手話通訳者のブログ

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手話通訳者の立ち位置/前回の続き

2016-05-01 11:44:01 | 手話
Aさん、頼んでもいないのに、解説してくれた。

(1)手話通訳者として基本をしっかりおさえて、ブレてはいけない。

(2)仮に聴覚障害者がいなくても、講演にはすべて手話通訳者がついているべき。従って、聴覚障害者がどこにいるか、ということには関係なく、立ち位置は講師の横で固定すべき。

(3)もし申請者(聴覚障害者)の近くの席に座って通訳すると、健聴者である他の参加者の迷惑になる(手話が目障り)。申請者も周囲に気を使わなければならない。


30年以上通訳活動を続けている先輩からのご指導には、感謝。
ただ、どうしても気になることがあり、私見を述べさせていただいた。

基本をしっかりおさえること、ブレないこと、それが大切なことは理解しています。
ただ、聴覚障害者の意見・要望を聞くことこそ、最も大切な基本ではないでしょうか。

「違います。ろう者はただのろう者。手話通訳者は専門家として基本を正しく守っていかなければなりません」


ダメだこりゃ・・・
はあ、そうですか、へえへー、わかりやした。
適当に相槌を打っておいた。