京都大学にて
主催:京都大学高等教育研究開発推進センター
例によって、個人的メモ。誤解等はご容赦を。
■ライティングセンターで文章指導を受けた学生のレポート分析
-表記・表現面と厚生面に着目して- (関西大学教育推進部)
#感想:関大さんもがんばってるな。
1.背景と目的
・ライティングセンターの設立
日本でも2000年代から
初年次教育の充実
・日本語ライティング授業
・関西大学「ライティングラボ」 2011.4月~
TAによる文章指導
・研究の目的
TAの指導が書き直しにどのように反映されたのかを知る
効果検証と改善
・内容
指導内容を分析。相談前後を比較する
2.分析の対象と方法
・対象とした学生への課題
授業:初年次向け科目「スタディスキルゼミ(プレゼンテーション)」
ライティングラボで指導を受けるという課題を出してもらった。
#TA 17名
テーマ:授業中のプレゼンのプロセスを振り返る
・分析対象
相談前レポート、相談記録、書き直し後レポート
「実施」「一部実施」「未実施」に分類
3.分析の結果
・構成面の指導件数は少ない
・全体の構成に書き直しが及んだ事例
段落ごとの伝えたいことを明確に。そこから全体の主張を導き出させる。
そして、その主張から段落の内容を見直す。
4.まとめと課題
・「何を」から「どのように」という指導
表記・表現面も「理由」を考えさせる指導へ
・時間管理
40分単位、それを効果的に使う指導法を考えないといけない。
X.補足
H24年度大学間連携共同教育推進事業
津田塾大と。ライティング/キャリア支援
○質疑
・TAへの指導
→先輩から後輩という関係
・(立命の方)ライティングの授業を3年前から
TAで指導。ラーコモに行ってもらったり。
しかし、あまりそこに行ってくれない。その動線確保について。◆
→「行ってください」では来ません
教員に、点数(評価)を組み込んでもらうことも。
・表記・表現面を直すと全体が崩れることがある。
構成面の件数が少ないのは? ◆
→まず表記・表現面が目に付くのではないか。
そして時間がなくなって、構成はあとでとなったのかも。
→授業の中で、表記・表現面をつぶしてから、ライティング指導ができればよかった。
自分の授業では、行くと加点項目にしている。
アンケートでは「行ってよかった」8-9割。
■学生の文章力および卒業論文に対する意識の変化
-アンケートと態度調査より- (樋口・関西大学心理学研究科)
○背景
・中教審にて「学士力」の提案
・文科省のGPに採用
・卒論
専門知識+分析力、構成力、表現力など広範囲な能力
カリキュラムの有効性の評価に
○調査1
・2011.12 文章力に対するイメージについて質問紙調査
・大学生 386名
・「自信」は上回生で上昇。「不安」は減少。
○調査2
・2012年7-8月
・卒論に対する態度、学生の達成度について
・SAG25
・大学生 111名
・「積極性」2年より4年生が高い
「受動性」4年生の方が低い
・考察: 卒論に対する態度は4年生になってから形成される
◆3回生ではあまり高まらない?
○まとめ
・変化を前倒しし、緩やかな変化を促すことで、4年生における学習到達点を高めることが期待できる。
・但し、横断調査なので進級に伴う変化であるとは言い切れない。
→縦断的な調査に。
○質疑
・久保山:3年生に緩やかな変化を及ぼすことについて何かアイデアがあれば。 ◆
→私も聞きたいくらいだが(笑)
就活、3回生の最後の方で文章を書けないことについて焦ってくるケースも。
就活の前段階で何かできればと。
(なるほど)
・卒論とレポートの違いについて、認識の違い
→レポートは一過性が通じる。卒論は従事期間が長い、その場しのぎが通じない。
主催:京都大学高等教育研究開発推進センター
例によって、個人的メモ。誤解等はご容赦を。
■ライティングセンターで文章指導を受けた学生のレポート分析
-表記・表現面と厚生面に着目して- (関西大学教育推進部)
#感想:関大さんもがんばってるな。
1.背景と目的
・ライティングセンターの設立
日本でも2000年代から
初年次教育の充実
・日本語ライティング授業
・関西大学「ライティングラボ」 2011.4月~
TAによる文章指導
・研究の目的
TAの指導が書き直しにどのように反映されたのかを知る
効果検証と改善
・内容
指導内容を分析。相談前後を比較する
2.分析の対象と方法
・対象とした学生への課題
授業:初年次向け科目「スタディスキルゼミ(プレゼンテーション)」
ライティングラボで指導を受けるという課題を出してもらった。
#TA 17名
テーマ:授業中のプレゼンのプロセスを振り返る
・分析対象
相談前レポート、相談記録、書き直し後レポート
「実施」「一部実施」「未実施」に分類
3.分析の結果
・構成面の指導件数は少ない
・全体の構成に書き直しが及んだ事例
段落ごとの伝えたいことを明確に。そこから全体の主張を導き出させる。
そして、その主張から段落の内容を見直す。
4.まとめと課題
・「何を」から「どのように」という指導
表記・表現面も「理由」を考えさせる指導へ
・時間管理
40分単位、それを効果的に使う指導法を考えないといけない。
X.補足
H24年度大学間連携共同教育推進事業
津田塾大と。ライティング/キャリア支援
○質疑
・TAへの指導
→先輩から後輩という関係
・(立命の方)ライティングの授業を3年前から
TAで指導。ラーコモに行ってもらったり。
しかし、あまりそこに行ってくれない。その動線確保について。◆
→「行ってください」では来ません
教員に、点数(評価)を組み込んでもらうことも。
・表記・表現面を直すと全体が崩れることがある。
構成面の件数が少ないのは? ◆
→まず表記・表現面が目に付くのではないか。
そして時間がなくなって、構成はあとでとなったのかも。
→授業の中で、表記・表現面をつぶしてから、ライティング指導ができればよかった。
自分の授業では、行くと加点項目にしている。
アンケートでは「行ってよかった」8-9割。
■学生の文章力および卒業論文に対する意識の変化
-アンケートと態度調査より- (樋口・関西大学心理学研究科)
○背景
・中教審にて「学士力」の提案
・文科省のGPに採用
・卒論
専門知識+分析力、構成力、表現力など広範囲な能力
カリキュラムの有効性の評価に
○調査1
・2011.12 文章力に対するイメージについて質問紙調査
・大学生 386名
・「自信」は上回生で上昇。「不安」は減少。
○調査2
・2012年7-8月
・卒論に対する態度、学生の達成度について
・SAG25
・大学生 111名
・「積極性」2年より4年生が高い
「受動性」4年生の方が低い
・考察: 卒論に対する態度は4年生になってから形成される
◆3回生ではあまり高まらない?
○まとめ
・変化を前倒しし、緩やかな変化を促すことで、4年生における学習到達点を高めることが期待できる。
・但し、横断調査なので進級に伴う変化であるとは言い切れない。
→縦断的な調査に。
○質疑
・久保山:3年生に緩やかな変化を及ぼすことについて何かアイデアがあれば。 ◆
→私も聞きたいくらいだが(笑)
就活、3回生の最後の方で文章を書けないことについて焦ってくるケースも。
就活の前段階で何かできればと。
(なるほど)
・卒論とレポートの違いについて、認識の違い
→レポートは一過性が通じる。卒論は従事期間が長い、その場しのぎが通じない。
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