分に理解されていない方」が多いなら、
ホームページで詳しく解説するべきではないか?

また、当初の訴えが生活困窮であっても、むしろ他の福祉施策の活用等により
問題が解決する場合も多くあります。
 そのため、本市では、生活保護の新規の相談窓口に、
生活保護と他の福祉施策等の制度に精通した面接専任の係長を配置し、
相談者の相談に応じ、生活保護制度の仕組みについての説明や、
迅速に他の福祉施策等の紹介をするなどの懇切丁寧な対応をしています。 

 このような面接相談を行わずに機械的に申請を受け付け、これを却下するような
運用は、明らかに生活保護の適用にならない方にも、
預貯金調査などのプライバシーに関わる諸調査が行われること、
また、本来利用できる他の福祉施策等の活用が
遅れることなど、ご本人にとってかえって不利益になる場合があります。 

→面接相談において本当に「来訪者の相談に応じ、
生活保護制度についての仕組みについての説明や、
迅速に他の福祉施策等の紹介をするなどの懇切丁寧な応対」
が行われているならば、活用できる他の福祉施策やその利用方法も
相談の段階で紹介されているはずであり、
「本来利用できる他の福祉施策等の活用が遅れるなど、
御本人にとってかえって不利益になる」事態は生じないはず。

 この点については、生活保護法の所管省である厚生労働省の通知にも、
「保護の相談の段階から『保護のしおり』等を用いて制度の仕組みを
十分に説明するとともに、他の福祉施策や地域の社会資源の活用等
についての助言を適切に実施することが必要である。」と明記されています。
本市において、保護の申請の前に、
相談者から生活状況等(1.相談の趣旨、2.困窮の状態、3.生活歴、4.職歴、
5.病状、6.扶養義務者の状況、7.資産の状況等)をお聞きすることは、
相談者の利益に資する重要な業務であると考えています。

→門司区の市営団地での身体障害者男性餓死事件についての
厚生労働省の調査結果では、「ライフラインが止められたままであったこと等から、
長男の扶養の可能性の如何に拘わらず、
男性の生活歴、現在の資力の有無等、詳しい話を聴く必要があったことは、
結果論であるが否定できない」として、
面接相談での資産状況等の把握が不十分であったことを指摘している。

申請について(面接相談の結果)

 生活保護は要保護世帯の申請に基づいて開始されますので、
上記の面接相談の結果、生活保護が必要と思われる方には、申請を助言し、
また、生活保護の受給要件を欠く場合であっても申請の意思のある方については
申請を受け付けています。

→今さら言うまでもありませんが全くの大嘘です。
「いかに申請させないか」を最大の課題としているのが北九州市の保護行政です。


「報道ステーション」への申し入れについて(原文掲載)
http://www.city.kitakyushu.jp/file/23030300/houdou/houdoustation.pdf
北九保地保第 245号
平成18年12月28日

株式会社テレビ朝日
報道担当局長 様

北九州市保健福祉局長 南本 久

テレビ朝日「報道ステーション」の放送内容について(申し入れ)

時下、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
さて、平成18年11月30日放送の「報道ステーション」におきまして、
本市の生活保護行政が取り上げられましたが、
同番組について①放送された内容に事実と異なる点、
及び②内容が一方的で公平・公正さに欠ける等の問題があると判断をいたしました。

また、放送法第3条の2第3項(報道は事実をまげないですること)、
日本民間放送連盟放送基準(報道の責任)、日本民間放送連盟報道指針(報道姿勢)

のそれぞれにも違反していると考えられ、
放送後、抗議のメールや電話が殺到し、
市民や視聴者に誤解を招いたことは誠に遺憾です。

→それぞれの思いをもって抗議した人々を
「簡単に騙された人たち」と規定するのはあまりにも失礼ではないか?

ついては、本市として以下のとおり事実関係を申し入れるとともに、
どうしてあのような内容になったのか、
貴社の考えを平成19年1月25日までに回答下さいますようお願い申し上げます。

1 番組案内について

11月30日放送の報道ステーションにおいて
「ヤミの北九州方式 弱者切り捨て格差拡大」
とのテロップが映し出されました。生活保護における事務は法定受託事務であり、
法律及び厚生労働省の実施要領に基づき適正実施に努めているもので、
影や裏の部分は存在しません。

