小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

七月六日、七日

2017-11-16 | 嘉永四年 辛亥日記
七月六日 

大いに暑い。
喜多村から頼母子の申し出の手紙が来た。
主人は未だに不愉快なので返事は後でと使いを帰す。
伊藤から祝儀に金と肴3を送られた。
安兵衞と熊がきて井戸かえ(さらい?)表と裏で3匁なり。
夕方に浅之助が来て酒を出す。
遠藤へ申し込みくれ候にと頼み置かれたことに返事した。



七月七日 

8時頃出勤する。昨夜、吉田真善方へ太市郎等会で行く。
市川へも出がけに寄った。
盥の桶輪入る。
4時過ぎから昨日申し込まれたことの返事に喜多村へ行く。
栗山から祝儀に百疋くる。
今日は至って静かである。
下条殿は昨日、いつもより機嫌良く木の本あたりの別荘へ行かれたが、途中で道が塞がれてそれから未だに通れないということで主人はお城から帰る途中に見回りに寄ったそうだ。
この頃の暑さはまことに強く、みな暑気あたり。

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