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好き、嫌い、好き、嫌い、好き........

 競争社会で勝ち抜いて行くためには正しい戦略の選択が重要です。この当たり前のことが難しいのは、競争相手の戦略の選択によってこちらの選ぶべき戦略が変わってくるから。当然敵も馬鹿ではないという前提で戦略を立てるわけですけど、堂々めぐりになり合理的な選択はできないのです。じゃんけんの必勝戦略を考えるようなものですね。

 このひとつの解は、戦略の選択を全くの偶然に任せるのです。さいころを振って決めなさいということ。相手は困るでしょうね、こちらの動きが全く読めなくなるのだから。古代には亀の甲を焼いてそのひび割れで戦略を決めたりしていたらしい。非合理的だと思う人、違うのです、現代にも通用する方法なのです。江戸時代以前の最高学府、足利学校で教えていた重要な科目に易学があったのもその有効性が認識されていたからでしょう。

 日本では60才とか70才の社長が大勢います。年とともに記憶力と判断力が鈍ってきているはずですね。いったい彼らは正しい判断ができているのでしょうか。この疑問はランダムというキーワードで解決します。判断できないことが社長に要求される能力であるということ。生きる「さいころ」であって欲しいというわけです。言ってることが支離滅裂で、朝言ったことと反対のことを夕方に言うから社長なのです。この社長に特定のモデルは存在しません。

 試験で鉛筆を転がしている貴方、結婚相手を決めるのにコインを投げた貴女、誕生日から流して馬券を買う君、花びら占いのお嬢ちゃん、みんな正しいやり方です。あなた方を人生の真実を知る賢人として尊敬してます。でも社長ってさいころに置き換えできるのですね。上の写真は足利学校の孔子廟です。

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