グッド・トイ キャラバンと木育キャラバン 館長・曽我部KOWの旅ログ

グッド・トイ キャラバン・木育キャラバン館長KOWが、日本全国津々浦々での出会いと発見を綴ります。

[リペア]徹底オペ

2011-04-20 22:11:53 | グッド・トイ キャラバン
これまで日本全国をキャラバンしてきたキャラバンボックス。
そのなかに崩壊寸前の状態になったものが出てきた。



キャラバンで扱うおもちゃは木のおもちゃが中心。
木のおもちゃはとにかく重い。
それらを運ぶキャラバンボックスはなにより軽くなくちゃ。
・・・というわけで最高に軽い木製ボックスがこれだ。
それが故に大きな弱点をも抱えている。

今回のオペは中に合板の補強を施すもの。
その作業に集まってきたのは、木工作業における最強の人々。

そんな人々が全員、おもちゃ美術館の学芸員さんなのである。

作業はご覧の通り・・・


15個のボックスを、3日間で徹底オペ。
もはやこれ以上の成果は望めまいというほどの動きをしていただいた。
皆さん、心よりお疲れさまでした!
そしてお力を貸してくださった、佐野先生、ありがとうございます。

これで安心してキャラバンを送り届けられる!
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[あそび支援隊]準備~出発

2011-04-10 19:38:58 | グッド・トイ キャラバン
僕にとって、東北はつながりと思い出の地。
仙台に親戚がおり、
松島から宮古にかけての海岸で、夏の日に泳いだ記憶も多々・・・

それは、いつでも帰れる場所。

震災後、なにかお役に立てることをしたいと思いました。
僕にできることは音楽すること、あるいは手づくりおもちゃと遊び。
受け入れてくれる場所があれば、すぐにでも行きたい。

そうこうするうちに、
認定NPO法人日本グッド・トイ委員会が「あそび支援隊」を発動、僕はその動きに合流。
できる限りの支援に加わります。

4月6日、東京おもちゃ美術館で、
被災地の子どもたちに届ける「おもちゃ広場」セットを準備しました。
(写真はそのときの光景です)
日本各地のおもちゃメーカー、そしておもちゃ商店の方々から届けられたおもちゃたちの
最初のパッキングです。

ほとんどのおもちゃが流されてしまった子どもたちに届ける
最初のおもちゃたちが続々とここに集まってきています。

これから行く先々で、被災地おもちゃキャラバンを開催します。
「来てほしい」という気持ちがあれば、お伝えください。
まずこのおもちゃたちを届けます。
そして移動おもちゃ美術館もお届けします。
子どもと子育て中のみなさんすべてにむけて。

7日から今日まで、第一陣が被災地を訪問しました。
「あそび支援隊」がスタートしたのです。

















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[大阪・堺市]大阪初登場(後半)

2011-04-06 22:33:20 | グッド・トイ キャラバン
職人の町としての伝統を持つ「堺」。
そのせいでしょうか。
今回のキャラバンに参加してくださった皆さん、
おもちゃ、遊び、そして木と木工についてタダならぬツワモノ揃いでした。

大道芸ワークショップ(富田さん/おもちゃコンサルタント)。
誰もが皿回しに挑戦。これがカンタンな人にはカンタン、難しい人にはなぜかすごく難しい!


絵本の読み聞かせ(野路さん/おもちゃコンサルタント)。
大舞台でもマイクレスのやさしい声に子どもたちの目と耳が集中していました。


木工おもちゃづくりワークショップ(玉垣さん/おもちゃコンサルタント)。
整理券を配ったはずなのになぜか定員オーバーの人気ぶり…みんなの目線が真剣そのもの。


出来上がったおもちゃを見せっこしているオカアサンたち。どうですか、この楽しそうな姿!


