flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

多気北畠

2014-07-17 00:00:00 | 城郭・城下町

(三重県一志郡美杉村上多気・下多気 2005年7月11日)
  
 
 比津…降り立つ駅に到着した。松阪より名松線は、大雨によって運転見合わせや徐行運転をしていたが、この頃には強い陽射しが照りつけるようになっていた。この場所に駅があること自体不思議な感じがする程の風景があった。駅から南進、急な坂を歩き北畠霧山城へと差し掛かる。標高約600m、北畠本拠地を見下ろすこの城は、砦の役目を果たしたところでもある。
 霧山城
            
 隠れ里へ下る。北畠氏の本拠地跡に鎮座する北畠神社に到着した。ひっそりとした人の気配も感じられない空間に朱塗りの社殿。その一角に北畠館が存在した頃に造られた庭園があった。入園料がいるようであり、社務所を訪ねると誰もいない様子。呼び出しボタンを押すと、境内の外から奥さんと思われる人が現れた。そして岩と苔蒸した庭園を眺め、六百年前の形に触れた。帰り、その奥さんに北畠氏のことを尋ねることとした。会話の中で流石歴史的なことは理解されているなと感じた。そこで、家譜に残る我が家の北畠との関わりを尋ねることとした。…詳しいことは主人(宮司)に聞かないと…ということであり、帰り次第調べて頂くこととし、神社を後にした。付近には村の埋蔵文化財センター、ふるさと資料館があり、見学すると殆んどの内容が北畠関連のことであり、この村の北畠による影響度を伺い知ることができた。
          


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