定額給付金を社会連帯に!三多摩市民基金へ 総額2兆円の定額給付金の支給が始まりました。この給付金は、政府・自民党が公明党の求めに応じて考え出されたもので、実態は選挙対策費であり、票を国民の税金で買うものです。
かつて政府は、総額7700億円で地域振興券を発行しました。しかし、これによって増えた消費は、振興券使用額の32%でした。残りの68%分は貯蓄に回されました。
◆ 本当に必要としている人に届けるために
政府は生活支援とか、景気対策のためと主張していますが、効果を期待することは出来ません。この給付金は、解雇され仕事や住居を失った人、ネットカフェ難民、路上生活者、DV被害者などで住民票のない人には支給されません。DV被害者の女性や子どもの分は、DV加害者が受けとってしまうこともおきます。
また、実務は地方自治体に丸投げされ、三多摩全体での給付金総額は事務経費26億円も含め約640億円、立川市の本年度の一般会計予算655億円に匹敵します。
私たちは定額給付金に反対してきました。本当に支援が必要な人たちをサポートする制度設計にこそ、税金は使われるべきだと訴えつづけてきました。国立市や調布市の議会では「定額給付金の撤回を求める意見書」が採択されています。
私たちは、この給付金を何とか有効に使う方法はないかと考えました。そして、本当に必要な人々にこのお金が届くことを願い、「社会連帯基金」をスタートさせることにしました。
給付されたお金を、心ある市民の皆さんから基金としてご寄付いただき、その寄付金を、
三多摩をはじめとして、さまざまな課題で活動している市民団体に、一括して寄付しようというものです。事務経費は呼びかけ人などからの拠出金を充当し、いただいたお金は全額を寄付します。
国民の7割が反対しているこの無責任な政策を私たちの創意と工夫によって市民連帯の運動に創り変えていきます。
ぜひ趣旨に賛同いただき、運動の輪に加わっていただきたくお願いいたします。
■寄付募集期間 2009年4月7日~6月30日
寄付額については特に定めません。寄付していただく方の判断にお任せします
■寄付をする団体(寄付金は4等分し、以下の4団体に同額を寄付します)
保見ケ丘ラテンアメリカセンタ一 三多摩野宿者人権ネット
反貧困たすけあいネットワーク 女性と貧困ネットワーク■振込先
郵便振替口座番号 00170-5-654784
加入者名 「定額給付金を社会連帯に!三多摩市民基金」
他銀行から→ゆうちょ銀行口座番号 店番019 当座 0654784
■呼びかけ人(順不同)
・鎌田
慧(ルポライター)・諸橋泰樹(フェリス女学院大学教員)・安積遊歩(ピアカウンセラー)
・上原公子(元国立市長)・吉川勇一(市民の意見30の会・東京)・内田雅敏(弁護士)
・丹羽雅代(アジア女性資料センター)・山田真(小児科医)
・赤石千衣子(しんぐるまざあず・ふぉーらむ)
■連絡先
定額給付金を社会連帯に!三多摩市民基金 立川市高松町2-19-1大沢ゆたか事務所内
TEL:042-525-8637(13:00~17:00) FAX:042-525-8733 e-mail:osawa.yutaka@nifty.com