→番組で紹介された若松福祉事務所の運営方針にもある
申請件数や廃止件数の「数値目標」は一体何だ?
これらについて市民に納得のいく説明をすべき。

2 下関駅舎放火事件の福田被告が保護の相談に行ったとの点

今年1月6日に小倉北区役所を訪れた際の訴えについて、
被告人は「生活保護を求めた。申請書すら渡してもらえなかった。」と
裁判で主張したとの報道でした。
しかし、実際は小倉北区役所保護第二課長がインタビューで説明したとおり
「京都まで帰りたいので、お金を貸して欲しい。」というものであり、
これに対して本市としては、所定の支援として、
小倉駅から下関駅までのJR回数券と
下関駅から下関市役所までのバス賃を支給したものです。
このときに「生活保護を受けたい。申請したい。」との申し出があったとの
事実はありません。

→番組では「被告は裁判で主張している」と言ったのであり、
事実を断定してはいない。このことを批判するのは的外れである。
報道の自由を一体なんだと思っているんだ?
また、北九州市の福祉事務所が相談に訪れたホームレスの方に対して
東部の福祉事務所なら下関駅まで、西部の福祉事務所なら水巻駅方面までの
市外の駅までの運賃を出し、要保護者を市外へ追いやっている
ことは周知の事実である。 そうでなければなぜ
小倉北福祉事務所が小倉駅から下関駅までのJR回数券を用意しているのか?

3 門司区の事例

今年5月に起こった門司区の孤独死事例の詳細につきましては、
本市の平成18年6月議会で説明させていただいたとおりであり、
議事録はホームページで公開しています。
放送されたような「市は相談者に申請書を渡さなかった。」ということでは
ありません。 生活保護申請に至らなかったのは、
現に親族からの援助が行われていたため
「もう一度みなさんで話し合いをした上で、来所してはどうですか。」と説明したと
ころ、理解していただいたものであり、申請を拒否したものではありません。

→番組で出てきた面接記録でも、男性が「生活保護を申請したい」との
意思表示をしたことがはっきりと書いてある。
同行した男性の次男は「これまで何とか援助してきたがもう限界です」と
申し出ている。そもそも、電気・水道などライフラインが止まっている
50代の身体障害者の男性が相談に来たのに、
「家族に何とかしてもらえ」と言って追いかえすとは何事だ。
生活保護法4条2項がいう「扶養義務が保護に優先する」とは、
保護受給者に対して実際に扶養援助が行われたら収入認定して
その援助の金額の分だけ保護費を減額するという意味であり、
扶養自体は保護の前提要件ではない。
扶養義務者がいることをもって要保護者を保護しないことは違法である。

4 市の福祉担当者の証言

市の福祉担当者の証言として放送の中で引用された、以下の3点は事実無根です。

(1)水際作戦について
福祉担当者の証言の中で「審査よりも前に申請させないことで、
生活保護の数を押さえようとしている。」と放送されていましたが、
そのような事実はありません。

→それなら若松福祉事務所の運営方針にも記されている数値目標や、
これまで新聞報道等で告発されている数々の証言について
具体的に反論すべき。

(2)申請書は月12枚までしか交付できないとの点
相談をお聞きし、その結果、申請の意思表示をされた方には
申請書を渡しているため、 当然のことながら
申請書の交付に枚数制限はあり得ません。

→生活保護の申請をしようと思い福祉事務所に行ったら、
「今月はもう受け付けられないので来月になったら来て下さい」
と言われたという笑えない話もある。
(ひょっとしたら、その職員は申請書交付制限のノルマと相談者との
板ばさみになって、「来月なら何とか受けてあげられるから」
という苦渋の思いでそう言ったのかもしれませんが…)

(3)保護受給者が死亡したときに喜ぶ福祉事務所があるとの発言
放送された「保護を受けている高齢者の方が、亡くなったり
孤独死されたりすると、1件減って良かったと言う風に
喜ぶような福祉事務所もあります。」
という証言のようなことは断じて有り得ません。
本市では被保護世帯に占める高齢者世帯の割合が非常に高く、
今後もこの割合は高まることが予想されます。

→そもそも北九州市の保護世帯に占める高齢者世帯の割合が
非常に高いのは、面接主査が病気であっても幼い子を抱えていても
稼動年齢層というだけでことごとく追い返しているからである。

