技術者のための発想法に「トゥリーズ」というものがあります。「トゥリーズ」って"TREES"?樹形図にしてアイデアを整理するの?と思いきや、スペルは"TRIZ"。1946年に旧ソ連で生まれた発明的問題解決理論とのことで(その後研究が進められ、1990年初頭以降は西側諸国で発展)、ロシア語の Teoriya Resheniya Izobretatelskikh Zadatch(英語では Theory of solving inventive problems または Theory of inventive problems solving)の略語です。
(以下引用)
TRIZ(トゥリーズ)は「発明的問題解決の理論」と訳される。ロシアで作られ、欧米に広まり、近年はアジアで認知度が上がってきた。TRIZを作った人物たちは膨大な特許を分析し、特許の中に繰り返し現れる問題解決の構造を「技術的ブレークスルーの40パターン」にまとめた(筆者注:そのほかにも複数のコンテンツがある)。その40パターンは「発明原理」と名付けられている。
(引用終わり)
出所:IT Media「TRIZ――10分以内に「それ、どうやって実現するか」を思いつく方法」(http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0804/22/news064.html)
日本でもこのTRIZは技術者の方々の間でかなり浸透しているようで、日本TRIZ協会という団体も設立されていますし、「日経ものづくり」でも紹介されていたように記憶しています。果たしてどの程度、我が国のものづくりやソフトウェア開発にこのTRIZが貢献しているのかはわかりませんが、基礎研究はともかく民生部門の技術開発はダメだった(軍需も実は西側に比べてお粗末だった)ロシアで生まれた発想法が現代の技術者に注目され続けていることが興味深いと思います。
(以下引用)
TRIZ(トゥリーズ)は「発明的問題解決の理論」と訳される。ロシアで作られ、欧米に広まり、近年はアジアで認知度が上がってきた。TRIZを作った人物たちは膨大な特許を分析し、特許の中に繰り返し現れる問題解決の構造を「技術的ブレークスルーの40パターン」にまとめた(筆者注:そのほかにも複数のコンテンツがある)。その40パターンは「発明原理」と名付けられている。
(引用終わり)
出所:IT Media「TRIZ――10分以内に「それ、どうやって実現するか」を思いつく方法」(http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0804/22/news064.html)
日本でもこのTRIZは技術者の方々の間でかなり浸透しているようで、日本TRIZ協会という団体も設立されていますし、「日経ものづくり」でも紹介されていたように記憶しています。果たしてどの程度、我が国のものづくりやソフトウェア開発にこのTRIZが貢献しているのかはわかりませんが、基礎研究はともかく民生部門の技術開発はダメだった(軍需も実は西側に比べてお粗末だった)ロシアで生まれた発想法が現代の技術者に注目され続けていることが興味深いと思います。