工作機械についてウェブで調べものをしている中で、たまたま面白いものをみつけました。
オーストリアの子供用工作機械"PLAYMAT"です。
船などの模型を作るための素材があらかじめ同梱されています。保護用眼鏡も付いています。この工作機械を使いながらこれらの模型を作ることによって、ものづくりについて学び、そして自分で作った模型で遊ぼうという、なかなかメリットが多そうなオモチャです。
もちろん鉄を削ることはできません。木工専用です。しかしオモチャとはいえ立派な工作機械です。そして、旋盤での切削だけでなく、ドリルでの穴あけ、研磨、鋸の4種類の機能を使うことができます。
この"PLAYMAT"を販売しているのはオーストリアのThe Cool Tool GmbHという会社です。実はこの会社、玩具メーカーではなく、木工や模型制作用の工作機械や治具、工具のメーカーなんです。何しろ機械のプロたちが販売しているものですから、回転数など機械の性能についてもきちんと表示されています。このあたりが普通のオモチャとは雰囲気が異なります。
Woodturning machine:
for soft wood with a diameter of up to 30mm
Point width 130 mm
Peak height 36 mm
Spindle revolution 3700 R/min
Engine performance 15 Watt
Rated speed 11000 R/min
Jigsaw:
for plywood with a thickness up to 6mm, balsa up
to 20 mm
Saw plate surface 90 x 90 mm
Cut strength Plywood up to 6 mm
Stroke rate 3700 R/min
Drilling machine:
for the screw drilling of wood
Desk surface 90 x 90 mm
Distance desk surface - spindle nose 0 to 36 mm
Discharge 36 mm
Sanding machine:
for the sharpening of tools and finishing of workpieces
Disk revolution 3700 R/min
Sharpening surface Ø 32 mm
同社のホームページに書いてある"PLAYMAT"の説明書を読むと 「本物の機械の働きについても学ぶことができます」というあたりが、クラフトマンシップの伝統が根付くドイツ語圏らしいな、と感じました。説明書は英語、ドイツ語、スペイン語、そして中国語(簡体字)があるので、欧米だけでなく中国でも販売されているんですね。
日本でもオークションサイトに出品された形跡があります(こちら)。日本の電圧でも動くのかなという気はしますし、値段にもよりますが、日本でも買えるのであれば子供にプレゼントしようかなと思いました。
オーストリアの子供用工作機械"PLAYMAT"です。
船などの模型を作るための素材があらかじめ同梱されています。保護用眼鏡も付いています。この工作機械を使いながらこれらの模型を作ることによって、ものづくりについて学び、そして自分で作った模型で遊ぼうという、なかなかメリットが多そうなオモチャです。
もちろん鉄を削ることはできません。木工専用です。しかしオモチャとはいえ立派な工作機械です。そして、旋盤での切削だけでなく、ドリルでの穴あけ、研磨、鋸の4種類の機能を使うことができます。
この"PLAYMAT"を販売しているのはオーストリアのThe Cool Tool GmbHという会社です。実はこの会社、玩具メーカーではなく、木工や模型制作用の工作機械や治具、工具のメーカーなんです。何しろ機械のプロたちが販売しているものですから、回転数など機械の性能についてもきちんと表示されています。このあたりが普通のオモチャとは雰囲気が異なります。
Woodturning machine:
for soft wood with a diameter of up to 30mm
Point width 130 mm
Peak height 36 mm
Spindle revolution 3700 R/min
Engine performance 15 Watt
Rated speed 11000 R/min
Jigsaw:
for plywood with a thickness up to 6mm, balsa up
to 20 mm
Saw plate surface 90 x 90 mm
Cut strength Plywood up to 6 mm
Stroke rate 3700 R/min
Drilling machine:
for the screw drilling of wood
Desk surface 90 x 90 mm
Distance desk surface - spindle nose 0 to 36 mm
Discharge 36 mm
Sanding machine:
for the sharpening of tools and finishing of workpieces
Disk revolution 3700 R/min
Sharpening surface Ø 32 mm
同社のホームページに書いてある"PLAYMAT"の説明書を読むと 「本物の機械の働きについても学ぶことができます」というあたりが、クラフトマンシップの伝統が根付くドイツ語圏らしいな、と感じました。説明書は英語、ドイツ語、スペイン語、そして中国語(簡体字)があるので、欧米だけでなく中国でも販売されているんですね。
日本でもオークションサイトに出品された形跡があります(こちら)。日本の電圧でも動くのかなという気はしますし、値段にもよりますが、日本でも買えるのであれば子供にプレゼントしようかなと思いました。
こういうのが日本でも売られてたら、ものづくり産業の次世代育成になるのでは、と思う次第です。国のプロジェクトとかにならないですかね?
>国のプロジェクトとかにならないですかね?
経済産業省に提案してみましょうか。工作機械メーカーに協力を呼びかけて国産品を作らせて、学校に配布してみましょうよ、と。
>子供に買ったつもりが自分で使ってしまいそうな代物ですね。
私もそうなりそうですね。
ものづくりについてあれこれ語っているくせに、恥ずかしながら自ら旋盤でものを削った経験が無い私は、もし購入したらまずは自ら旋盤を動かしてみるかもしれません。
今は卓上NCミーリングマシンがPCとつないで、技術課の指導用に使われることから、そのものの技量は余りとわれませんが、中学で使うなら意外と用途がありそうですね。
交流駆動でいいからということで、文科省の提案案件に流してみましょうか。(マジ)
DIYショップなどにたまに入荷される、外国製の変わった工具や機械は、どうしても安売り用という物が多く、何度か失敗しています。
前のコメントと重複になりますが、私としては日本の工作機械メーカーにこういったものを作らせてみたいですね。
>こういうものが売れる世の中になれば、ものづくりが身近なものになると思います。
そうですよね。
なお、ドイツ語圏では日曜大工は当たり前で、ちょっとした身の回りのものの修理は自分でやってしまうそうです(アメリカもそうらしいです)。ですから、ドイツ語圏ではこうしたおもちゃは工業教育のためというよりも、家庭教育のためのものであるのかもしれません。
とは言え、娘は欲しがらないでしょうねぇ。
いえ、子供の教育のためとかではなく、純粋に俺自身の楽しみのために。
こういうオモチャではなく、旋盤やボール盤を欲しいと思い、リサイクルショップを覗いて回ったこともあります。
数年前から自転車にハマっていますが、パーツを自作できると楽しいかなぁ、と。
住宅事情で断念してますが。
「修理」とか「作る」という言葉の、なんと楽しいことか(「修理」は好きでも、「壊れる」というシチュエーションは許せませんが)
>こういうオモチャではなく、旋盤やボール盤を欲しいと思い、リサイクルショップを覗いて回ったこともあります。
>数年前から自転車にハマっていますが、パーツを自作できると楽しいかなぁ、と。
さすがヒタカさんですね。昔作っていた皮細工にはその凝り性に驚かされましたが、自転車もパーツの自作を狙っているとは。
これからもお暇があればコメント願います。
そんな大した作りではなかったですよ。
普段、そんなことをする人が周囲にいないので、驚きも含めてそう見えたのでしょう。
> 自転車もパーツの自作を狙っているとは。
実際にやるかどうかは判らないのですが。
でも、旋盤とかボール盤って、見ていると何でも作れそうな気になるんですよねぇ。