軽井沢駅前のアウトレットモールはものすごい人出だった。駐車場に入る車列は長蛇の列をなし、ようやくクルマを停めたとなったら、今度はもの凄い人ごみにさらされる。
わざわざ、東京の喧騒を離れて、はるばるやってきたのに、これではあまり意味がない。軽井沢を後にするのに、最後ビールを飲んで帰ろうと思ったのだが、辟易してしまった。
まさか、軽井沢に立ち飲み屋があるとは思わない。しかし、タチノミストの悲しい性かな。やはり、どうしても立ち飲み屋を探してしまう。
ある訳がない。
だが、立って飲んでもよさそうな、うってつけの店なら見つけた。
「軽井沢高原コロッケと地ビールの店」。
そのまんまやん!
と心の中で軽く突っ込みながら、店頭に行くと、店の入り口とは別に小窓があり、そこからテイクアウト用のコロッケなどが変えるのだ。
店の前には赤いベンチがあって、そこに座って食べている人もいる。
早速、わたしも小窓に並んでみた。既に数人の客がいたのである。
コロッケは100円から販売されているが、その中でも一際、わたしの心を躍らせたのが「黒豚メンチ」であった。
コロッケよりも肉汁がジュワーっと出てくるような気がして、真っ先にそれを頼むことを決めた。
ビールは「よなよなエール」の生で。
店内で飲むと680円する生ビールは、テイクアウトだと600円という値段である。
早速、メンチにかぶりついた。やはり、思ったとおり、ジューシィーな肉汁が口の中にいっぱいに広がる。これは相当にウマイ。そして、間髪いれずにビールを口にする。いやはや、最高!
コロッケとビール、或いはメンチカツとビールってベストマッチではないかと思う。
かつては、東海林さだおさんの言うところの「ケンタッキーフライドチキン」とビールがわたし自身のベストマッチでもあったが、どうも年を経る毎に、あの辛さが段々辛くなってきた。今、ビールのベストマッチと思うものは、コロッケ(メンチカツ)とマックフライポテトである。
さてさて、この「黒豚メンチカツ」。サクサクカリッとその衣の歯ごたえと肉汁のハーモニーを愉しむうちに、それは速攻でなくなってしまった。
もうひとつ食べようかと逡巡したが、やめておくことにした。いつか、またここを訪れて食べることにしよう。
しかし、この人ごみの中でビールを飲んでいても、ちっとも心が高揚しない。ここは確かに軽井沢のはずなのだが、そんな雰囲気は微塵も感じない。確かに空気は乾いてカラッとしており、東京の気候と違うが、この人ごみに紛れてビールを立ち飲みするのは、ちょっと辛い。
コロッケとビールは申し分もなく、うまいのだが、これが、本当に高原の中で食べて飲めたら、どんなにおいしいことかと思いを馳せてみる。
しかし、とも思ってみる。
このコロッケとビールは間違いなく高原の恵みを運んできてくれている。高原のそよ風に思いを馳せながら、ビールの薫りを愉しむのは悪くはない。
※写真は「軽井沢ショッピングプラザ」のHPより
わざわざ、東京の喧騒を離れて、はるばるやってきたのに、これではあまり意味がない。軽井沢を後にするのに、最後ビールを飲んで帰ろうと思ったのだが、辟易してしまった。
まさか、軽井沢に立ち飲み屋があるとは思わない。しかし、タチノミストの悲しい性かな。やはり、どうしても立ち飲み屋を探してしまう。
ある訳がない。
だが、立って飲んでもよさそうな、うってつけの店なら見つけた。
「軽井沢高原コロッケと地ビールの店」。
そのまんまやん!
と心の中で軽く突っ込みながら、店頭に行くと、店の入り口とは別に小窓があり、そこからテイクアウト用のコロッケなどが変えるのだ。
店の前には赤いベンチがあって、そこに座って食べている人もいる。
早速、わたしも小窓に並んでみた。既に数人の客がいたのである。
コロッケは100円から販売されているが、その中でも一際、わたしの心を躍らせたのが「黒豚メンチ」であった。
コロッケよりも肉汁がジュワーっと出てくるような気がして、真っ先にそれを頼むことを決めた。
ビールは「よなよなエール」の生で。
店内で飲むと680円する生ビールは、テイクアウトだと600円という値段である。
早速、メンチにかぶりついた。やはり、思ったとおり、ジューシィーな肉汁が口の中にいっぱいに広がる。これは相当にウマイ。そして、間髪いれずにビールを口にする。いやはや、最高!
コロッケとビール、或いはメンチカツとビールってベストマッチではないかと思う。
かつては、東海林さだおさんの言うところの「ケンタッキーフライドチキン」とビールがわたし自身のベストマッチでもあったが、どうも年を経る毎に、あの辛さが段々辛くなってきた。今、ビールのベストマッチと思うものは、コロッケ(メンチカツ)とマックフライポテトである。
さてさて、この「黒豚メンチカツ」。サクサクカリッとその衣の歯ごたえと肉汁のハーモニーを愉しむうちに、それは速攻でなくなってしまった。
もうひとつ食べようかと逡巡したが、やめておくことにした。いつか、またここを訪れて食べることにしよう。
しかし、この人ごみの中でビールを飲んでいても、ちっとも心が高揚しない。ここは確かに軽井沢のはずなのだが、そんな雰囲気は微塵も感じない。確かに空気は乾いてカラッとしており、東京の気候と違うが、この人ごみに紛れてビールを立ち飲みするのは、ちょっと辛い。
コロッケとビールは申し分もなく、うまいのだが、これが、本当に高原の中で食べて飲めたら、どんなにおいしいことかと思いを馳せてみる。
しかし、とも思ってみる。
このコロッケとビールは間違いなく高原の恵みを運んできてくれている。高原のそよ風に思いを馳せながら、ビールの薫りを愉しむのは悪くはない。
※写真は「軽井沢ショッピングプラザ」のHPより
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