flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

荒屋六地蔵

2017-01-05 00:00:00 | 石のまもり

(愛知県宝飯郡一宮町大木字荒屋 2000年8月17日)
 帯川の堤防の下に欠損した石地蔵がある。これは荒屋墓地の六地蔵である。地蔵は大地の恵みを神格化したインドの神から、釈迦の入滅後、五十六億七千万年の弥勒仏の下生(出現)までの無仏時代に衆生済度を受け持つ菩薩として誕生し、日本では奈良時代から信仰され始めた。その内六地蔵は、地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人道、天道の六道輪廻によって生まれ変わった者を救うとされ、江戸時代から墓地に安置されるようになったものである。

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