「BBB」

BASEBALL馬鹿 BLOG

居酒屋さすらい 0454 -「はい喜んで」精神の洗礼- 「やるき茶屋 新百合ヶ丘南口店」(川崎市麻生区上麻生)

2011-07-11 14:35:34 | 居酒屋さすらい ◆地方版
16時頃に「やるき茶屋」に着くと、ものの見事に店はシャッターを閉めていた。ソフトボールの練習が早く終わり、17時から予約していた「やるき茶屋」の時間を早めにしてほしいと我々は打診をしていたのだ。
だが、このシャッターは付け入る隙すら与えなかった。
このため、時間を潰す目的で「京町家」に入ったのだが、まったりしすぎて、もう「やるき茶屋」に行くやる気を失いかけていたのが本音だった。
だが、気力を奮い起こして、なんとか「やるき茶屋」に入ったには17時半頃だった。

店は地下にあるようで、その狭い階段を下がっていくと、何やらお地蔵さんらしきものが奉られている。とても気になったのだが、見ている時間はなく、我々は小上がりに通されたのだった。



「やるき茶屋」に来たのは4年ぶり
居酒屋チェーン店の中でも、業態変更をせずに未だこの店名で勝負する老舗の居酒屋といっていい。
世の中に「はい喜んで」ブームを巻き起こし居酒屋チェーンでも早くからCSを意識した店として名高い。田舎風の演出を施す雰囲気は昔と変わらず、あえて時代に逆行するその姿勢もわたしは好きだ。

ビールはスーパードライ。
ジョッキの注ぎ方は丁寧とはいえないけれど、チェーン店の注ぎ方といえば、泡は荒くても苦にならない。
しかし、どうして居酒屋チェーンは生ビールがこうも高いのか。504円はちょっとぼったくり感が漂う。大量にさばける居酒屋チェーンのビールの仕入れは、多分独立系の居酒屋よりも仕切りは安いと思う。仮にジョッキ1杯を140円としておくと粗利は3.4倍だ。これはちょっとないんじゃないかなと思う。

さて、今回の打ち上げのメインメニューは鶏鍋。いやはや鍋のいい季節になったなと思いながら、鍋で盛り上がる。

メニュー表を見て、ちょっとしたことに気づく。
串焼きの盛り合わせコースに「地蔵盛り」(1554円)というのがあった。当店名物とあるから、これはこの新百合ヶ丘店だけのメニューなのだろう。ということは、この地蔵様、何かあるのだろう。
例えば、店を作る際に、掘り出されたお地蔵さんとか、なにかいわくがありそうだ。ともあれ、こうして今は店の前に鎮座し、同店のマスコット的な存在として崇められていたりする。素晴らしいと思う。

ホッピーを頼んだ。
これがまた504円。
高いよ。飲み物が。
タチノミストの沁みついた習慣が、たまに居酒屋チェーンに現れると、そのメニュー構成に愕然とすることがある。
でも、居酒屋チェーンでホッピーが出されるなんて隔世の感があるなぁ。

鍋を食べ終わった後、おじやにするご飯が出てきた。
「ご迷惑おかけしちゃったから」とサービスのよう。
ご迷惑って、逆にこっちがしたんじゃないかとさえ思うのだが、ここは「はい喜んで」精神が発揮されていると感心すらしてしまうのである。

やっぱ、いいじゃない?
「やる気茶屋」。
気取ってないところが好きだなぁ。


☆ 過去の「やるき茶屋」

NO.0238-純米酒を燗してくれる- 「やるき茶屋」(北区王子)

NO.0183 ~娘、居酒屋デビュー!~ 「やるき茶屋 王子神谷」(北区王子)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 居酒屋さすらい 0453 - 京野... | トップ | 続 Kuma-Changレシピ 「タコ... »

コメントを投稿