生活保護制度は最低生活の保障だけでなく、
自立の助長を大きな目的の一つに掲げており、本市の場合、
高齢者世帯については仮に経済的自立が困難であっても、
生活保護を受けながら住み慣れた地域で、健康の回復・維持や
自分で自分の健康・生活管理を行うなどの日常生活において
自立した生活を送るための 支援に力を入れているところです。
具体的には、ケースワーカーが医療機関や介護機関、扶養義務者との橋渡し等に
奔走しながら、社会的入院患者が在宅生活に復帰できるように、
あるいは生活習慣病の予防のための支援に努めており、
使命感、責任感をもって日頃からケースワークに取り組んでいます。

→ブラックユーモアとしか思えない。北九州市では保護費を減らすために
まだ地域での在宅生活が可能なのに「老人ホームの申し込みをしろ」
と強要されることは日常茶飯事である。
高齢の保護受給者がデイサービスを利用すると、
「何でお前なんかが行くんや!」とケースワーカーが逆上して
受給者を足で蹴るなどの暴力行為に及んだという証言もある。
(小倉タイムス06年11月1日号など)
保護受給者が介護サービスを利用すると自己負担分は
生活保護費の介護扶助から支払われるため、
保護を受けている高齢者になるべく介護サービスを使わせないように
様々な嫌がらせが行われている。

以上のことから、証言をされていた福祉担当者が当市の職員であるということに
疑問を持っています。

→彼はまぎれもなく北九州市の職員です。
勇気をもって告発に踏み切った職員を「ニセ者ではないか」とは何事だ。
嘘つきはお前たちの方だろう!

5 回想録について

本市が水際作戦をとった背景ということで「やはり入り口のところで整理したと
いうのが大きかった」という職員の回想録(平成8年3月発行)が引用されました。

確かに、当市では昭和50年代、暴力団の不正受給が多発し、
市民からの厳しい批判を受けました。そこで、全福祉事務所に生活保護制度や
他の福祉施策等に精通した面接主査(係長)を配置し、
生活困窮者からの多様な相談に応じるようにしました。
「入り口のところで整理した」という真意は、面接の段階で、よく話を聴いて、
暴力団の不正による生活保護の受給を排除するとともに、
真に生活保護の必要な方に保護を適用するよう見極めたということです。
貴社がおっしゃっている水際作戦というのは、申請の意思を押さえ込んで追い返す
という意味で使われていると思われますが、当市においては過去から現在まで、
このようなことは一切行っておりません。
真に必要な方には、生活保護の適用を行っております。

→餓死に追い込まれた門司区の障害者男性や、
これまで追い返された人たちは全員、生活保護が「真に必要な方」では無かったと言うのか!

6 全国調査団関係

今年10月24日に申請を行った方の中で、相談歴があった方については、
前回までの相談の段階では保護の要件に該当しなかったもので、
それぞれその旨の説明に対し理解・納得されて帰られており
門前払いではありません。

→全国調査団が支援して保護開始となった20人の方のうち少なくとも12人は、
以前にも福祉事務所で申請の意思表示をしたが追い返されている。
中には1年以上も追いかえされ続けていた方も。
「前回までの相談の段階では保護の要件に該当しなかった」ということは、
12人全員が10月24日に同時に保護の要件に該当するようになったとでもいうのか?
それに、「生活保護の受給要件を欠く場合であっても申請の意思のある方については
申請を受け付けてい」るのではなかったのか?
12人の方が申請書をもらえなかった理由を
プライバシーに反しない限りで個別具体的に説明してみろ!


9条カフェ

2007年01月11日 | 反戦・平和

9条カフェ

  日 時 2007年1月11日(木)16:00~18:00
  場 所 カフェひょうたん島
  主 催 国立東9条の会(We love 9条の会)

 今日も新しい顔ぶれがあり、15人の参加。1970年代・90年代・2000年代と、それぞれ同じ小学校でPTA役員をされていた3世代の方が参加して いて、教育現場(特に保護者や学校の雰囲気)についての話が盛り上がりました。 次回は3月7日(水)、場所は東福祉館そばの喫茶『南風』を予定していま す。
・  ・  ・  ・  ・

『くにたち九条の会ニュース』創刊号(2006/12/9)より
●PEACE(9条)なスポット紹介●
<9条カフェ>
 Cafeひょうたん島の円卓を囲み集うこと、3回目となった。古き客人が、冊子『並木道』に、この頃の我店の事情を思ってか、カフェの原点 を記し、これぞカフェ、カフェよこうあれ!とエールと受く文を寄せてくれた。『カフェが隆盛を迎えたのは18世紀のパリ、ヴォルテール、ルソーなど市民、 知識人が集まって情報交換する場であり、それがフランス革命にもつながった。19世紀にはユーゴー、ドガ、その後もランボー、ピカソ、サルトルなど文化人 の溜り場となり、芸術論や哲学論を闘わせたという』<9条カフェ>久々にそんな息吹きが感じられるひと時である。(星野千恵子)

