グッド・トイ キャラバンと木育キャラバン 館長・曽我部KOWの旅ログ

グッド・トイ キャラバン・木育キャラバン館長KOWが、日本全国津々浦々での出会いと発見を綴ります。

[佐賀・鳥栖]市民NPO、初の単独開催を実現!

2012-08-23 12:07:50 | グッド・トイ キャラバン
鳥栖と言えば、まず思い浮かぶのは「サガン鳥栖」という方も多いはず。
彼らのホームグラウンドである「ベストアメニティスタジアム」は、JR鳥栖駅のまさに真ん前。
8月18日(土)、清水エスパルスとの対決でスタジアムは満員で、
応援の歌声と歓声が駅前の空気を震わしていました・・・



その同じ日に、3km離れたスーパーセンターイズミでは、木育キャラバンin鳥栖が開催されました。

今回のキャラバンは、市民NPOが「初」の単独主催を実現した記念すべきもの。
主催の「とす市民活動ネットワーク」は、さまざまな市民団体を中間支援するNPO組織として、幅広い活動をしています。


まずは、特色溢れる木育キャラバンin鳥栖のシーンをご覧ください。


地元で活動するブラスバンドの演奏が、移動おもちゃ美術館と共存します。

別の時間には、チェーンソーアートの実演がありました。「ピカ○ゥウを作る!」がテーマ。一本の丸太からチェーンソーで造形を削りだしていくのは、スゴイ技術。しかし出来上がった作品を見て子ども達はなぜか「ウサギじゃなくてピカ○ゥウを作ればよかったのに」と口走ったとか(笑)・・・


地元の木工店主催の「県産材積木コーナー」と「カンナ削り体験」。大工さんが子どもたちを優しくサポートします。


そして削ったカンナ屑も投入して、大人気のカンナ屑プール。ソファを活用したコーナーづくりが素晴らしい!


この手作りクーゲルバーンに注目!強力なマグネットでスチール製のパーテーションにくっつけて、遊びます。子ども達はどんどんコースを作り変えていくことに夢中です。これはスゴイ!画期的なアイデアだと思いました。

そして地元から木のおもちゃ店、手作りおもちゃコーナーやおもちゃ病院も!

修理の難しいキャラバン所蔵のクーゲルバーンを、ベテランのおもちゃドクターがていねいに治してくださいました。ほら、見事に復活!ありがとうございました。

ほかに佐賀県・鳥栖農林事務所のスタッフの方が「木育」のパンフレット配布コーナーを担当しました。

これだけを見ても、「とす市民活動ネットワーク」が、市民活動の中間支援を通じて、豊かな人的ネットワークをお持ちになっていることがわかります。また「木育」が佐賀県下の子育て支援あるいは林業分野にとって「これからのテーマ」と捉えられていることを実感させられました。

さて、いつものように「移動おもちゃ美術館」の会場を見てみましょう。
今回はたいへん大きなスペースで、ゆとりある会場設営が出来ました。



そして楽しい時間を共有してくださった、地元の大学サポーターのみなさん。



サガン鳥栖に加えて、「木育鳥栖」として知られる日も、遠くはない・・・
そんな手応えを感じた2日間になりました。それにしても厳しい残暑だった。



まずはお疲れさまでした!再会の日が楽しみです。
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[岐阜・岐阜駅前]岐阜の木育を、岐阜県民に伝えたい。(後編)

2012-08-08 06:14:57 | グッド・トイ キャラバン
楽しい木の音に導かれて、ステージ上に子供たちが集まってきました!

木育キャラバンin岐阜の際立った特色は、会場の中に仕掛けられたプログラムのどれもが、とてもすばらしく、内容がよかったこと。メイン会場となったじゅうろくプラザのホールでは、木のクイズラリー、木のカスタネットづくりWS、そして木の音楽会という流れに、多くの来場者が参加しました。このプログラムを担ったのは、岐阜グッドトイ委員会と岐阜木育推進協議会のみなさん。「作る、考える、音で感じる」という3つのアプローチで、岐阜の木育を展開したといえるでしょう。

朴の木は岐阜の名産。手作りの木育ツールにも、センスが光ります。

メイン会場となりの別室に「赤ちゃん木育ひろば」を設けました。

ここは2歳児までのお子さん専用。子供たちを安心して遊ばせることができるので、お母さん達は、ベテランのおもちゃコンサルタントによる「木のおもちゃ」や「子育て」についてのお話にも、楽しく耳を傾けることができるのです。
「赤ちゃん木育広場」は、今後のキャラバンでも取り組んでいきたいテーマのひとつだと考えています。

おもちゃコンサルタントたちが即席のおもちゃ寄席を開くと、すぐに子供たちが集まってきます。
むかしの紙芝居なんかと同じですね!


