Burkina Faso ~清廉潔白な人たちの国~

西アフリカの内陸部に位置する、世界最貧国ブルキナファソ。その国での2年間の生活記録。

束の間の天使

2009年04月24日 09時02分42秒 | Weblog
私のクラスには72人の小悪魔と天使が共存してます

今日の天使はジョエル・イーバン→ 

彼は甘え上手で母性本能をくすぐるタイプでもやんちゃで、いつも先生にしかられてます

今日もお迎えを待つ時間、教室でケンカして先生に怒られて立たされ、その後疲れて爆睡寝ている姿があまりにもかわいかったので、こっそり隠し撮りしてしまいました

 ←寝ている時の子どもって無条件にかわいい見てるこっちまで幸せ


活動

2009年04月23日 10時47分24秒 | Weblog
最近私がどんな活動をしているか…

ちょっとした時間のつなぎに日本の歌や手遊びを紹介
毎週木曜の30分、travaux manuelle(直訳すると『手を使った作業』すなわち日本で言う図工の時間)を使って子どもたちや先生に指導
でも子どもの数は72人。はさみは人数分ないし、絵の具もないしとにかく教材が限られているのでその中でできることは限られているでも先生に教材がなくてもいろんなことができるということを伝えていきたい。

好評だったのが折り紙の『コップ』
コップをブルキナの生活でよくみられる『かご』に置き換え、簡単な絵本を作って導入で利用する。
登場人物も設定も子どもたちの身近なものに設定すると、わかりやすく子どもの興味を惹きつけやすいフランス語で読んだ後、先生に現地語でもう一度読んでもらう。
かごを折ったら「かごの中に何入れようか?」と想像の会話を楽しむ。
こういった導入から発展までのつながりを持たせた活動で、子どもたちは集中力を切らすことなく多くのことを学べる

私や先生が楽しみながらできたのが吹き絵→ 
紙の上に水で溶いた絵の具を落として息で吹いて模様を描くもの。
最初『travaux manuelle(手を使った作業)なのに手を使わない』と先生もびっくりしていたが、いざ始めると『allez souffler fort(強く吹いて)』とのりのり先生も子どもも楽しんでできた作品はとても綺麗で皆大満足

先生たちが協力的で『陽子今度は何をするんだ』『準備で協力することがあったら言ってくれ』と言ってもらえることが嬉しい。
次はいかに先生たちを驚かすか、子どもたちが楽しめるかを日々考えている



アグネスチャン

2009年04月20日 07時12分12秒 | Weblog
アグネスチャンにお会いしました→ 

とても綺麗で頭のいい女性でした。そしてとても小さい私よりも小さいんです。これで3児の母驚きです。

日本ユニセフ親善大使としてブルキナファソに来られました。新聞社の方も来られていたので、新聞で読まれた人もいるのでは?テレビ局の方も来られていて、5月か6月にBSで放送されるそうなので、日本にいる方、チェックしてみてねアグネスチャンのブログ日記にも少し書かれているので読んでみてください。

今回ブルキナに来られた目的は、地球温暖化の影響による砂漠化の進行の視察と、貧困層の子どもたちの様子を見に来られた。

アグネスチャンの言葉で印象に残った言葉
日本でいろんな情報が手に入るけど、実際来て目にすると深刻な問題だと実感した。
砂漠化の責任は私たち先進国にある
常に頭を使って下さい。考えて下さい。

私も同じようなことを感じていた。ブルキナには大きな工場などは少なく、エアコンなどもほとんどない。だから国内での大気汚染や水質汚染などの公害はないに等しい。それでも異常気象は押し寄せてくる。ブルキナの発展を妨げている1つの要因に気候があると思う。この厳しい環境の中、昼間日本のように必死に働くなんて不可能だ。日本が同じような環境だったら今のような発展はなかったと思う
また、常に感じることだが、テレビで見るアフリカのイメージの1部はメディアに作られたものだ。毎日水汲みの為に何時間も歩いていく村の子どもたち、1日1食しか食べれない貧しい農村の人たち…確かに現状だけど。でもそればかりではない。町ではたいがいのものは手に入るし、人々は音楽やダンスを楽しんでいる。最初にブルキナに来たときの印象は『都会だなぁ』だった。たまにブルキナのことが日本で放送されると、どこからかそのDVDが手に入る。それを隊員で見るんだけど、『なんかかわいそうな状況だけが強調されてるよね』と違和感を感じる。