イラクから全ての軍隊の撤退を! 月例情宣

2007年01月10日 | 反戦・平和

イラクから全ての軍隊の撤退を! 月例駅前情宣

 4人参加。寒い。1時間やって、撒かれたチラシは100枚くらい。
 Googleマップで、陸上自衛隊イラク・サマーワ基地の衛星写真を 見つけた。撤退する前の写真のようだ。サマーワ市の郊外の1km×2kmくらいの広大な敷地は、上空から見ると刑務所のようだ。攻撃を避けるために幹線道 路から蛇行して門に続く進入路は、まるでナスカの地上絵。オランダ軍(撤退完了)の基地も近くにあったはずだが、発見できなかった。自衛隊の基地だけが、 異様な空間。3年間で760億円を費やして派遣して、水の供給は半年で終了、あとは工事の現場監督や、医療指導(医者の後ろで指導)、地元部族の接待くら いしかやることがなかった。外務省からはODAが千数百億円。ほとんど「海外に派遣した」という「実績」づくりのためだけに、これだけの金を使って、あと は人びとの記憶からも忘れられていく。
 航空自衛隊は、今でもクウェートとイラク(戦闘地域のバグダット国際空港など)の間を、武装米兵や軍需物資をタダで運び続ける。安倍政権(自民党・公明党)は、今夏で期限が切れる航空自衛隊イラク派兵をさらに延長する方針を表明している。

北九州市生活保護問題メディア報道

2007年01月09日 | 反貧困・生活保護
[特集]あなたの「街」の格差 40のランキングで徹底比較~消防、教育、保育など11項目を徹底検証!
「安心して暮らせる街」はどこだ! 生活保護

