前回の投稿で、杭州湾大橋の完成によって浙江省寧波市周辺の機械工業は今後ますます発展していくだろうと述べましたが、その一例として「プラスチック金型の町」として有名な余姚について紹介したいと思います。
余姚は寧波市西部にある県級市ですが(寧波市という大きな市の中に余姚市という小さな市<県級市>がある)、人口は83万人とかなり大きな町です(参考:余姚市政府日本語ホームページ)以下の写真は私が訪問した4年前のもので、今では変わっている点も多いかもしれません。
金型メーカーが集積している「中国模具城」です。「模具」とは中国語で金型を意味します。
この目抜き通りはその名も「金型路」です。中国語では金型は「模具」なのですが、世界の金型大国・日本に敬意を表し、敢えて日本語の「金型」を使ったのだそうです。
写真ではわかりづらいのですが、ずらりと軒を連ねているのはほとんどが金型屋か材料屋です。
「模具材料市場」です。金型の材料屋が集まっています。
これらの工場や商店は「金型路」を中心とした狭いエリアに集中しています。なぜこうも同業者が一箇所に集中するのか不思議です。ちょっとは分散したほうが商売の上では有利だと思うのですが・・・
「金型旅館」まであります(笑)
金型メーカーです。ここはかなりしっかりしている部類に入りますが、やたらと作業者がいるので生産性はかなり低いと見てよいと思います。
成形する製品はほとんどが日用品、家電品です。
ガレージのような場所で金型を作っています。ちなみに道路と作業所の間には何も仕切りがないので半分屋外で作業しているようなものです。精度は推して知るべしです。
日本の金型業界の方々がこの町を視察された際、「日本と比べて50年以上遅れている。とても技術的には脅威にはならない。」といったようなことを述べた方がいらしたそうです。それでも彼らの値段がなぜか日本でも価格交渉の際の1つの基準になってしまうといいますからおかしな話です。
余姚は寧波市西部にある県級市ですが(寧波市という大きな市の中に余姚市という小さな市<県級市>がある)、人口は83万人とかなり大きな町です(参考:余姚市政府日本語ホームページ)以下の写真は私が訪問した4年前のもので、今では変わっている点も多いかもしれません。
金型メーカーが集積している「中国模具城」です。「模具」とは中国語で金型を意味します。
この目抜き通りはその名も「金型路」です。中国語では金型は「模具」なのですが、世界の金型大国・日本に敬意を表し、敢えて日本語の「金型」を使ったのだそうです。
写真ではわかりづらいのですが、ずらりと軒を連ねているのはほとんどが金型屋か材料屋です。
「模具材料市場」です。金型の材料屋が集まっています。
これらの工場や商店は「金型路」を中心とした狭いエリアに集中しています。なぜこうも同業者が一箇所に集中するのか不思議です。ちょっとは分散したほうが商売の上では有利だと思うのですが・・・
「金型旅館」まであります(笑)
金型メーカーです。ここはかなりしっかりしている部類に入りますが、やたらと作業者がいるので生産性はかなり低いと見てよいと思います。
成形する製品はほとんどが日用品、家電品です。
ガレージのような場所で金型を作っています。ちなみに道路と作業所の間には何も仕切りがないので半分屋外で作業しているようなものです。精度は推して知るべしです。
日本の金型業界の方々がこの町を視察された際、「日本と比べて50年以上遅れている。とても技術的には脅威にはならない。」といったようなことを述べた方がいらしたそうです。それでも彼らの値段がなぜか日本でも価格交渉の際の1つの基準になってしまうといいますからおかしな話です。