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居酒屋さすらい 0448 - 生ちょっと高し、料理遅し - 「ホルモン串焼き がむしゃら」(台東区上野)

2011-06-20 12:30:24 | 居酒屋さすらい ◆東京都内
会社の近くに居酒屋ができた。
2010年の7月だったか、突如JR線沿いの通りの交差点沿いに立て看板が現れた。
「レバ刺し・480円」と書かれており、わたしはちょっと気になったが、しかし、「レバ刺し」が480円とはちょっと高いと思った。わたしは、毎朝その看板の目の前を通るのだが、はて店の姿は見えない。どうやら高架下の道沿いから中央通り方面に行ったところにあるようだ。
店の名前は「がむしゃら」。
わたしがその店の暖簾をくぐったのは、それから3ヵ月後のことだった。

会社のある地域はかつて長者町のいわれる界隈である。上野という住所に変わったのは昭和40年代のことだと思うのだが、この界隈に住む地元の方々は未だ旧町名で呼んでいる。この「がむしゃら」はその長者町の北のはずれにある店である。言ってみれば、わたしの会社の地元の店といえる。

木でこしらえた店構え。
一枚板で作った看板に「がむしゃら」の文字が躍る。
店の外はビニールで覆われており、店内の見通しは良好なので、入りにくいということはない。だが、今でもたまにこの店の前を通るが、お客が少ないので入りづらいというのは多分にある。

この日、土曜出勤を終えて、わたしは17時にカウンターについた。
既にカウンターにはお客が2人。わたしが陣取ったのは店の一番奥のカウンターだ。
まずは生ビール(480円)。つまみは黒板にお奨めのつまみとして書かれている「ボスの愛情たっぷりマカロニサラダ」(380円)を注文した。

生ビールは御徒町駅周辺では少し高め。ガード沿いは400円台の前半で飲める店が多い中、この値段はちょっと高く感じる。中央通りに近づくにつれ、高くなる傾向がある。同店もまた然りだ。
一方の「マカロニサラダ」も値段的は少し高いが、値段に見合う量は入っている。
手作りだから、確かにボスの愛情をも感じさせてくれた。

店のメインの料理はホルモン。串焼きが中心である。
それも鶏類は一切なし。焼きとんの専門店なのだ。
串焼きは1本から、一律120円は、比較的安価である。。
「かしら」「レバー」「たん」に「はつ」といった定番から「のどすじ」といった聞かない部位まで、ホルモンは全12種類。この他、「ねぎ」や「しいたけ」「ししとう」に「うずら」といった野菜類までを用充実している。
わたしは「「レバー」と「はつ」そして「こぶくろ」をそれぞれタレで注文した。

値段的にはリーズナブルだなと感じたが、焼きあがったものを見て少し落胆した。何故なら、身が小さいのである。これはこの界隈ではちょっと通用しない。
御徒町の「串八珍」は同等の身の大きさで一本当たり100円だし、コストパフォーマンス的に比較することはできないが、蔵前通りの「一会」なら身はもっと大きい。
店は初来店のファーストインプレッションが大事だが、その点「がむしゃら」はわたしの期待を裏切ったかなと思う。

生ビールを終えて、「ホッピー」の白へ。外が380円、中は180円の値段設定はまぁまぁか。
わたしの座るカウンター席の背後に少し変わった形のカウンターがあるので、店の主人に聞いたところ、どうやら同店は元々立ち飲みにする構想があったという。
事実、「食べログ」の同店のページの口コミには「立ち飲み」の店としてコメントされているのもあるので、開店直後は本当に立ち飲みだったのかもしれない。
もし、そうであれば「転び」であるのだが、わたしがそれを確認していないので、あえて追及するのはやめておく。
ホッピーは2冷。中の焼酎が何なのかは不明。
中がなくなりかけると店の主人はすぐ気をきかせてくれる。
その点では、とても気がつく主人なのだが、如何せん一人で店を切り盛りしているので、料理が出てくるのはやや遅め。

この辺がちょっと気にかかるところである。
はたして、ウチの居酒屋好きの社長は「がむしゃら」に入ったのか。今に至るまで同店で打ち合わせをしたという噂は聞かないので、社長のお眼鏡には適わなかったみたい。
やっぱ、御徒町の流儀としてはビールが300円台、料理は速攻で出てこないといけないと思う。
それも同じ町内の店ともなればね。
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