2006.07.01 週刊東洋経済 第6029号 48~50頁
保護行政の“優等生”北九州市で続く悲劇 
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「水際作戦」無情 生活保護、相談時に絞り込み 申請率2割の北九州市 【西部】
2006.07.16 朝日新聞西部朝刊 31頁 1社会面
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障害者の男性、孤独死 衰弱でも給水停止続行・保護申請断る 北九州
2006.07.17 朝日新聞東京朝刊 31頁 1社会面
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生活保護、数値の縛り 開始・廃止・申請に年度目標 北九州市 【西部】
2006.07.22 朝日新聞西部朝刊 39頁 1社会面 写図有 (全1,147字) 
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生活保護受給者に職員が「辞退届」指導 「お手本」示す例も 北九州市
2006.09.01 朝日新聞東京朝刊 38頁 2社会面
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生活保護辞退、職員が指導 念書「お手本」例示も 北九州市 【西部】
2006.09.01 朝日新聞西部朝刊 33頁 1社会面
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北九州市、生活保護で事前リスト 04年まで43項目、法的根拠なし 【西部】
2006.09.07 朝日新聞西部朝刊 30頁 2社会面
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生活保護、門前払い 餓死、自殺…各地に悲劇 電話相談66%に違法排除の疑い
2006.10.08 読売新聞大阪朝刊 3頁
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門司の男性孤独死 学者らが調査チーム 市担当者ら聞き取りへ=北九州
2006.10.14 読売新聞西部朝刊 34頁
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北九州市:生活保護行政、実態は… 中央社会保障推進協が23日から現地調査 /福岡
2006.10.14 毎日新聞地方版/福岡 21頁
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北九州市:生活保護の申請 行政と市民にギャップ? /福岡
◇「窓口で申請させてくれない」 「110番」には悲痛な訴え
2006.10.18 毎日新聞地方版/福岡 19頁
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生活保護:北九州市で調査スタート きょう7区で面接相談会 /福岡
2006.10.24 毎日新聞地方版/福岡 23頁
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餓死生んだ生活保護行政 北九州市で実態調査 全国から参加
2006年10月24日(火)「しんぶん赤旗」
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弁護士ら聞き取り調査 北九州・門司の身体障害者孤独死 /福岡県
朝日新聞2006年10月25日朝刊 福岡地方面  25頁 西部本社
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生活保護:中央社保推進協が相談や聞き取り 「福祉が怖い」の訴えも /福岡
2006.10.25 毎日新聞地方版/福岡 21頁
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北九州市の生活保護調査 福祉事務所の対応一変 27人の申請 全員受け付け
2006年10月25日(水)「しんぶん赤旗」
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北九州市の生活保護窓口、弁護士の同席を拒否 2事務所 【西部】
朝日新聞2006年10月26朝刊  3社会面  33頁 西部本社
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「組織あげ法律違反」北九州市の生活保護に批判 調査団会見 /福岡県
朝日新聞2006年10月26日朝刊 福岡・1地方面  31頁 西部本社
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北九州市の生活保護行政 「違法性が高い」と批判 学者らの調査団=北九州
2006.10.26 読売新聞西部朝刊 32頁
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生活保護行政:“北九州方式”問題点あらわ 調査団「国の方針無視」と批判/福岡
2006.10.26 毎日新聞地方版/福岡 25頁
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生活保護:適用格差 支出削減の北九州方式、役所窓口で門前払い「身内から金もらえ」
2006.10.26 毎日新聞西部朝刊 29頁 社会面
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生活保護:7割が申請至らず 事前相談で門前払い?--会計検査院調査
2006.10.26 毎日新聞東京朝刊 29頁 総合面
◇北九州15.8%、千葉は71.1%--自治体で格差
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福岡県◎北九州市の生活保護行政 「全組織の改善必要」 申請書類渡さぬケースも 調査団報告/北九州
2006.10.26 西日本新聞朝刊 28頁
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全員申請受理 大きな一歩 生活保護 北九州市で調査団が会見 二次、三次調査も実施
2006年10月26日(木)「しんぶん赤旗」
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続 政治が命を奪う 北九州市餓死事件その後 上
申請権侵害くっきり
2006年10月30日(月)「しんぶん赤旗」
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続 政治が命を奪う 北九州市餓死事件その後 中
住民突き放す市の対応
2006年10月31日(火)「しんぶん赤旗」
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続 政治が命を奪う 北九州市餓死事件その後 下
数値目標が犠牲うむ
2006年11月2日(木)「しんぶん赤旗」
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北九州市:「立ち会い拒否は不適切」 生活保護面談、対応ミス認める /福岡
2006.11.03 毎日新聞地方版/福岡 21頁 (全570字)
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福岡県◎同席弁護士排除 不適切な対応 生活保護申請で北九州市が釈明/北九州
2006.11.03 西日本新聞朝刊 28頁 (全386字) 
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弁護士の同席を北九州市認める 生活保護申請 /福岡県
2006.11.03 朝日新聞西部地方版/福岡 29頁 福岡 (全209字) 
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福岡県◎「ルネッサンス」の光と影 検証・末吉市政20年<3>転換 保護施策に2つの流れ-連載/北九州
2006.11.09 西日本新聞朝刊 28頁 (全1,438字) 
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生活保護申請で第三者の同席拒否 北九州市に公開質問状 全国調査団=北九州
2006.11.18 読売新聞西部朝刊 28頁 (全532字) 
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福岡県◎生活保護の申請同行で北九州市に公開質問状 全国調査団/北九州
2006.11.18 西日本新聞朝刊 30頁 (全332字)
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生活保護行政:弁護士ら、北九州市に公開質問状 「同席者拒否、改善されず」 /福岡
2006.11.21 毎日新聞地方版/福岡 22頁 (全535字) 
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北九州市:生活保護受給の一斉申請、8割が開始決定 /福岡
2006.11.25 毎日新聞地方版/福岡 23頁 (全412字)
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北九州市餓死「反省点も」 生活保護対応で厚労省局長 高橋議員質問
2006年12月14日(木)「しんぶん赤旗」
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北九州市:回答書「生活保護窓口問題なし」 調査関係者は強く反発 /福岡
2006.12.23 毎日新聞地方版/福岡 27頁 (全660字)
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福岡県◎生活保護の公開質問状に回答 北九州市/北九州
2006.12.23 西日本新聞朝刊 22頁 (全240字)
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北九州、生活保護拒まれ餓死/厚労省検証「対応次第で防げた」
2006.12.27 しんぶん赤旗日刊紙 1頁 総合 (全820字)
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北九州市の生活保護餓死/厚労省の検証結果/市の対応、問題点鮮明に
2006.12.27 しんぶん赤旗日刊紙 5頁 労働・大衆運動 (全1,415字)
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北九州・門司の孤独死「防げた可能性」 厚労省指摘 【西部】
朝日新聞2006年12月28日朝刊
面 名 =2社会  ページ =26 発行社 =西部  文字数 =279
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2007年1月9日(火)「しんぶん赤旗」
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