(名古屋鉄道本線二ツ杁駅 名鉄ビルディング管理二ツ杁ビル 愛知県清須市西枇杷島町芳野)
昭和37年(1962)名古屋鉄道がRC造、地上四階、延床面積3839㎡の駅ビルを建設した。一階には系列会社のスーパーマーケット「名鉄ショッピ二ツ杁店」(後の名鉄パレ)が入り、二階から四階は賃貸住宅とした。その後、普通列車以外に準急列車も停車するようになり、昭和62年(1987)に列車を待避させるホームが駅ビルに添うように設けられた。然し、名古屋から数分の距離ながら、名古屋の中心が繁栄するのと反比例して二ツ杁駅ビル店舗及び周辺の商業は、隣地区の須ヶ口駅周辺同様衰退していった。それは、この地が美濃路筋の古くからの住宅地であり、新興住宅が築けなかったことも要因の一つであり、また、名鉄のスーパーマーケット事業も成績が年々芳しくなくなっていったことも挙げられる。平成19年をもって全てのテナント、住宅を停止し、翌年、ビルの解体が始まった。そして前後して、自動改札化により無人駅となり、尚一層閑散とした駅になった。
(解体中の駅ビル)
(解体された駅ビル)
(引退間近の1999年製1600系回送電車待避 二ツ杁駅)
最新の画像[もっと見る]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます