雲一つない快晴。
困る。
夕日に染まった雲がいくつも浮かんでいて、それが棚田にくっきりと映っている、ってのが撮りたい。
上空を電線が走っていて、上空を写し込むことができないので、棚田に映った夕焼雲が撮りたい。
何度も来ているのに、そんな光景にまだ出会ったことがない。
ここは人気撮影スポットなので、いつものことながら、平日にもかかわらず、大勢のカメラマンがやってくる。
日の入り時刻の2時間前で、展望台には既に入り込む余地がないほど三脚が林立している。
やってきていたガイジンさんもこれには戸惑っているようだった。
この写真を撮った場所の後方や展望台の上の道路にもカメラマンがいる。
ここの問題は、上空を電線が走っていること。
電線は絶対に写したくないので、夕日が電線の下に下がってくるのを待つ。
高い位置に行けば行くほど、棚田を見下ろす感じが強まり、同時に電線と水平線の間隔が狭まる。
逆に、低い位置に行けば行くほど、棚田を見下ろす感じが弱まり、電線と水平線の間隔が広がる。
というわけで、前々回ぐらいから、展望台の下の草地から撮影している。
ほとんど誰も来ないし、三脚の陣取り合戦もない。
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