手話通訳者のブログ

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ヤングたいし/Kの彼女

2015-01-15 07:01:00 | 日記
大学を卒業後、数年の間、Kは隣町に住んでいた。
Kとは、同じ大学に通っていたろう者の友人である。
会いたくなれば会いに行ける距離だった。
しかし、お互い忙しくて、なかなか会えなかった。

そんなある日、Kからファックスがきた。
(今では携帯メールで気軽に連絡ができるが、当時は携帯電話なんてなかった)


「たいしに紹介したい人がいるんだ。久しぶりに一緒に食事でもしないか?」


ピーンときた。
彼女ができたな。


Kの自宅近くのレストランで待ち合わせ。
先に着いたので、店に入って待っていた。
数分後、自動ドアが開いた。
俺は当時から近眼。
今はメガネをかけているが、当時は近眼のくせにメガネをかけていなかった。

すぐに、Kだとわかった。
後ろに、女性がついてくる。
あー、やっぱり、彼女やな。

二人が近づいてくる。
顔がわかる距離まで近づいて・・・驚いて腰を抜かしそうになった。
Kの彼女、すごい美人である。


「去年まで、ANAで働いていました」


なるほど・・・つい最近までスチュワーデスだったんか・・・道理で、美しいわけだ。


おい、K! すごい美人じゃないか! どうやって知り合った?
「僕の手話講習会に来ていたんだ」
なに!? 受講生に手を出したのか! とんでもないやっちゃなー。
「そんなんじゃないよ!」


「なんだか、たいしさんに、初めて会った気がしません。イメージ通りの方なので・・・K、いつも、たいしさんの話をするんですよ」


声もとてもいい。話し方も穏やかだ。仕事で鍛えられたんやろか・・・


Kは端正な顔立ちで頭もよく、学生の時から、モテた。
実にうらやましい。