システム担当ライブラリアンの日記

図書館システムやサービス系の話題を中心に。最近、歩き旅の話題も。

(2012.6.22)第149回ku-librarians勉強会 : 読まなくてもわかる『本棚の中のニッポン』

2012-06-24 21:52:23 | イベント参加
江上さんが最近出版された標記の本についてのお話。
江上さんは大図研の大会でも発表されるようですが、僕は参加できなさそうなので、こちらに途中参加。
以下、例によって、自分なりの理解と、自分なりのメモです。

発表の後は、質問用紙を配って、回収して、それを元に江上さんが進行するというスタイル。

最初に読まれたのは、僕の質問(遅刻の府外参加者を最初に当てるというのは前にもあったような)。

○質問:海外の図書館を見学する際、ついその地の特長を求めがちだが、そんな機会に、そうだ日本研究をしてるとこがあったら少しでも見てみよう、と思った時、調べるコツは?

・この本にあります。参考文献としてパスファインダーも付けた。
・北米なら、p.279のCEAL Directory
・知り合いがいたら、聞いてみる。

さらに、時間がなくさっと調べたい時は?

・その大学のサイトで、east Asian とか、area study とかで検索するとか。実 際は見つけにくいけど。

○その他、面白かった発言を抜き書きすると、、、
・目録に件名がないというのはよく言われる。次世代OPACで関連度順とかできるのは、そのおかげ。

・早稲田大のopacはとっても使われる。ILLをしてくれるから。
情報発信するなら、その先のことも。

・ハーバード大時代で、情報の入手に困ったというより、それを話す相手がいな
い。そうすると、その評価もできない。

・日文研への訪問研究者は毎年いる。その家族が敷地内の宿舎に住んでいる。生活面など、彼らへのサポートということは考えるようになった。

・日本で電子書籍が少ない現状。図書館スタッフが声をあげるべきではないか。

・海外出張で何か持って帰るだけという時代ではない。国際会議や学会で発表するくらいでないと。
訪問するなら、自分達を説明する資料はせめて持って行く。

 #これは以前ブログにも書かれていたと思う。
 #僕も意識はしていたつもりだが、実際どうだったろう。

○感想
・僕の Pittsburgh 滞在をより意味のあるものにしてくれた一人である江上さんの話を改めて伺えてよかった。

ちなみに、江上さんを頼って、ハーバード大の図書館にもお邪魔させてもらいました。
2008.2.4.(Mon) ハーバード大学図書館訪問
http://blog.goo.ne.jp/kuboyan_at_pitt/e/ac9350e57bd5ab483d2a6464687d5050

・当館で検討中のコモンズは日本から海外という視点も大きいが、逆に海外からの日本という視点も頂けたのはいい刺激になった。

○参考
・第149回ku-librarians勉強会のサイト
http://kulibrarians.g.hatena.ne.jp/kulibrarians/20120622/1337786646

・〈イベント報告〉「読まなくてもわかる『本棚の中のニッポン』」@ku-librarians #kul149(『本棚の中のニッポン』blog)
http://jbsblog.seesaa.net/article/277834435.html
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