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(鯨ヶ岡 小千国造小千(乎致)命陵 愛媛県今治市馬越 県指定史跡 1982年5月踏査)
今治平野に築かれた全長約150mの前方後円墳である。鯨山はかつて串山と呼ばれていたが、海中に浮かぶ島の形から鯨を連想して名付けられたという。墳丘上には和銅五年(712)勧請の三島神社と、その神護寺として創立した鯨眠山安養寺が築かれている。
天正七年(1579)に書かれた三島大祝越智安任の手記に、「小千御子墓在馬越邑」と周濠の図と共に記されている。
他の説として、独立した丘陵地を利用して築かれた円墳であるとか、出土する埴輪等から小千命の没年時期と合致しないことから、市内近見の相の谷古墳が小千命陵であろうという説が唱えられている。
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