1861年(文久元年)サンタ・ルチーア教会の跡地に開業したヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅は、日に450本の列車が発着し、8万人の乗降客が利用する。ホームは16番線まであり、イタリア国内各地を始め、スイス、ドイツ、オーストリアからの列車も発着する。私はここからFS(トレニタリア:旧イタリア国鉄)ではないNTV社運営のイタロに乗車する。イタリアの鉄道は日本と同じ左側通行であり、ヴェネツィア・ロヴィーゴ・ボローニャ線の1842年完成の複々線鉄道橋を渡ると、イタリア本土側最初の停車駅で、5路線が分岐するヴェネツィア・メストレ駅に差し掛かる。在来線を走るため、暫くは通常の特急程度(160km/h)の速度で走るが、次のパドヴァ駅、ボローニャ駅に停車した後、2009年に開通したボローニャ・フィレンツェ高速線に入ると300km/hの速度で走る。そしてイタリア最長18.7kmのトンネルを越えると、フィレンツェ・サンタマリア・ノヴェッラ駅に到着する。
FS E.464機関車と二階建てヴィヴァルト客車
FS E.464機関車とスイス・ドイツ乗り入れ仕様のETR610
ヴィヴァルト客車とオーストリア連邦鉄道(OBB)の客車
FS E.464機関車とAGV575(イタロ)
ETR500 1次車(フレッチャビアンカ:白い矢)と振り子式のETR600(フレッチャアルジェント:銀の矢)
FS MDVC(中距離中央扉客車)
フェラーリカラー・設計最高速度360km/hのAGV575
自転車マークのあるヴィヴァルト客車
AGC(旭硝子)現地事業所の製品
イタロ車内
ヴェネツィア・サンタ・ルチーアを出発(LRT構想のあるリベルタ橋)
ヴェネツィア・メストレ駅を過ぎ
パドヴァ駅に停車中のETR340 FLIRT(フリルト:低床式車両)
指定席車に配られる飲料とスナック
ボローニャ駅
イタロとフレッチャロッサが停車するフィレンツェ・サンタマリア・ノヴェッラ駅
(関連記事:フィレンツェ)
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