一昨年、そして昨年と続いたキャラバンBOX本格リペア計画が、2013年2月の東京おもちゃ美術館で最終章を迎えました。
これまで40カ所以上にキャラバンし、たくさんの木のおもちゃを運んだBOXたち。
木のおもちゃはたくさん詰め込めば相当な重量になり、
その重量がゆえにキャラバンBOXは確実に痛んでいきます。
その痛みを食い止め、これからも安心して使えるようにするための大工事。
今回も東京おもちゃ美術館の学芸員で、木工に腕の覚えがある方に多数参加していただきました。
まず、弘前の木工の名工チーム「わらはんど」から届いた「木枠」を開口部にはめ込めんで様子を見て・・・
それからファスナー部の切り欠きを工作し、細かく寸法を調整してから「木枠」を本体に接着。
さらに正確に位置決めをしながら新しいネジ穴を開けていきました。
ここまでで仕事時間にして2日間が経過!
そして3日目は塗装です。
すこしゴツい枠部分を、本体と同じベンジャミンムーアの筆塗りで仕上げていきました。
あとは緑ボックスを塗れば完成、というところまでこぎ着けました。
こうして3日間に及ぶ、キャラバンBOX本格リペア計画最終章が終わりました。
学芸員のみなさん、心よりありがとうございました。
木工を愛するすばらしい人々の力と技と心意気で、強化バージョン「キャラバンBOXアドバンス(笑)」が完成したのです!
進化したキャラバンBOXに木のおもちゃをいっぱいに詰め込んで、
さあ、今年も日本全国の地域へ、子どもたちのもとへ、遊びにいきますぞ。
待っててね~!