さらに堺在住の新進おもちゃ作家・朝香さんがかわいい展示コーナーを作ってくれました。


そして、ユニークなおもちゃコレクションと、
抜群の機動力で木工教室アルブルの皆さんがキャラバンをサポートしてくれました。
木育を熱く語る社長の米地さん、そして香山さんをはじめ、木を愛する熱い皆さんに大感謝です。


これらは大型児童館ビッグバンと関西グッド・トイ委員会のメンバー、
そして志をもった人々が今回の開催をきっかけに集まった成果なのです。
このキャラバンには、なにか一言では言い尽くせない中身の濃さがありました。
次につながるタネを孕んだ、という実感を感じながら3日間の開催を終えました。


表には出なくても影でしっかり皆さんを支えてくれた関西グッド・トイ委員会の與那覇さん、
心よりお疲れさまでした。

充実感と新たな広がりを感じつつ、
お次は一年ぶりの横浜へ、キャラバンは旅を続けます。






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[大阪・堺市]大阪初登場(前半)

2011-04-05 20:44:08 | グッド・トイ キャラバン
なっ?UFO!泉ヶ丘駅を下り、見た瞬間、あいた口が塞がらなくなった。
この構造物の名前はビッグバン・・・なんと大型児童館。
さらに館長はあの松本零士さんということで2度びっくり。
この宇宙船のなかでグッド・トイ キャラバン、と心底ワクワクしてきました。

東京人は「大阪初登場」というとき、なにかちょっと構えるフシがあるようです。
電車の中で車内吊り広告を発見して、気分はさらにヒートアップ。


大型児童館ビッグバンの主催で実現した今回の「グッド・トイ キャラバン in 大阪」。
会場となったシアターは、子ども劇場として専用設計された素晴らしい施設で、
とても美しく遊びやすい移動おもちゃ美術館になったように思います。


こんなに身近にレイアウトできたキャラバンセットと遊びのライブステージ。
(バンバン人形劇団)

照明も美しく、たのしいパペットたちがいっそうキレイに舞台に映えました。

遊びライブステージでは、演劇のワークショップに初参加する子どもたちで大にぎわい。
(劇団のらにょらい)

大阪の子どもたちはみんな楽しく堂々と役になりきりました。

その一方、舞台で影絵のワークショップが盛り上がる最中に、おもちゃで遊びつづける子もいました。
(影絵屋さかい)

自分がしたいことをできる一角がある。それはいい空間アレンジができた証拠かもしれません。

「今回はいつも出演してもらっている劇団のみなさんに観客参加型のワークショップ舞台を工夫してもらいました。遊びのライブステージは、それを試すとてもいい機会になりました」とはビッグバンの運営プロデューサーを務める川口さんの言葉。
おもちゃコンサルタントでもある川口さん、遊びのライブステージを上手に活用してくださって、僕はとてもうれしいです。

もちろん、いつものキャラバンの光景は、ほら・・・

こんなに、たのしく広がっていました。

(つづく)




















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[石川・金沢市]美しい町にグッド・トイ キャラバン(後半)

2011-04-04 18:09:38 | グッド・トイ キャラバン
3月11日の東日本大震災のあとに行われた金沢キャラバン。
イベントが軒並みキャンセル・自粛となるなかで、
開催にこぎつけるまでに、主催者のみなさんは相当に悩み、話し合われたようです。
そしてようやく前日の準備にこぎつけました。


当日、会場いっぱいに溢れた、子どもたちが夢中で遊ぶ姿と笑い声。
そのとき「本当に開催してよかった、と心底思った」と、
金沢グッドトイ委員会の西さんは語ってくれました。


そしてトイコン・メンバーの才能全開の遊びのライブステージ!

新羅さんファミリーの「昭和の遊び」では、親子そろってワイワイワイ。


池田さんのサイエンスショーでは、液体窒素・薔薇バラ実験に子どもたちの目はビックリマーク。


金沢だけでなく、富山から、福井からもメンバーが参加した今回のキャラバン。
被災者支援の義援金のよびかけにも応えてくださった多くのお客さま。
みなさん、ありがとう。そして、がんばりましょう。


リーダーの西さん、心よりお疲れさまでした。


歴史とアートの美しい町を後に、
お次は初の大阪開催へ、キャラバンは旅を続けます。

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