flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

今出平館

2007-02-03 00:00:06 | 城郭・城下町
(今泥平城)(愛知県新城市豊栄)
 字山下の丘陵に位置し、跡は鍬神社となっている。
永正五年(1507)に築かれ、菅沼氏臣城所正縁(まさより)が居住した。
当初館跡として築き、後に城構えとしたようである。
 南東側から上がると、二段の削平遺構があり、丘陵上も平らである。
昭和53年と、56年、61年に訪れた際には鍬神社の拝殿があったが、その後取り壊されたようである。(トップ写真1986年9月撮影)
神社を囲むように遺構がみられ、前面は浅い堀及び溝状遺構。神社背後には土塁があり、その向こうには堀がみられる。(図は1981年の状態)
     

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4 コメント

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Unknown (くらじろう)
2007-02-03 22:04:32
最初に訪ねた時に、鍬神社への参拝道がわからずちょっと迷った記憶があります。拝殿は確かに取り壊されています。
堀は深いですが、崩落が徐々に進んでいますね。
中世城館跡調査報告では神社の結界として評価されているのが残念です。

まったく関係ない話ですが、先日テレビの「そこ知り○○リサーチ」で、城跡近くのウルトラマンのせんべいを製造している工場の紹介があったようですね。
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こんでびら (kourei)
2007-02-03 23:50:48
入口に鳥居や標柱があるわけではないので、わかりづらいですね。
堀は確かに樹木の堆積もあって、浅くなっているように思います。
「中世城館跡調査報告」は発行当初、目を通したことはありましたが、あまりに客観的過ぎて見ないようになりました。
一つの城跡に含まれる歴史を、かえって埋もれさせているような気がして…。
「考古学的見地」といったところでしょうか。

ウルトラマンせんべい…そうでしたか、、
番組は途中しか見てなかったので、知りませんでした。
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Unknown (甚七)
2007-05-03 09:46:43
記事検索から参りました。キーワードは、「今出平」です。地名を眺めていて、難読だなと思ったからでございます。こちらの記事に接して、郷愁を感じました。足でかかれた記事だけに大切に思います。これからも楽しみに拝見させていただきます。
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こんでびら (kourei)
2007-05-03 10:47:58
甚七さんようこそ!
地名は難しいですね。
必ず何かしらの意味が込められているのですが、その後読みが訛ったり字を誤ったりで本来の意味がわかりにくくなりがちです。

またお越しください!
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