何が言いたいかというと、日本人にアフリカのことを知ってもらいたい。貧しい国、かわいそうな国というイメージだけじゃない。こんな素敵な場所がある、音楽がる、ダンスがある…そんな情報をメディアが流してもいいんじゃない?問題点ばかりでなく、素敵な部分ももっと日本人に伝えてくれれば、観光客も増えて経済の活性化につながるんじゃない?そういうメディアが増えることを期待したい

話は戻って、今回は日本大使館が協力隊員を招待して下さってアグネスチャンと会うことができた。立食では日本料理もあり、ブルキナにきて初めて海老の天ぷらを食べたはぁ~幸せ

 ←アグネスチャンと2ショット撮らせていただきました



マンゴーと自由時間

2009年04月18日 10時01分17秒 | Weblog
マンゴーの季節がやってきました暑さで食欲が落ちたこともあり、最近の主食です

朝食:マンゴーとコーヒー
昼食:幼稚園の日替わりおやつ
夕食:マンゴーヨーグルト(たまにスパゲティーやうどん)

このローテーションです。日本にいる時にはマンゴーなんて数えるほどしか食べてませんでした所変われば食も変わります。
食べごろのマンゴーはすかさず子どもたちが取っていきます→ 

最近生活のリズムが規則的になってきました

月:午前~幼稚園 午後~事務所で仕事
火:午前~幼稚園 夜~ダンス
水:午前~幼稚園 夜~演劇鑑賞
木:午前~幼稚園 夜~ダンス
金:午前~幼稚園 夜~演劇鑑賞
土:午前~のんびり 午後~友達と会う
日:午前~掃除 午後~のんびり 夜~ダンス

食事も生活も規則的。めんどくさがりの私にはぴったりの生活

一人の時間、しょっちゅう日本の昔のドラマや映画のDVDを見ています
今まで制覇したドラマ数知れず…北の国から、ガリレオ、働きマン、男の子育て、花より団子、医龍、ルーキーズ…誰かルーキーズの映画バージョン送って下さい。続きが気になって仕方ありません

日本にいる時、こんなにも自分の時間を持てることってなかった気がします。自分の時間が満たされると、活動にもメリハリがつく私の活動はひらめきも大切なので、そのヒントがいろんなところに隠されていることもある。

人それぞれのペースがあるので、生活も活動も人とは比べない。
充実した生活って自分の秤でしか測れないもの

みっしぇ凛

2009年04月13日 03時15分45秒 | Weblog
私の愛車…みっしぇ凛→ 

受け持ちのクラスのかわいい女の子『ミッシェリン』と、うちのかわいい甥っ子『凛太郎』のコラボレーション日本生まれのブルキナ育ち。どこに行くにも常に一緒

ブルキナは暑いそして移動距離が半端じゃない。道も悪い。だからパンクは日常茶飯事
だから町中のいたる所に自転車修理屋さんがある。100メートルに1軒はある。店というよりは路上に工具を置いてるだけ
空気入れはタイヤ1つにつき25FCFA(約5円)、パンク修理は100FCAF(約20円)
週に1回はパンク修理するので、今では私も修理の仕方を覚えてしまった

1―タイヤの中にあるチューブをとりだす。
2―チューブに空気を入れ、水につけて穴のあいてる場所を探す。
3―穴をやすりで軽く削った後、接着剤を塗って乾かす。
4―穴をふさぐシールを貼る。

