今回の旅行で買ってきたものは食べ物ばかり、特に気仙沼で買ったものは生ま物があったんだけれど、保冷パック内の氷は翌日までまだ解けてはいなくてまずは安心。帰った翌日の夜から早速にも気仙沼土産を食べてみたが、これがなかなかに旨い。
まず生スルメイカは急がないとということで翌日の晩にさばいたのだが、まだ吸盤が吸い付き、ワタもまだしっかりしていて、身は刺身にワタはオーブンで焼いて食べたら旨いのなんの、ゲソはさらに翌日掻揚にして全てが腹に収まった。そのほかのものは冷凍したから徐々に夜の食卓に。
斉吉商店の加工品の最初はカキのグラタンで見るからにゴージャスな感じじゃないですか。電子レンジでもいいらしいのだがオーブンで焼いてみた、これがデシャメルソースにも充分にカキの味が行渡っていてとても美味しい。願わくばカキ殻一つでもカキの身を二つにしたほうがもっとリッチになるな。
次にたべたのがサンマ一汐開き(冒頭写真)、この干物はこちらのスーパーなどで買うものよりはるかに脂があり、塩味も控え目なのがいいよなぁと。背骨が取ってあるからまるごとガブリで食べてしまう。
ホタテコロッケなどと並べて売っていたエビカツなるもの、すんなりした形のコロッケよりもややゴツゴツしてはいるが、はてエビをどうしているものか。家で揚げてから中身をみたら、エビを粗く刻んで野菜を少し混ぜて丸めたもので、食べた食感はプリプリして確かにエビだが、コロッケではないしエビフライでもない不思議な味わい。やや薄めの味付けでエビの味を生かしている、このエビの種類は分からないがこれも美味しい。
サンマの生つみれ汁は野菜は自前のお好みで入れて、水を加えて煮ると1パックで4人前ぐらいができる。このサンマの出汁が効いたスープがまた旨い、実に良い仕事をしているぞといえる味。
ほかには金のさんまという骨まで柔らかく食べられる佃煮風のものも、旅館で食べて美味しかったから買ってきた。佃煮風といってもサンマの風味を無くさないようにやや抑え目柔らかめの味で、残った煮汁があまりにもいいから残しておいて、御飯に掛けたり汁物のコク出しに使えるぞ。
あとは帆立網パイグラタンというカキより大きい殻に乗った美味しそうなものがまだ残ってはいるが、これはこのあとのお楽しみ。今回買わなかったのが悔やまれるのがサンマやカキの炭焼オリーブオイル漬など、お好みのものを選んでお取り寄せしちゃおうかな。