岐阜のおもちゃ作家さんは、自作のおもちゃでパフォーマンス・・・ときにはお客さんに壊してもらって盛り上がる!


こうして会場中のあちらこちらで、さまざまな遊びが繰り広げられるのです。


もうすぐ開催される岐阜国体のゆるキャラ「みなもちゃん」も登場!みなもダンスで会場を沸かせました。


僕自身は「木の音楽会」に、練り歩き即興ギタリストとして参加!

音楽センス抜群のトイコンさんの導きで、子供たちは木のおもちゃや、WSで作ったカスタネットをもってステージに上がり、木の音でいっぱい遊びました。とてもとてもよい経験をさせていただきました。また、キャラバンのテーマソング「遊ぶよろこび、歌うたのしさ」を、ステージで歌いました。

さて、このブログを通じて、内容の満載ぶりが伝わっているでしょうか?

まさに中身ギッシリの2日間でした。今回は時間がきわめてタイトだったために、ものすごくスピードアップした設営・撤収作業になりました。それを見事にやってのけたのは、やはり岐阜グッド・トイ委員会のメンバー一人ひとりの実力の高さに他ならない、と感じました。また、とうかいグッド・トイ委員会、大阪グッド・トイ委員会それぞれの支部長、そしてメンバーも駆けつけてくれ、設営や当日のサポートで、このキャラバンをバックアップしてくれました。

こうした連携は、同じトイコンとしてうれしいし、本当に心強い。

木育キャラバンin岐阜は、岐阜県の「産官学」をあげての開催となりました。岐阜県庁・林政課、岐阜森林アカデミー、岐阜で活躍する木工作家と林業女子会が集い、東京おもちゃ美術館とともに今回のキャラバンを実現に努めてくださいました。
そして僕としてはこの産官学に「遊」の一文字を加えたいと思います。それを担ってくれた岐阜グッド・トイ委員会のメンバー全員に「おつかれさま!」と心より言わせていただきます。

次の木育キャラバンで、同じメンバーの皆さんと出会えることを楽しみにしています。





追記:今回は、僕自身すべきことが多く、みなさんと十分にお話しする時間を持てませんでした。また、数多くの撮影すべきカット、すばらしいシーンを撮り損ねました。どうかご容赦ください。
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[岐阜・岐阜駅前]岐阜の木育を、岐阜県民に伝えたい。(前編)

2012-08-07 20:40:29 | グッド・トイ キャラバン
ここはJR岐阜駅前。連日猛暑37度のなかを、怒濤の2日間で駆け抜けた「木育キャラバンin岐阜」。

▶まずは地元メディアの記事より・・・


 「山の日フェスタ:木の魅力を体感、岐阜でイベント 親子ら遊ぶ /岐阜 毎日新聞 2012年08月07日 地方版

 「木の国・山の国岐阜」の魅力が体感できる「ぎふ山の日フェスタ」(県など主催)が5、6日、岐阜市のJR岐阜駅北口広場やアクティブGなどで開かれ、大勢の家族連れでにぎわった。
 県産の東濃ヒノキを使った工作教室をはじめ、竹笛や木製ペンダント、風鈴づくりが人気を集めていた。
 近くのじゅうろくプラザでは、木との触れ合いを教育などに活用する「木育(もくいく)」を広めようとする「木育キャラバンinぎふ」(日本グッド・トイ委員会など主催)もあり、さまざまな形をした積み木など約300種類の木製おもちゃが用意され、幼児や小学生が一緒になって遊んだ。
 岐阜市小柳町の主婦、引地亜季さん(38)は「ゲームをやるより子供の感性を育てると思う」と話し、長女の市立明郷小1年、麻緒ちゃん(6)は「初めて木のおもちゃをさわった。おもしろい」と大喜びだった。【立松勝】



・・・木の国・山の国として、際立って豊かな自然環境と文化を備える岐阜県。そうした岐阜の木育を、まず岐阜県民に伝えたい、という思いから開催された「木育キャラバンin岐阜」。

会場は駅前に隣接する「じゅうろくプラザ」の2F。まずはホールとホワイエの各コーナーをご覧いただきましょう。
1.「移動おもちゃ美術館+岐阜木のおもちゃ+木のカスタネットWS」の3要素を設営中(ホールの全景)
2.「注意書きと、とつげき隊の告知!」(ホワイエ)
3.「森女カフェ・・・林業女子会の木育お話コーナーです」(ホワイエ)
4.「岐阜木のおもちゃ即売店」(ホワイエ)
5.「岐阜木のおもちゃ遊び場!」(ホール)
6.「岐阜木のおもちゃ展示」(ホール)

・・・どれもがこぞって、岐阜の木育を伝える気持ちで一致しているのです。

さて、いよいよ始まった、どうなったか?




続きは後編で。











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