おもしろいこういう単純で地味な作業嫌いじゃない

今日は時間があったので、もう8カ所は穴のあいたチューブを新品に交換してもらったチューブ1本1000FCFA(約200円)、寿命約3か月

 ←よくお世話になる自転車修理屋さん。写真撮るって言ったら仕事してるフリしてくれました本当はもう修理終わってます

最近・・・

2009年04月11日 07時25分57秒 | Weblog
最近…ネットがつながらず久々に更新まぁ訳ありなネット環境なので文句はいえません。

4月に入り幼稚園再開また子どもたちと遊んで暮らす日々。早出も頼まれるようになり、6時出勤早起き苦手な私には毎朝自分との闘い。幼稚園に着くと子どもたちとの闘い。ブルキナの子どもたちは棒でたたかれることに慣れているので、たたかない私の言うことなど全然聞かないでももう2か月以上一緒にいるので、信頼関係はできてきた。ので、本気モード怒っても笑って逃げる子どもを捕まえて、謝るまで目で怒る。怒る。怒る…泣き出す謝る。勝った先生の仕事は子どもに舐められたら勤まらない。優しさと甘さは別のもの。悪いことは悪いと子どもに教えなきゃならない。言葉でうまく説明できないのがはがゆいけど、そんなことで負けてられない戦いの日々はまだまだ続く…

最近…人生初のテレビ会議に参加 

JOCVが行っている日本での幼児教育研修に参加した現地の人たちと、研修先のお茶の水大学の教授との会議。研修後学んだことをどのように現場で活かしているかを報告。ブルキナ・二ジェール・セネガル・日本の4カ国会議
教授の横には同時通訳の方もいる…そう、ブルキナにきて初めて会議の内容がほぼ理解できるという喜びを味わえた通訳万歳

最近…休みの間に炭水化物ばかり食べすぎて急激に太ったズボンがパンパン。体が重い。なんだ?この腹の肉は?…そこで引き締めにかかった食生活を変え、筋力トレーニング、週3回ダンス、『めんどくさい』と思うことをめんどくさがらずにする…その甲斐あって体重も元通りにこの超暑い時期に意識しないと太る自分の体が憎い

最近…イースト菌が好き暇な時間をもてあまし、『パンでも作ってみようか』と思い立ったのがきっかけ。材料をこねこね…こねこね。無心で押して叩いてを繰り返していると生地がほんのり温かくなってくるそして赤ちゃんのほっぺのような柔らかさ至福の時意外に自分の性格にパン作りがあっているかもと気づく。発酵の時間は我が子を見守る親の気持ちイーストたちがうじゃうじゃと成長する瞬間。ぷくぷくまるまる大きくな~れっ

 ←この子たちが…

 ←こんなに大きくなりました

 ←オーブンがないので、フライパン使用おやきのようなパンの出来上がり中身は日替わりで、チーズやソーセージ、シーチキンなど

パン作りは最近の日課仕事で子どもと、家でイースト菌と遊ぶ日々

最近…ガルディアン(警備員)の家族を紹介された→ 

『信頼関係を作りたいから』と自分の家や家族、兄弟の家に連れていってくれた。ブルキナで一人で住んでいるというと皆びっくりするそして心配してくれる。この国では一人暮らしなんてありえない。『一人で家で何してるんだ?』って不思議がられる。人がいない生活をしたことがないから、想像できないんだろうね

そのガルディアンの部屋で素敵な写真があった→ 

横の女の子はおいといて、何の写真だかわかる?そう、ここはメッカ。イスラム教徒の第一の聖地とされている場所名前は知ってたけど、実際に巡礼の様子を見たのは初めて。小さくてよくわからないかもしれないけど、この広い敷地内がすべてモスク。そして小さい点々が人。よく見ると建物の外も人、人、人…年に一度世界中から集まってくるメッカ巡礼の様子。この荘厳な儀式、一度は生で見てみたいと思った自分の人生洗われるに違いない
ちなみにガルディアンはもちろん敬虔なイスラム教徒