flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

Nishimikawa Integrated building

2005-10-22 23:03:40 | STRUCTURE-構造物残影-
(西三河総合ビル 愛知県岡崎市康生通西)
 1971年3月10日に名鉄グループが出資設立し、1973年4月1日に竣工したSRC造、地上12階、地下2階、床面積30,600㎡のテナントビルである。
5~7階のオフィスフロア以外は、同グループのホテル、ショッピングストア(サンリバー、後にメルサ、メルセーズ)が入居していた。然しながら成績が芳しくなく、特にホテルに至っては開業以来黒字収支になることはなかった。
 ショッピングストアも、市街地空洞化により次第に客足が離れ、リニューアルするも部分閉鎖が始まり、2004年3月に完全閉店された。
 ホテル、ビル残務清算は同年12月で終え、2005年解体となった。
周囲のビルよりも建築年齢が若いこのビルが、先に逝ってしまった訳である。

 中央に見える岡崎城の瓦屋根が、諸行無常を感じさせる。

   
(HP版:http://www.d1.dion.ne.jp/~tenyou/structure/nishimikawa-integrated-building.htm
(関連記事:たつきビル

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